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三遊亭白鳥の長編落語を
柳家三三が五か月連続で口演

全10話からなる三遊亭白鳥作の「任侠流れの豚次伝」を柳家三三が五か月連続で披露する。大阪は8月9日(木)から大阪・ナレッジシアターでスタート。埼玉県秩父の養豚場で生まれた子ブタの豚次が、出会いや別れ、戦い、そして友情に支えられ、おのれの運命を切り開きながら任侠の道を生きていく。流れ着くのは香川・金毘羅。秩父から金毘羅までを縞の合羽に三度笠で旅をする、任侠・豚次の壮大な成長物語だ。
 
昨年、大阪、名古屋、福岡で初の6か月間連続独演会を行った三三は、一話完結ではない、続き物の落語の楽しみ方を提供することができたという。「今年は続き物でも違うパターンを。三遊亭白鳥師匠の新作落語で、一言でいえば豚が男を磨く物語です」。
 
毎月1回、二話ずつ口演。一話だけでも、途中からでも楽しめる内容になっているが、毎回、あらすじや相関図を記した自作のパンフレットも用意し、噺の世界へといざなう。「登場するのは動物だけですが、キャラクターが多彩なので、各回とも飽きずに見ていただけると思います。任侠ものなので闘うシーンもあるのですが、ブタ対サルとか、ブタ対ネコとか。ブー!とかキー!とか呻いているだけの時間もあって、どんな感じか想像していただけるとさらに面白いと思います」。
 
作者の三遊亭白鳥は創作落語の名手でもある。その魅力を問うと、「設定はハチャメチャですが、物語が実に緻密にできていて、セリフも無駄なものがないんです。出てきた要素を全部、回収していきます。演じていても“ああ、なるほど”と。笑いの要素も多いです」と三三。一方の白鳥は「三三が演じると物語の形が整う」と話しているようで、白鳥が生んだ物語を三三が成長させると、その様はまるでカッコウの托卵だと笑う。
 
「白鳥師匠の落語は味付けが濃いですし、朝昼晩と濃厚なラーメンを食べるような感じですが、そこも楽しんでいただけたら。落語会の醍醐味はお客様が笑ったり、手を叩いたりして生まれる空間があることです。お客様のリアクションによって次にどう表現しようか変わってくる。この連続独演会も毎回違ったライブになることを楽しみにしています」と三三。「任侠流れの豚次伝」は12月まで続く。

取材・文:岩本和子



(2018年8月 8日更新)


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柳家三三

またたびさんざ 柳家三三 四都市 五ヶ月連続独演会 三遊亭白鳥作 『任侠流れの豚次伝』

【8月公演】
当日引換券発売中 Pコード:485-383
▼8月9日(木) 19:00
グランフロント大阪 北館4F ナレッジシアター
当日引換券-3500円
[出演]柳家三三
※未就学児童は入場不可。五ヶ月通し券は9/10(月)(Pコード:485-385)、10/10(水)(Pコード:485-386)、11/21(水)(Pコード:485-388)、12/11(火)(Pコード:485-389)との通し券、公演当日会場にて座席指定券と引換え。
※チケットは、インターネット、店頭にて販売。電話での受付はなし。公演当日会場にて開場時間より座席指定券と引換え。2名以上は、並びの席が用意できない場合あり。座席位置の選択不可。チケットは1人4枚まで。
[問]サンライズプロモーション東京■0570-00-3337

【9月公演】
チケット発売中 Pコード:485-385
▼9月10日(月) 19:00
【10月公演】
チケット発売中 Pコード:485-386
▼10月10日(水) 19:00
【11月公演】
8月11日(土・祝)一般発売 Pコード:485-388
▼11月21日(水) 19:00
【12月公演】
9月8日(土)一般発売 Pコード:485-389
▼12月11日(火) 19:00

グランフロント大阪 北館4F ナレッジシアター
全席指定-3500円
[出演]柳家三三
※未就学児童は入場不可。他に五ヶ月通し券あり、Pコード:485-383参照。
[問]サンライズプロモーション東京■0570-00-3337

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