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浦井健治が王位に翻弄される伝説のアーサー王に!

誰もが知る伝説のアーサー王を描くミュージカル『キングアーサー』が2023年に上演される。アーサー役の浦井健治が取材会で作品について話した。

本作はイギリス・ケルトに伝わる伝説を『1789 -バスティーユの恋人たち-』で知られるフランスの作曲家、ドーヴ・アチアがフレンチロックをベースに手掛け、2015年にパリで初演。「楽曲がすごくキラキラしていて歌いごたえのある曲ばかりです。『エリザベート』のルドルフが歌うナンバー以上に高音が多く、大変だと思いますが、やりきって味方につければ、すごくカッコよくて今までにない新鮮な作品になると思います」と意気込む。

王の血筋を引くことを知らずに育ったアーサー。「我々も共感できるような普通の青年が、聖剣エクスカリバーを引き抜くという運命を背負ってしまった。実はそれは十字架で、王として君臨するのですが、裏では人間の憎悪や狂気が渦巻くんです」と解説する。アーサーとの共通点については、「平凡な青年がエクスカリバーを引き抜いたがゆえに王になる。ミュージカルはほとんど見たことのなかった僕が、小池修一郎さんに引き抜かれ(笑)、『エリザベート』に出演させていただいた。えらそうに聞こえたら困るのですが(笑)、すごくリンクしているかなと思います」と少し恥ずかしそうに言う。

urai221209-2.jpg浦井は『ヘンリー五世』『王家の紋章』など王を演じることが多い。「井上芳雄さんを筆頭に、かつてミュージカル界のプリンスと呼ばれていた人がキング(の役をやるよう)になった(笑)」と茶目っ気たっぷりに言いつつも、「光栄ですが責任がある。後輩たちにしっかりと背中を見せていきたい」と気を引き締める。また、「王冠をつけるとそれに翻弄され、無意味だなと思うぐらい、追い込まれるのが王。人生は一筋縄ではいかないという教訓ではないけれど、人間の運命とは何なのだろうと。そこをアーサーで体現していけたらと思います」と語る。

演出は本作の韓国版も手掛ける韓国人のオ・ルピナ。「殺陣やアクロバット、ダンスもありのショーアップされた作品ですが、オ・ルピナさんは人間の機微を描き、お芝居をしっかりと紡がれると思います。双方から楽しめるような作品に仕上げていきたい。新しい年に明るく元気になっていただけるように頑張ります!」。

公演は1月12日(木)から2月5日(日)の東京・新国立劇場 中劇場を皮切りに、群馬、兵庫、愛知を巡演。兵庫公演は2月24日(金)から26日(日)まで兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホールにて。チケットは12月17日(土)一般発売。

取材・文:米満ゆう子




(2022年12月15日更新)


Check

ミュージカル『キングアーサー』

【東京公演】
▼1月12日(木)~2月5日(日)
新国立劇場 中劇場

【群馬公演】
▼2月11日(土・祝)・12日(日)
高崎芸術劇場 大劇場

Pick Up!!

【兵庫公演】

12月17日(土)一般発売 Pコード:514-585

▼2月24日(金)18:00
▼2月25日(土)12:30/17:30
▼2月26日(日)12:30
兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール
S席-14000円 A席-9500円 B席-5500円
[日本版台本・演出]オ・ルピナ
[翻訳・訳詞]高橋亜子
[出演]アーサー:浦井健治
メレアガン:伊礼彼方/加藤和樹(Wキャスト/五十音順)
ランスロット:太田基裕/平間壮一(Wキャスト/五十音順)
グィネヴィア:小南満佑子/宮澤佐江(Wキャスト/五十音順)
ガウェイン:小林亮太
ケイ:東山光明
マーリン:石川禅
モルガン:安蘭けい /他
※未就学児童は入場不可。
[問]梅田芸術劇場■06-6377-3800

【愛知公演】
▼3月4日(土)・5日(日)
刈谷市総合文化センターアイリス 大ホール

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