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テンダラーが第50回上方漫才大賞を受賞!
奨励賞は学天即、新人賞は吉田たちに決定!

4月4日、大阪・オリックス劇場にて第50回上方漫才大賞の発表会が行われた。『上方漫才大賞』は日本で最も長い歴史を持つ賞レース(※新人賞のみの賞レースは『NHK新人演芸大賞』が最長)で、今年は50回という節目の年。新人賞はノミネートされた7組が、奨励賞は同じくノミネートされた5組が舞台上で漫才を披露し、最終審査で各賞受賞コンビ1組を決定。また、大賞は事前審査で選ばれた3組のうち1組を発表するという審査方法となり、多くのファンが審査の行方を見守る中、各賞受賞が発表された。

事前審査で大賞候補となっていたのはザ・ぼんち、テンダラー、NON STYLEの3組。その中からテンダラーが大賞に選ばれた。日々の活動に加えて、英語漫才でのアメリカ単独ライブなど、積極的な姿勢が高く評価されての受賞となった。

「時間がかかりましたが、本当に嬉しいです」(白川)「関西で漫才師として頑張っていこうと決めたときから目指していて、一番欲しかった賞なので、本当に嬉しい」(浜本)と受賞の喜びを語るふたり。5、6年前、コンビ仲がギクシャクしたこともあったが、改めて”関西で漫才師を極めよう”と思い直し、また1から歩き始めた。上方漫才大賞はその頃から強く意識してきた賞だ。それだけに漫才に対する取り組みも変わった。そして2013年には大賞の一歩手前、上方漫才大賞 奨励賞を受賞した。テンダラー、結成19年にして初めての賞だった。

「奨励賞をいただいてすぐ大賞を獲りたかったので、のんびりせずに、常に“こんなライブどうやろ?”とか、“こんな舞台どうやろう?”とか考えながらやってきました。ある日、若手がトーナメント戦みたいなんをしていて、優勝者には劇場の出番が3ヶ月で100ステージもらえると聞いて。“大変やなぁ、1ヶ月に30ちょっとか~”って思ってたんです。でも、あれ?って。自分らのスケジュールを見たら“ずっとやってるやん! ほぼ毎日(劇場に)出てるやん”って。そういう部分や、新ネタライブとか単独ライブもずっとやらせてもらっていたので、そういうところを認めてもらったような気がして嬉しいです」と浜本、地道な活動が実を結んだ喜びもかみ締めた。

上方漫才大賞は今年、50周年という節目の年を迎えた。賞金も100万円から200万円に大幅アップ、「下世話な話、賞金がアップしたいたことを今日知ったんですよ。だから、ニヤツキを押さえるのが必死でした(笑)」(浜本)、「今日の朝、上方漫才大賞の番組が放送されていたのですが、賞金が100万から200万になったっていうところで“なんやそれ!”って歴代の受賞者が言っていたことをしか覚えてません(笑)」(白川)と思わず笑みがこぼれた。その僥倖もまた「長いこと頑張ってきて、ちょこっとご褒美をいただけたかなと思います。節目の年に(大賞を)いただけたのはありがたいです」(浜本)と受け止める。

2011年、『THE MANZAI』決勝に初進出を果たした。その舞台で披露した“必殺仕事人”のネタを機に、ビートたけしの番組にも呼ばれるようになった。「奨励賞を獲ったときも、たけしさんに“何とかって賞、獲ったんだろ?”って聞かれて、“はい! 何とかって賞を獲りました!”とご報告したんです。今回は、“大賞”という一番分かりやすい賞なので、次にお会いしたときに報告したいと思います」(浜本)。

最後に次なる目標を聞いた。「これからも変わらず舞台を頑張るというのもありますが、去年、アメリカで漫才させてもらって、せっかくならそれを定期的に続けていきたいと思っていて。アメリカ人は漫才っていう単語を知らないんです。「KABUKI」とかは知ってるけど「MANZAI」は知らないので、「MANZAI」という言葉を広められるぐらい、アメリカでもやれたら嬉しいです。今、ふたりともECCに通っていているのですが、英語は
まだ中1レベル(笑)。でも諦めずに、『全米漫才大賞』とか僕らが勝手に創設して“奨励賞はポール&ジョニーです!”とか言えたらいいなと思います」(浜本)と大きな野望を明かした。

続いて奨励賞は、学天即が受賞した。オジンオズボーン、かまいたち、銀シャリ、藤崎マーケットらと舞台上で競い、栄光を掴んだ。

「今年から奨励賞も舞台上で漫才を披露する形式になったと聞いたときは、“すっとくれよ~”って思いました(笑)。“また戦うのか~”と。でも、1年目で獲れてよかったです」(奥田)「去年、ダイアンさんが奨励賞を受賞されて。津田さんが“お前ら最悪やな。俺ら、ばりラッキーや!”って言ってたんですけど、確かにそうやなと。ただ、今回は先輩と戦う機会をいただいて、ほんまに初めて先輩に勝てたのでめっちゃ嬉しかったです」(四条)と率直な気持ちを表した。

昨年、上方漫才大賞で新人賞を受賞。そして今年は奨励賞と2年連続での快挙だ。「これに関してはむちゃくちゃカッコイイですよね。今年は無理かなと、そんな甘いわけないだろうと思ってたんですけど、獲れないことはないと信じて、奨励賞にノミネートされてずっとネタ合わせをしていました」と奥田。ともすれば、来年は大賞ということも考えられるが…。「来年ということはないだろうと思いますけど…」(奥田)と謙遜しつつ、「(発表会の司会進行を務めた)サブロー師匠もそう言ってくれたんですけど、上方漫才大賞の歴史の中でトントントンと進んだコンビはいないらしいんです。なので、挑戦する価値はあるかなと思います」(四条)と意欲を見せる。そのためにはこれから1年の活動が大事だと語る奥田。「もし、年末あたりにあるだろう大きい大会で優勝したら、来年あるのかなという感じですね。そこも狙っていきたいです」と意気込んだ。

そして、アキナ、尼神インター、コマンダンテ、シンクロック、ブランケット、和牛の6組を押さえて新人賞に輝いたのが双子コンビの吉田たちだ。

「一番欲しかった賞なので嬉しかったです」(こうへい)「先輩に勝てたのが嬉しかったです」(ゆうへい)と喜びを語った。ネタ順は7組中7番目。事前にネタ順が決まった際は「いけるかも」と思ったとゆうへいだが、本番でネタを披露した直後は、「あんまり自信がありませんでした」。「僕らの1つ前が和牛さんで、受けていたので怖かったですね」とこうへいも正直な気持ちを語った。とにかく和牛を意識していたというふたり。「やっぱり面白い先輩っていうのがずっとありましたから。ずっと勝てなかったし」(ゆうへい)。それだけに、前日の晩には”げんかつぎ”までした。「ふたりでビーフカツカレーを食べました。“ダサいことしてんな”って思いながら(笑)」(こうへい)。

上方漫才大賞という歴史ある賞を受賞したことについて改めて尋ねると、「一生漫才をしたいので、そのためには獲らんとあかん賞やなと思っていたので、獲れてよかったです。僕はそう思っています!」とこうへい、隣でゆうへいも「僕も思ってます!」。双子にからめたボケなど自分たちにしかできないことが強みだと語る。一方で声が似ていることが分別しづらいく、弱みでもあると話す。「ラジオでの同時放送を聞いていた人は“吉田たちは落語をしてる”と思ってた人もおったんとちゃうかな?」(ゆうへい)と笑いを誘つつ、「それでも、ラジオ番組もやりたいです!」(ゆうへい)とさならる意欲を見せた。
 



(2015年4月 4日更新)


Check
【大賞 テンダラー】白川悟実、浜本広晃
【奨励賞 学天即】四条和也、奥田修二
【新人賞 吉田たち】こうへい、ゆうへい

テンダラー JAPAN TOUR プレミアムオールナイトイベント

4月11日(土)10:00~一般発売 Pコード:443-421

▼6月20日(土) 25:00
アラン・ドロン
前売自由席-5000円(整理番号付)
[出演]テンダラー
※18歳未満(高校生)は入場不可。ビデオ・カメラまたは携帯電話での撮影禁止。出演者は変更になる場合がありますので予めご了承下さい。変更・払戻不可。

その他公演もあり。テンダラー出演情報
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漫才三昧 vol.10

発売中 Pコード:443-489

▼5月19日(火) 19:00
なんばグランド花月
全席指定-2000円
[出演]シャンプーハット/笑い飯/銀シャリ/スマイル/天竺鼠/学天即/他
※5歳以上または身長110cm以上のお子様はお席が必要となります。ビデオ・カメラまたは携帯電話での撮影禁止。出演者は変更になる場合がありますので予めご了承下さい。変更・払戻不可。

その他公演もあり。学天即出演情報
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みつあみ公演vol.1

4月6日(月)10:00~一般発売 Pコード:443-728

▼5月11日(月) 19:00
HEP HALL
整理番号付き自由席-2000円
[出演]吉田たち/見取り図/コマンダンテ
※18歳未満(高校生)は入場不可。ビデオ・カメラまたは携帯電話での撮影禁止。出演者は変更になる場合がありますので、予めご了承ください。変更・払戻不可。

よしもと漫才劇場にも出演中!!
http://www.yoshimoto.co.jp/manzaigekijyo/

その他公演もあり。吉田たち出演情報
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