舞台『ブルーロック』に出演する
竹中凌平、佐藤信長がパナスタで“必勝宣言”
「もし舞台から落ちたとしても楽しみたい」

『週刊少年マガジン』(講談社)で連載中の大人気漫画を舞台化した『ブルーロック』が5月4日(木･祝)に大阪・サンケイホールブリーゼで開幕する。同作は、日本をW杯優勝へと導くストライカーを育てるプロジェクト「ブルーロック(青い監獄)」に集められた300人の高校生たちの運命を描く、デスゲーム的なサッカードラマ。

4月9日には、挫折から這い上がるために「ブルーロック」へ参加した潔世一(いさぎよいち)を演じる竹中凌平、自由奔放でありながらサッカーセンス抜群の蜂楽廻(ばちらめぐる)に扮する佐藤信長が、パナソニックスタジアム吹田でおこなわれたガンバ大阪対川崎フロンターレの試合前にトークショーを実施。「稽古場でもボールが行きかっていて、常にボールに触れています」(竹中)、「アンサンブルのキャストに高校で(サッカーの)全国制覇を果たしたメンバーがいるので、なにかあればアドバイスを聞いています」(佐藤)と稽古の様子を明かしたほか、試合のハーフタイム中にはビジョンに登場して「試合のシーンでは絶対に盛り上がるので、期待してください」(竹中)、「"あのシーン"を目の前でやるという、生身のところを楽しみにしてほしいです」(佐藤)と注目のポイントを話した。
同日には記者会見もひらかれ、『ブルーロック』の出演オファーを受けたときについて、竹中は「単純に嬉しかったです。サッカーを経験してこなかったので『大丈夫かな』というのはありましたが、でもやる気の方が強かったです。原作は連載中でずっとおもしろいので、この舞台も長く続くようになってほしい」、佐藤は「蜂楽廻はトリッキーな役なので『僕で大丈夫なのかな』という不安はありましたが、稽古が始まってからは『やってやるぞ』という気持ちになりました」とそれぞれ本番に向けて気合十分。

また演じる上で心掛けている点に関しては、竹中は「スポーツ漫画が原作なので、熱量を持っていきたい。あとメッセージ性が強いので、そういうところを真っ直ぐに伝えていきたいです」、佐藤は「舞台上でサッカーボールを使うシーンがあったとして、もし舞台から落ちるなどハプニングがあっても楽しみたいです」とテンションを高めに保ちながら臨みたいと口にした。

ちなみにふたりは2018年の舞台『男はつらくないよ？』で共演しているが、当時はそれほど接点がなかったそうで、竹中は「(佐藤とは)5年前はほとんど絡みがなかったんです。だから初めて知る部分もたくさんあります。稽古に対して真面目で、真摯に取り組んでいる人。すごく努力をしている」と感心すれば、佐藤も竹中の印象について「年上に見えなくて。そういえば5年前も年下だと思っていたんです。当時も『え、年上なんだ？』とやり取りをしていました。今年30歳だっけ？　見えないよね、24歳くらいだと思った」と話してお互い笑い合っていた。

同作の"開幕戦"は、5月4日の大阪公演。佐藤は「最初が大事。大阪でめちゃくちゃ良い評判を立ててから、東京に持って帰りたい」と意気込めば、竹中はこの日のガンバ大阪対川崎フロンターレの試合の話もまじえながら「選手、サポーターのみなさまから学んだ熱さをインプットして、稽古に生かしていきたい」と力を入れて語った。

公演は5月4日(木･祝)から7日(日)まで大阪･サンケイホールブリーゼ、5月11日(木)から14日(日)まで東京･サンシャイン劇場にて。チケット発売中。

（2023年5月 1日更新）