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岡崎彪太郎を迎え、関西弁で贈る笑いと涙の感動作

コロナ禍の2021年、関西で1回だけの上演となった『一富士茄子牛焦げルギー』。昨年、キャストを替え、小柴陸、橋本さとし、羽野晶紀で再演された。そして今年、続投の橋本と羽野に、Lilかんさい(リトルかんさい)の岡崎彪太郎を新たに迎え3度目の登場だ。原作は明石在住の画家・絵本作家のたなかしん。物語は元旦。オーブントースターで餅を焼く"ぼく"から始まる。「餅が焦げへんようにしてください」。"おとん"が初夢の中で富士山に頼んだしょうもない願いが叶った!? そして富士山は、もうひとつ願いを叶えてくれるという...。"ぼく"と"おとん"と"おかん"、3人の家族の物語を、絵と音楽と関西弁の朗読で描く新形態の舞台リーディングアクト。岡崎と演出の河原雅彦が意気込みを語った。

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居間と寝室の舞台セットの中、俳優3人が台本を手に家族を演じ、時に語り部や"ぼく"の親友となって物語を紡ぐ。座って本を読むというイメージを超えた、観る朗読劇、リーディングアクト。関西弁で演じる80分の物語は、たなかの素朴な絵と情感あるピアノ音楽と共に客席を温かな空気で満たし、好評を得た。今回、岡崎はグループ外の舞台に初出演。「緊張と共に、得られるものも大きいとワクワクする気持ちでいっぱいです。でも、今回初めてのことばかりなので、すごく頑張らないと」。先輩の後を継いでの初参加。19歳の今、15歳の"ぼく"を演じる。「"ぼく"役には、自分の経験していないことがたくさんありますし、先輩と比較されるプレッシャーも感じながら、役を自分のものにできたら。素晴らしい役者のおふたりと共演させていただくので、置いていかれないようにしないと。15歳なので、まず髪色を落ち着いた感じにしたいです」。ファンへは「今回で明らかに成長したなと思ってもらえるように。そして、みなさんに名前と顔を覚えていただけたらうれしいです」と初々しい意気込み。

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演出の河原は作品の魅力を「関西を舞台にした、とても楽しい掛け合いが多い家族愛にあふれるお話です。でも、実はこれ重い話なんですよね。重さを内包している分、明るさが逆に切なさになったり。あと、ファンタジーみたいな物語の転び方をするのも、この作品のとてもおもしろいところ。絵本作家のたなかさんのオリジナリティが存分に発揮されています」と語る。「すごく素敵なお話で、時間もコンパクトで観やすく、俳優さんの魅力も存分に出せる作品なので、朗読劇と身構えずに気軽に来てくれたら、楽しい、ほんわか心が温まる年越しを迎えられるんじゃないかと思います」(河原)。

岡崎彪太郎の「崎」はたつさき。

取材・文:高橋晴代 




(2023年12月 8日更新)


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左より岡崎彪太郎、河原雅彦

リーディングアクト「一富士茄子牛焦げルギー」2023年上演版

Pick Up!!

【大阪公演】

チケット発売中 Pコード:522-887
▼12月21日(木)18:00
▼12月22日(金)18:00
▼12月23日(土)12:00/16:00
▼12月24日(日)12:00
松下IMPホール
全席指定-7500円 
[原作]たなかしん
[演出]河原雅彦
[脚本]野上絹代
[音楽]瓜生明希葉
[出演]岡崎彪太郎/羽野晶紀/橋本さとし
※未就学児童は入場不可。車いす席をご利用のお客様はチケットをご購入の上、事前にお問い合わせ先にご連絡ください。公演中止の場合を除き、チケットの払い戻しはいたしません。ご来場前に必ずオフィシャルサイトにてご観劇前に際してのお願いをご確認ください。
※販売期間中は専用URL(https://w.pia.jp/t/1fuji2023/)にて受付。店頭での直接販売はなし。1人1公演4枚まで。チケットは12/7(木)10:00より引取が可能となります。
[問]キョードーインフォメーション■0570-200-888

【東京公演】

▼12月26日(火)~28日(木)
草月ホール

公式サイト
https://www.ricomotion.com/1fuji2023/

注釈付指定席チケット受付中!

【受付期間】
12月8日(金)12:00~12月13日(水)23:59
【受付席種】
注釈付き指定席-7500円

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