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老舗歌劇団OSKが新境地に挑む
OSK SHOW in オ・セイリュウ
『Ren~離れられない愛達~』スタート

大正11年(1922年)から大阪を拠点に活動を続ける老舗劇団“OSK日本歌劇団”が、これまでの伝統の扉を開き、新しい挑戦を仕掛ける公演、OSK SHOW in オ・セイリュウ『Ren~離れられない愛達~』が、7月29日(水)に幕を開ける。
 
OSKといえば、宝塚歌劇と並ぶ人気で多くのファンを魅了する女性歌劇団。入団年数に関わらず、歌、踊り、芝居の実力に応じて劇団内での順位が決まる“序列制”で、高いクオリティーを保ち続け、華麗なステージの数々を提供し続けている。そんなOSKが、このたび劇団史上初めて、ニューハーフの演出家を招聘し、“男役”をキャスティングせず、“娘役”のみで公演を行うことを発表。その大きなチャレンジを前にお話を伺った。
 

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作・演出を手掛けるのは、東梅田でニューハーフ・ショーハウス[Oh!ブービーバービー!]を主宰し、ホテルのディナーショー演出などの経験も豊かな、荒木優貴(写真:中央)。「出演する娘役の皆さんに、どんな役がやりたい?普段の私の作品はダークなものばかりなんだけど…って言ったら、みんなの目が輝いたの(笑)だから、沼のなかで、泥にまみれながら大きく美しく成長する“蓮”の花をテーマに、今までのOSKとは180℃違うものを作ろうと思いました」。
 
その宣言どおり、愛に敗れ傷つきながらも、強く美しく咲きほこる女たちを魅惑の演出で描く。
 
主演を務める牧名ことり(写真:左)、折原有佐(写真:右)らは「最初は、何もかもが初めてのことばかりで、戸惑いもあったけれど、やればやるほど楽しくなって来た」と、開眼の様子。激しいダンスや露出度の高い衣装などに、経営サイドからは、「それはやり過ぎ!」と懸念の声も上がったが、その心配をよそにキャストたちが弾けるように輝きはじめたという。
 
代表取締役の山口能孝氏も「この公演をやるかやらないか3ヶ月近く悩みました」と、胸の内を明かした。「長年のファンの方からは“伝統を壊した”とお叱りを受けるかもしれない。でも、変えなければ何も始まらない。そう思って前へ進むことにしました」。保守にとどまらず、新しい流れに果敢にチャレンジするOSKの姿勢と勇気に、拍手を送りたい。
 
この公演はディナー付きのプランも選択でき、心斎橋のゲストハウス[オ・セイリュウ]で、10月下旬までのロングランを予定。祝日を除く月・水・木・金の20:30~21:15に上演される。
 
 
取材・写真・文/hime



(2015年7月28日更新)


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Data

OSK SHOW in オ・セイリュウ
『Ren~離れられない愛達~』

日時/7月29日(水)〜10月下旬(予定)
   毎週 月・水・木・金 20:30〜21:15
料金/4200円(1ドリンク付・指定席・税・サービス料込)
会場/オ・セイリュウ(大阪市中央区東心斎橋1-7-12)
(1)ショーのみのご予約:06-6251-3091(OSK日本歌劇団 )
(2)お食事&ショーのご予約:06-6243-0041(オ・セイリュウ)
※コース料理(8000円~、フリードリンク付)を注文すると、ショーは無料で観劇できます。

【公式サイト】
http://www.osk-revue.com/