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脳みそフル回転で観る
観客参加型の演劇×謎解きゲーム
話題の『人狼 ザ・ライブプレイングシアター』が
大阪で開幕!

言葉を尽くして頭脳戦を繰り広げる話題のパーティーゲーム『人狼』。そのゲームを13人の役者が舞台上で行い、千変万化のアドリブストーリーを繰り広げる『人狼 ザ・ライブプレイングシアター』の初の大阪公演が7月23日、日本橋・インディペンデントシアター2ndにて開幕した。
 
舞台に登場するのは、ある村に住む13人の人間たち。その中には人間を殺し、村を滅ぼそうとする3人の“人狼”が潜んでおり、人狼は毎晩ひとりずつ村人を襲う。しかし、人狼と人間を区別する手段がないため、村人は昼間に全員で話し合い、多数決で最も怪しい者をひとりずつ処刑していく。最後に残るのは人狼か人間か…?という設定だ。
 
脚本はオープニング以外まったく用意されていない、完全なるアドリブ芝居。開演直前に6種類13枚のカードを役者たちが引き、カードに示された役割に従って、人間vs人狼の戦いを即興で展開していくというもの。その即興芝居を観ながら、観客も誰が人間で誰が人狼なのかを探していく、観客参加型のゲーム芝居だ。
 
人間サイドには、何の能力を持たない6人の“人間”の他、最初に人狼ではない人物を1人知っていて、夜の間にひとりを選び、それが人狼かどうかを見抜く“予言者”、その日に処刑した相手が人狼だったかを知る“霊媒師”、誰か1人を守る能力を持つ“狩人”が1人ずつ。そして、人狼サイドには、3人の人狼の他、人狼に味方する裏切り者の“狂人”が1人。人狼は他の人狼が誰かを知っているが、人狼と狂人は誰がなっているのかは知らない。
 
それぞれがそうした自分の役割のもとに巧みな話術を使って互いをあざむき、生き残ろうとする。役者の喋り方もそれぞれの関係性も、その舞台上で役者が考えて生みだしたもの。この日は、貸本屋のシフォンが「私は霊媒師だ」と名乗りだし、なぜなら…と、アドリブでその理由を語り始めた。しかしその後、大工のデュークも「私こそが霊媒師だ!」と手を挙げたことで混乱を招いたり、次は予言者が2人出てきたり…と、判断のつきにくい状況が次々と生まれてくる。舞台上の役者も観客も、会場にいる誰もが予測のつかない展開だけに、話し合いが行われている間は、観る側も頭をフル回転。緊張感と集中力が自然と高まる。演劇と謎解きゲームをうまく融合させた、新たなエンタテインメント。毎日展開が異なるだけに、“次こそは!”とリベンジを果たしたくなる。
 
開演前に、この舞台のルールをある程度頭に入れて臨むのがベスト。チラシやアナウンスで説明があるから、少し余裕を持って会場に向かうのをオススメする。

取材・文:黒石悦子



(2015年7月27日更新)


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過去公演より

『人狼 ザ・ライブプレイングシアター サテライト#01:夏雲を仰ぐ村』

発売中 Pコード:445-060

▼7月23日(木)19:00
▼7月24日(金)19:00
▼7月25日(土)11:30/15:00/19:00
▼7月26日(日)11:30/15:00/19:00
▼7月27日(月)19:00
▼7月28日(火)19:00
▼7月29日(水)19:00
▼7月30日(木)13:00

SS席-4200円 A席-3800円

in→dependent theatre 2nd

[演出]吉谷光太郎

※未就学児童は入場不可。

[問]キョードーインフォメーション■0570-200-888

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