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OSK日本歌劇団のトップスターに就任した
高世麻央のお披露目公演が大阪松竹座で開幕
華やかで躍動感ある歌と踊りのレビューを上演

6月1日(月)より大阪松竹座でOSK日本歌劇団による「レビュー 春のおどり 〈トップスター高世麻央 お披露目〉」が幕を開ける。昨年9月に桜花昇ぼるからトップを引き継いだ高世麻央。お披露目公演は一部と二部の構成で、第一部は上方舞の山村流家元・山村友五郎構成・演出・振付による『浪花今昔門出賑(なにわこんじゃくかどでのにぎわい)』を、第二部では宝塚歌劇の舞台演出でも知られた荻田浩一作・演出の『Stormy Weather』を上演。幕間には高世をはじめ、劇団員総出演による「トップ襲名ご挨拶」も行われる。
 
今年で創立93年を迎えたOSK日本歌劇団。過去には存続の危機に見舞われたが、劇団員はもとより、支援者やファンの熱意で継続が決定。現在は劇団員も総勢39名に増加。“ダンスのOSK”に相応しいパワフルで華やかなレビューを繰り広げる、大阪を代表する歌劇団として活躍する。

トップに就任した高世はお披露目公演に向け、「松竹創業120周年、道頓堀開削400年という記念の年に、私も、OSKとしても、新たなスタートを切らせていただけることを幸せと思っております。(本を読んでいて)新しい章を開くときのようなドキドキとワクワク、いろいろな思いが入り混じっています」と意気込んだ。



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第一部の『浪花今昔門出賑』は和物レビュー。かつて芝居町として賑わいを見せた道頓堀の風景を盛り込んだ華やかなショーを展開。殺陣や天神祭の船渡御をモチーフにしたシーンのほか、南地大和屋の「へらへら踊り」も繰り広げる。「友五郎襲名のとき、南地大和屋のへらへら踊りをうちの流儀で預からせていただくことになりました。今回はせっかくなのでOSKの形で上演します。道頓堀には歌舞伎や文楽、いろんな芝居小屋がありました。その中で松竹新喜劇がへらへら踊りをお芝居で演じていましたので、そこにちなんでやらせていただきます」と構成・演出・振付を務める山村友五郎。
 

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第一部のお稽古の様子
 
大正時代、関東大震災で甚大なダメージを被った経済界を盛り上げようと、座敷の余興として南地大和屋の三代目・阪口祐三郎が発案したというへらへら踊り。松竹新喜劇では、昭和49年に藤山寛美が「大和屋へらへら踊り」と題して上演した。本公演では娘役の劇団員が出演、お座敷芸の華やかさと艶やかさで魅せる。
 
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軽快な曲に乗せて披露されるへらへら踊りは、コミカルさと艶を併せ持った魅力がある。

そのほか、高世を中心としたダンスシーンや、道頓堀にちなんだ馴染みある楽曲で踊るフィナーレなど、最後まで目が離せない展開に。上方の伝統文化をふんだんに取り入れた“温故知新”のレビューはOSKならでは。大阪に根付く文化の厚みも感じられる舞台となりそうだ。

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総踊りの華やかさに舞台への期待が高まる。

第二部は打って変わって自然をモチーフにしたエネルギッシュで躍動感ある洋物レビュー『Stormy Weather』。作・演出を手がける荻田浩一は、初めてOSKの舞台を手がけることに喜びを感じると語り、「OSK独特のパワフルでまっすぐな明るさ、奔放でありつつも毅然として整えられた美しさを損なうことなく、私なりの趣向を添えてまた新しい春のおどりをお見せします」とコメント。カリブからニューオーリンズ、上海、そして異郷へと巡るレビューに、「自然というテーマが根底にあるので、エネルギッシュであることはもちろん、一人ひとりがどれだけ大きく表現できるか。大阪松竹座ならではの舞台機構を使った演出も多いので、また異なるカラーで楽しんでいただけると思います」と高世。新生OSKとしての新境地を見せてくれるに違いない。


「劇団員39人が持っているカラーは今だけのもなので、ご期待以上のものになるよう、一人ひとりが頑張りたいと思います。それが新生OSKの色になると思います。7年後には100周年です。もう100周年に向かって始まっていると思うので、目標を持って大きく羽ばたく、未来に向かうOSKにしていきたいです」と、トップ就任に当たっての豊富を語る高世。大阪松竹座では風物詩となった「春のおどり」をぜひ、楽しんでほしい。

OSK日本歌劇団「レビュー 春のおどり 〈トップスター高世麻央 お披露目〉」は6月1日(月)~7日(日)まで大阪松竹座にて上演。チケット発売中。

 



(2015年5月28日更新)


Check
新しくトップに就任した高世麻央
(左から)楊 琳、真麻里都、牧名ことり、高世麻央、桐生麻耶、折原有佐、悠浦あやと

OSK日本歌劇団
「レビュー 春のおどり
〈トップスター高世麻央 お披露目〉」

発売中 Pコード:443-237

第一部
「浪花今昔門出賑」[構成][演出][振付]山村友五郎

第二部
「Stormy Weather」[作][演出]荻田浩一

▼6月1日(月)~7日(日)

11:30/16:00

大阪松竹座

1等席-8500円

2等席-4500円

[出演]高世麻央/OSK日本歌劇団劇団員
※4歳以上は有料。

[問]大阪松竹座
[TEL]06-6214-2211

大阪松竹座
http://www.shochiku.co.jp/play/shochikuza/

OSK日本歌劇団
http://www.osk-revue.com/

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