鈴木福、土屋炎伽、千葉涼平があのダンスに初挑戦
ボールルームダンス(=社交ダンス)と演劇を融合させ、新たなエンターテインメントの形を提案する「舞台FOCUS」。その第4弾『イッツショータイム!!』が、8月21日(土)・22日(日)に東京・日経ホールで、10月30日(土)・31日(日)に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで上演される。その開幕を前にオンライン記者発表が行われ、振付・監修の大竹辰郎、脚本・構成・演出の大西大輔、そしてキャストの鈴木福、土屋炎伽、千葉涼平が登壇した。
会見の冒頭に登場したのは、フォーマルなボールルームダンスの衣裳に身を包んだ3人のキャスト。それぞれの相手役も現れ、華麗なるステップを披露した。3人はこの前日に初めてレッスンを受けたとのことだが、ストリートダンスやチアリーダーなどの素養があるためか、初心者とは思えないステップさばきで、公演に対する期待度をグッと高めてくれた。
作品の舞台となるのは、寂れた商店街にある小さなダンスホール。そのホールを営む神保原家の三姉妹と、彼女たちを取り巻く会社の同僚やライバル、さらに商店街の再開発とホールの買収計画などが絡み、物語は展開していく。
それぞれの役どころについて鈴木は、「不良です」とニヤリ。続けて、「稽古がこれからなので、少しずつ台本や役と向き合っていきたいです」と抱負を語る。土屋は「私は三姉妹の長女・操のかつてのライバルで、彼女も全国大会で優勝をしてきたようなパフォーマー。なのでそういった部分でも、しっかり見せ切れるようなお芝居が出来たらと思います」と目を輝かせる。千葉は「僕は三姉妹の次女・希の会社の後輩で、彼女をすごく敬愛している男。彼女のために力を尽くす一方、八方美人なところもある役どころです」と分析する。
千葉といえばw-inds.のメンバーで、ストリートダンスの卓越した腕前の持ち主。そんな千葉は初のボールルームダンス挑戦に向け、「真逆のジャンルにチャレンジさせていただくことで、なにか今後のパフォーマンスのプラスになれば」と期待を寄せる。また土屋は、妹の太鳳と弟の神葉に今回のオファーについて話した際、「『私が出たい!』『僕が出たい!』って(笑)。『こういう作品に挑戦出来るなんて素晴らしいと思うよ』と言われました」と明かし、妹弟の存在が、出演の後押しになったと語る。同じく4人の兄弟全員が芸能活動をしている鈴木は、「やっと妹(=夢)を上回れるジャンルが出来そうです」と、嬉しそうに笑った。
東京公演のチケットは、7月17日(土)一般発売。チケットぴあでは7月8日(木)11:00まで最速先行受付中。
取材・文:野上瑠美子
(2021年7月 7日更新)
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