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葵わかなが『アナスタシア』大阪初演で
燃えたぎる思い

ブロードウェイで上演されたミュージカル『アナスタシア』の日本版が、東京公演を経ていよいよ大阪で開幕する。2020年に上演したものの、コロナ禍で全52回の公演は14回で中止となり、大阪公演はかなわなかった。木下晴香とのダブルキャストで主人公・アーニャを務める葵わかなは「今回こそはと燃えたぎるような気持ち」と思いを語った。

同名アニメ映画を原作に、20世紀初頭の帝政末期のロシアで、記憶を失ったアーニャが自分の過去を取り戻していく物語。「記憶喪失という状態なので、彼女の抱えているものは計り知れないほど大きい。一方ですごくいたずら心があってチャーミング。荒ぶっているところもあるけど、ついつい許せちゃうみたいなキャラクターにできれば。また、アーニャはしっかりした芯を持っている女性。私も自分の考えや意見は明確に持っているほうなので、そこは似ているかなと思います」。台本にはアーニャの年齢設定がないという。「私は自身と同じ年齢として演じていて、初演の時は22歳で今は25歳。記憶を失った時間が3年長くなったと思うと、自分に重ね合わせて前回より深刻に感じますし、成長もしている。アーニャの抱えているものが3年分大きくなった気がします」。

ミュージカル作品の他、テレビ番組などでも歌う機会が増えた。「ストレートプレイも経験して、発声が自分の体感で出ていると感じる。ボイストレーナーの方にも『前回と声が違うね』と言われ、少しは喉の筋肉が育っているのかなと思います。今回の楽曲は体力と心を強く持っていないと歌いきれないような大ナンバーが多くて大変ですが、キャラクターがより愛おしくなるような曲ばかり。楽しみにしていただけたら」と声を弾ませる。

本作は、LEDを使った映像や豪華絢爛なセットなどブロードウェイと同じ演出で上演される。初演時には演出家をはじめ、舞台装置、衣装などにかかわる大勢の海外スタッフが来日した。「今まで経験したことがないほど熱くてパッションのある現場でした。今回は演出助手の方が来日し、その方も負けず劣らず熱いので、ものすごく刺激を受けています」と葵。さらなる成長で、日本のミュージカル界を担う存在になってくれそうだ。

取材・文:米満ゆう子




(2023年10月 6日更新)


Check

ミュージカル『アナスタシア』

【東京公演】

▼10月7日(土)まで上演中
東急シアターオーブ


Pick Up!!

【大阪公演】

チケット発売中 Pコード:519-007
▼10月19日(木)~31日(火)
梅田芸術劇場メインホール
S席-14000円 A席-9500円 B席-5500円 
ロイヤルシート(R席)-16000円(非売品オリジナルグッズ付・1階10列目までのセンターブロック) 
前方サイド注釈付S席-14000円 注釈付S席-14000円 
注釈付B席-5500円
U-25当日引換券-8000円(10/19(木)・24(火)各日18時公演限定、当日要身分証) 
【脚本】テレンス・マクナリー 【音楽】ステファン・フラハティ
【作詞】リン・アレンス 【振付】ペギー・ヒッキー
【演出】ダルコ・トレスニャク
【出演】葵わかな・木下晴香
    海宝直人・相葉裕樹・内海啓貴
    堂珍嘉邦 (CHEMISTRY)・田代万里生
    大澄賢也・石川 禅/朝海ひかる・マルシア・堀内敬子
    麻実れい ほか
※4歳以上入場可(チケットが必要になります)。膝上でのご観劇はできません。
※一部Wキャスト・トリプルキャスト・役替わりあり。
※本公演チケットを「チケット不正転売禁止法」の対象となる「特定興行入場券」として販売致します。興行主の同意のない有償譲渡は禁止されています。
[問]梅田芸術劇場■06-6377-3800