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もみじが似合う秋の南座でOSKのレビューを上演!

昨年創立100周年を迎えたOSK日本歌劇団が、70分間ノンストップの、レビュー in Kyoto『Go to the future~京都から未来へ!~』を南座で上演する。公演に向けて、トップスター・楊琳(やん・りん)をはじめ、娘役トップスター・舞美りらと千咲えみ、華月奏(はなづき・そう)、翼和希(つばさ・かずき)が意気込みを語った。

本作は今年2月に公演した『春のおどり』の第2部『未来への扉~Go to the future~』に、平安時代から戦国時代、幕末と日本の歴史、偉人たちからインスピレーションを受けた新たな場面を加え、パワーアップさせるという。楊は「メンバーを一新し、新作を作る気持ちで挑みたい」と語り、舞美は「平安時代の女性を演じますが、光源氏への思いが伝わるように歌や芝居で表現したい。レビューではそこからガラリと雰囲気を変え、未来へ向かう姿をお見せできたら」とコメント。千咲は「洋物のショーの中に、ここまで和物が入るのは初めて。日本の雅な美しさを見ていただければ」と続け、華月は「『春のおどり』では、大阪と東京の地にちなんだラップがあった。今回は京都でどんな歌詞になるのか楽しみです」と期待を寄せた。

また、現在NHK連続テレビ小説『ブギウギ』に出演し注目を集めている翼は、「OSKを知ってもらうきっかけになっているのがうれしくて。『ブギウギ』は100年前の大正末期から昭和初期を描いていますが、その100年後の令和の時代にOSKは受け継がれ、DNAとして息づいている。魂や志をお客さまには肌で感じ取ってほしいです」と熱を込める。「私はドラマを見ていて、『この人、知らない人?』と思ってしまうぐらいの演技で、先輩としてはすごくうれしい。ドラマを見た方にOSKは素晴らしい劇団で、一回観たらはまって抜け出せないよと思ってもらえるように頑張ります」と楊。

改めてOSKの魅力を問われると、楊は「ドラマの中で"強く、逞しく、泥臭く、そしてあでやかに"と言っている通り、ただきれいなだけではなくOSKはたくましさがある。雑草魂ともよく言われます」と笑う。翼は「エネルギーの熱さと情熱というのが、初めてOSKを観劇した時の印象。初めは松竹楽劇部の団員が映画と映画の合間に洋舞を披露していて、そこから単独公演を目指し、OSKとなり大きくなった。そんなバックグラウンドや歴史を知った上でOSKをご覧いただくと、より好きになってもらえるのでは」と力を込めた。

秋の南座といえば、「芸舞妓が総見し、その髪飾りや着物で客席は一層華やかになる」と楊。京都出身の舞美は「もみじと南座は本当によく似合う。これから寒くなりますが、ほっこりした気持ちで帰っていただきたい」と呼びかけた。

取材・文/米満ゆう子




(2023年11月10日更新)


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左から、翼和希,千咲えみ,楊琳,舞美りら,華月奏

OSK日本歌劇団 レビュー in Kyoto『Go to the future ~京都(みやこ)から未来へ!~』

▼11月11日(土)11:00/14:00/17:00
▼11月12日(日)~19日(日)11:00/14:00
※11/14(火)休演。※11/18(土)17:00貸切。
南座
一等席-6500円(1・2階) 二等席-3500円(3階)
[出演]楊琳/舞美りら/千咲えみ/華月奏/実花もも/翼和希/天輝レオ/壱弥ゆう/椿りょう/唯城ありす/他
※日時・席種により取り扱いのない場合あり。4歳以上は有料。本公演チケットを「チケット不正転売禁止法」の対象となる「特定興行入場券」として販売いたします。興行主の同意のない有償譲渡は禁止いたします。お申込み、ご購入いただくチケットにはお申し込み時のお名前が印字されます。

【終演後、アフタートークあり】
▼11/12(日)14:00 楊琳、華月奏、翼和希
▼11/13(月)14:00 天輝レオ、壱弥ゆう、椿りょう、唯城ありす
▼11/15(水)14:00 楊琳/桐生麻耶(特別ゲスト)
▼11/17(金)14:00 舞美りら、千咲えみ、実花もも

[問]南座■075-561-1155

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