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小曽根真が挑む、ピアノ×ダンスで紡ぐ演劇舞台

世界的ジャズピアニストの小曽根真が新たに挑む舞台『ある都市の死』。2002年に映画公開され高い評価を得た『戦場のピアニスト』を題材に、ピアノの生演奏と言葉とダンスで表現する斬新な舞台だ。物語の舞台は1939年。第二次世界大戦を生き抜いたポーランドのピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンの人生を、彼を救ったドイツ国軍将校・ホーゼンフェルト、シュピルマンの息子・クリストファーの3人で描く。

小曽根は全音楽を担当、シュピルマンとしても出演し、ピアノ演奏する。登場人物3名を演じ分け、芝居と身体表現でみせるのは世界的ダンスパフォーマンスグループs**t kingz(シットキングス)のメンバー、持田将史(Shoji)と小栗基裕(Oguri)。俳優としても活動の幅を広げているふたりと小曽根がコラボし、作品世界を作り上げる。海外公演の多い小曽根が来阪、意気込みを語った。

「ワクワクとドキドキとハラハラと、えらいこっちゃ~!って思いながら(笑)。今までやったことがないこと、できるかどうかわからないことってなると燃える性格なんですよ」。小曽根は新たな挑戦を楽しんでいるよう。以前、持田と小栗は「一音鳴らすだけで世界が見えるすごいピアニスト。憧れです」と話していた。ふたりの感性やダンスに触れ「ふたりはホンモノやな、と思ってうれしくて」と、互いに刺激し合う最強のタッグだ。

小曽根がシュピルマンとして演奏するのは、彼が作曲した曲とショパンの「ノクターン第20番 嬰ハ短調『遺作』」、そのほかは持田・小栗のダンスパフォーマンスに合わせて演奏する。「僕が弾く彼の曲という演奏をできたらと思っています。あとは、その日に生まれてくる曲を使って展開させていく。だから2曲以外は全部即興のようなものです」。持田と小栗の発するセリフのトーンやエネルギーを感じ、観客のエネルギーをも取り込んでの演奏。その音に呼応してふたりも踊る。「その化学反応を自分の中で感じつつ、音を紡いでいけたら」。まるでジャズのセッションのような舞台だ。そこから見える景色は「見たこともないワルシャワの街が見れるといいですよね。そして、自分がここに生きているという奇跡を、自分がこの世界を作っているひとりなんだということを、皆さんに届くようにエネルギーを出すので、何かを感じてもらえたらうれしい。それはきっと、ファンの方たちもこれまで聴いたことのない音色で、おそらくまた新しい小曽根真を観ていただけるんじゃないかなと思っています」。

取材・文:高橋晴代




(2023年12月 6日更新)


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『ある都市の死』

【東京公演】

▼12月6日(水)~10日(日)
草月ホール

Pick Up!!

【大阪公演】

チケット発売中 Pコード:522-409
▼12月12日(火)19:00
▼12月13日(水)14:00/18:30
サンケイホールブリーゼ
全席指定-11000円 U-22チケット-6500円(22歳以下対象/当日座席引換券/要身分証明書)
[出演]持田将史/小栗基裕/小曽根真
[演出]瀬戸山美咲
[音楽]小曽根真
※未就学児童は入場不可(小学生以上チケットが必要)。U-22チケットはご観劇日に22歳以下のお客様が対象のお席になります。座席は後方のお席になります。座席によっては見えにくい場合がございます。公演当日に年齢の確認できる身分証明書をご持参ください。期限切れの身分証明書、または身分証明書をお忘れの場合、差額を頂戴いたします。公演当日開場時間より、【当日引換受付】にて座席指定券とお引換いたします。2名以上は並びの席が用意できない場合があります。予めご了承ください。
※12/12(火)19:00公演終了後、キャスト・演出家による特別座談会開催。
[問]キョードーインフォメーション■0570-200-888

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