NEWS

ホーム > NEWS > 上方落語の屈指の大ネタ「百年目」で 全国ツアーを開催中の立川談春 4月2日(木)・3日(金)に大阪上陸!

上方落語の屈指の大ネタ「百年目」で
全国ツアーを開催中の立川談春
4月2日(木)・3日(金)に大阪上陸!

立川談志の元に入門し、2014年で30周年を迎えた立川談春。同年、“30周年記念”と銘打った全国を巡る独演会ツアー『もとのその一』を6月1日・2日の大阪・フェスティバルホールからスタートさせ、今年2月11日の山口公演までの7ヶ月間に、33地区49公演を行い、のべ32,323名を動員した。
 
そして2月26日の熊本公演より『もとのその一』第2章が始まり、5月1日(金)の札幌公演までの3ヶ月間、再び日本全国を回る。第2章での特筆すべき点は、ネタ「百年目」で巡るということ。第1章ではその土地、その土地でネタを変えてきたが、第2章では一本化。もちろん他のネタもあるが、必ず「百年目」を口演する。
 
「百年目」は上方落語の大ネタでも知られ、花見の季節を舞台に、大店の大旦那と番頭とのやり取りを描いた一席。長年にわたる主従関係から生まれた互いを思いやる気持ちが聴く者の心を揺さぶる、聴きごたえある噺だ。
 
「春にツアーをやりたいと思ったので、春だなと思ってもらえる噺がよかった」と「百年目」を選んだ理由を語る談春。「『百年目』が上方落語界にとって特別なネタであることは存じています。だからそのまま、やることはしません。簡単に言うと“サゲ”を変えました。それは冒涜だとお怒りになる方も多いでしょう。でも“『百年目』をします”と言って日本中を回るには、せめてそれくらいの思い付きがないと失礼だろうなという礼儀はわきまえています」と、オリジナルの世界観で聴かせてくれるようだ。2月26日以来、各地で「百年目」を口演していくうちに「育てられること育てること、教えられること教えることに責任を取らないといけない年になった」と気づいたという。そして、「今、このタイミングで『百年目』というネタを選んだことに、神様に感謝します。このタイミングでこの落語について考えてよかったし、ある意味、考えるように導かれたと思っています」と語った。
 
「“芸人に上手も下手もなかりけり、行く先々の水に合わねば”とありますが、本当にそうなんです。こうやりたいと思ってもできない。だからこそ、その修正がおもしろかったり、逆に食らいついて勉強になったりします。一つのネタでやらないとわからないっていう、“とてつもない自信”もあって。この第2章での森ノ宮ピロティホール公演は、(去年の)フェスティバルホール以上の勝負を賭けています。同じネタで短期間のうちに神戸も京都も開催するんだから」と、並々ならぬ思いで挑む。
 
東京落語の実力派による『百年目』。談春の手にかかるとどのような変化を見せるのか、ぜひ大阪・森ノ宮ピロティホールで確かめてほしい。
 



(2015年3月26日更新)


Check
立川談春
たてかわだんしゅん●1966年生まれ、東京都出身。1984年に立川談志に入門。1988年に二つ目、そして1998年に真打ちに昇進した。鋭い眼光で迫り来るかと思いきや、情感豊かに涙を誘うなど、緩急自在の落語は実に聴き応えあり。2008年に上梓したエッセイ『赤めだか』(第24回講談社エッセイ賞受賞)が今年、TBSでドラマ化決定。談春役に嵐・二宮和也、談志役にビートたけしが決定している。

立川談春 三十周年記念落語会『もとのその一』

発売中

Pコード:441-530

▼4月2日(木)・3日(金) 18:30

森ノ宮ピロティホール

指定席-3900円

[出演]立川談春(「百年目」他)

※未就学児童は入場不可。

[問]キョードーインフォメーション
[TEL]06-7732-8888

立川談春 三十周年記念落語会『もとのその一』 公演特設サイト
www.sunrisetokyo.com/dansyun/

赤めだか TBSテレビ
http://www.tbs.co.jp/drama/dramasp_akamedaka/

チケット情報はこちら