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「強さを出したい」
はいだしょうこ『スクールオブロック』を語る

宝塚歌劇団、『おかあさんといっしょ』のうたのおねえさんを経て、現在歌手・俳優として幅広く活動するはいだしょうこ。ふんわりとした雰囲気が魅力の彼女が、ミュージカル『スクールオブロック』で、バリバリのロックの世界に飛び込む。

本作は、ジャック・ブラック主演の同名映画を、『オペラ座の怪人』等で知られるアンドリュー・ロイド=ウェバー作曲でミュージカル化したもので、今回が日本初上演。友人に成り代わって名門小学校の教師になったロックミュージシャン・デューイが、生徒たちとバンドを組んだことで、ともに成長していく姿を見せていく。

まずは「クラシックを聴く環境で育った私も、この作品の楽曲を聴いたら、自然と身体がリズムを取っていたり、心が動かされたりします」と、ロイド・ウェバーの多彩な楽曲に魅了されたそう。物語も「子どもたちがロックを通じて成長していく姿はもちろん、それによって大人も心を動かされ、成長して、忘れかけていたものを取り戻していく所に、胸を打たれました」と語る。

はいだが演じるのは、デューイの友人の彼女・パティ。人間的にだらしないデューイを攻撃して、この物語のきっかけを作るキーパーソンだ。「デューイとのバトルではパワー全開!! その中でも、パティの少しキュートな部分も出せたら」と抱負を語る。

デューイ役のふたりについては、西川貴教とは初共演だが、柿澤勇人は自身のYouTubeチャンネルで共演するほど、気心のしれた仲。「西川さんは、TVで拝見しても明るい方でいらっしゃるので、みんなをパワフルに引っ張ってくれそう。柿澤さんは繊細な部分をお持ちなので、パワフルな中にそういう部分も見え隠れするかな。私も、お芝居するのが楽しみです」と、それぞれのデューイ像を予想する。

とはいえ本作の一番の見どころとなるのは、子どもたちが実際に演奏するバンドバトル。はいだも「正面から聴きたいぐらい楽しみ(笑)」と期待を高めているが、一方で「(2020年に)コロナで一度中止になって、そこからメンバーがまた新しくなりました。出られなかった子どもたちの思いも背負って、舞台に立てたらと思います」と優しさを見せた。

最後にはいだは「子どもは、大人の考えや周りの環境にまどわされずに、自分の本当の気持ちを大事にすることの大事さを知り、大人も『大人だから』と、そっとフタをしていた部分を開けることができるかも?! 明日への活力やパワーを感じていただけると思いますので、ぜひ観にいらしてください!!」とアピールした。東京公演は8月17日(木)から9月18日(月・祝)まで、東京建物Brillia HALL、大阪公演は9月23日(土・祝)から10月1日(日)まで、新歌舞伎座にて。東京公演のチケットは発売中、大阪公演は7月23日(日)一般発売。

取材・文:吉永美和子




(2023年7月13日更新)


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ミュージカル『スクールオブロック』

7月23日(日)一般発売 Pコード:519-547
▼9月23日(土・祝)17:30
▼9月24日(日)12:30/17:30
▼9月25日(月)12:30
▼9月26日(火)休演
▼9月27日(水)12:30
▼9月28日(木)休演
▼9月29日(金)12:30
▼9月30日(土)12:30/17:30
▼10月1日(日)12:30
新歌舞伎座
S席-13500円 A席-9500円 特別席-15000円 
[音楽]アンドリュー・ロイド=ウェバー
[脚本]ジュリアン・フェロウズ
[歌詞]グレン・スレイター
[日本版演出・上演台本]鴻上尚史
[出演]西川貴教・柿澤勇人(Wキャスト)/濱田めぐみ/梶裕貴・太田基裕(Wキャスト)/はいだしょうこ・宮澤佐江(Wキャスト)/他
※未就学児童は入場不可。出演者・スケジュールは予定のため変更の可能性有。公演中止の場合を除き、他日への変更・払戻不可。

[アフタートーク]
9月24日 17:30 登壇者:柿澤勇人/濱田めぐみ
9月25日 12:30 登壇者:太田基裕/宮澤佐江
9月27日 12:30 登壇者:西川貴教/梶裕貴/はいだしょうこ

[問]新歌舞伎座テレホン予約センター■06-7730-2222

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