熱くて“エゴい”舞台
『ブルーロック-2nd STAGE-』が開幕！

2018 年から「週刊少年マガジン」に連載中で、累計発行部数2,800 万部を超えたサッカー漫画『ブルーロック』。テレビアニメ化もされた大人気漫画の舞台版が昨年初演された。その第2弾である舞台『ブルーロック-2nd STAGE-』が開幕。1月18日から21日までの京都公演を大盛況に終え、1月25日(木)から31日(水)まで、ヒューリックホール東京にて上演される。(1月25日(木)14時公演は中止)。京都公演開幕前に行われた囲み取材で、潔世一役の竹中凌平、蜂楽廻役の佐藤信長、凪 誠士郎役の佐藤たかみち、糸師凛役の長田光平が意気込みを語った。

自分のミスによって全国大会の道を断たれた高校生のフォワード潔世一に、日本をW杯優勝に導くストライカーを育てるフォワードの育成寮・ブルーロックから招待状が届く。「日本に必要なのはエゴイズムにあふれるストライカーだ」と言い切るコーチの元で、全国から集まった高校生300人が生き残りをかけて闘う物語。第2弾では3人1組でチームを作り、争いの火ぶたが切って落とされる。個性的で才能豊かなストライカーの中で、チームプレーをしつつ、どう勝ち抜いていくかが鍵だ。

潔役の竹中凌平は「第1弾は0から1を作る意味で大変でしたが、第2弾は新しいキャラクターも出てきて、重要なシーンもたくさんある。前作を超えられる作品になったと思います」と自信を見せる。今回、初出演でトップストライカー・糸師凛役の長田光平は「めちゃくちゃ緊張していますが、早くチームの一員になりたい。内容はもちろん、熱量とスピード感を意識していて、そこをお客さまに届けられたら」と意気込む。

潔と共に闘う蜂楽廻役の佐藤信長は、「僕もスポーツをやっていたのですが、上には上がいる。廻は（想像上の）怪物が友達で、それが最高の形だと信じていたけれど、今回怪物と決別する。今、やれることがベストだと思いつつ、さらに上を求める姿勢を感じてもらいたい」と熱を込めた。天才ストライカー・凪 誠士郎役の佐藤たかみちは、「前回よりも熱くて"エゴい"ステージになるように頑張りたい。今回は凪をはじめ、キャラクターたちが変化していく姿に注目してほしい」と熱く語る。

個人技を極めるだけではなく、キャラクターたちが相手の裏をかき頭脳戦にも持ち込む姿が、ゲームを見ているかのように展開していく。キャストはフットサルで練習をしたり、サッカーがプロレベルだったアンサンブルからボールの蹴り方やボールを蹴っていない時のフィールド上でのふるまいまで教わったりして研究を重ねてきた。「ビューチェンジ」という、演者が動いてフィールドの方向を変えていくという見せ方にも注目だ。

竹中は「勝つ人がいれば負ける人もいて、挫折して終わる人、そこから這い上がって成長する人もいる。僕もスポーツをやっていて、大事な試合で負けると人生終わったと思っていましたが、今はいい経験だったなと。ブルーロックのテーマであるエゴはもちろん、今、壁にぶち当たっている人に届くものがあると思います！」と思いを込めた。

当日券等の問合せは、公演事務局まで。

取材・文／米満ゆう子

（2024年1月25日更新）