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間もなく大阪公演開幕!
有村架純、初舞台『ジャンヌ・ダルク』で新境地

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13歳で神の声を聞き、フランス軍を勝利に導いた救世主でありながら、19歳で火刑台に送られたジャンヌ・ダルク。彼女の激動の生涯を描いた舞台『ジャンヌ・ダルク』に、初舞台の有村架純が挑んでいる。

すでに東京公演を盛況に終え、大阪公演の開幕を控える有村。初めて舞台に立ち、客席を見渡した瞬間は忘れられないと力を込める。「お客様を目の前にしたときに心臓がキュッ!となった瞬間はもう二度と味わえないと思うので、本当に貴重な一瞬だったなって思います。それから公演を重ねていくにつれて、しっかりと自分のペースで演じられるようになっていくのがすごく楽しかったですし、総勢130人の方々と同じところを目指して一緒に戦って、全員の気持ちが大きなエネルギーとなって会場を包み込めたのがとても嬉しかったですね」。

ジャンヌを演じる上では、「人間らしさを表現したい」と考え、自分なりのジャンヌ像を作り上げた。「ただ単に神の言葉を信じ、信念を貫き通して戦っただけではなく、人間らしいジャンヌ・ダルクを演じたいと思って、少女がどうしてそこまで戦い抜いたのかと考えたんです。きっと、自分の大切な人たちが戦争で殺されてしまって、その状況を目の当たりにしたときに、『このやろう!』って復讐心が生まれたんじゃないかなって。でもそういう復讐心を持っていても、きっと後悔だったり、戦い続けていいのかなっていう葛藤があったと思うし、孤独や悲しさもあるはずだと思ったので、そういう部分も見え隠れするように演じたいと思いました。きっと自分ならこう思うだろうと、自分の気持ちとジャンヌの気持ちをすり合わせながら、役を作っていきました」。

初舞台で初主演。しかも130人ものキャストの前に立ち、進んでいかなければならない。そんな責任を背負いながら、彼女が懸命に舞台に挑んでいる姿を見て、周りも刺激を受けた。「男性の中で先頭に立ち、引っ張っていかなければいけない役どころなんです。強さや勇ましさが必要になる中、私にできるのだろうかと最初は思いましたが、とにかくやるしかないという気持ちでお稽古を重ねてきました。劇中で、『ジャンヌが旗を振れば勝てる気がする』というセリフがあるのですが、それと同じように、私の姿を見て『俺たちも刺激をもらってる。みんなジャンヌについていってるからな』ってキャストの方々がおっしゃってくれたんです。いつもだったら周りの方に引っ張っていただいていましたが、皆さんをそんな気持ちにすることができたことは、私にとっても大きな変化だなと思いました」。

そして間もなく、有村の地元・関西での公演が始まる。「東京でのお仕事が多いので、こんなにも大きな作品で帰ってこられるのがとても嬉しいですし、大好きなお芝居を生まれ育った関西でできるのはすごく感慨深いです。劇場が変わることで舞台の構成も少し変わるようなので、また気持ちを新たに作っていきたいと思います。東京でも観たかったと思ってもらえるような舞台にしたいです!」。

舞台『ジャンヌ・ダルク』は11月15日(土)から18日(火)まで、大阪・オリックス劇場で上演。出演はほかに、東山紀之、佐藤藍子、西岡德馬、他。チケット発売中。

 

 

取材・文:黒石悦子




(2014年11月 6日更新)


Check

「ジャンヌ・ダルク」

発売中

Pコード:438-415

▼11月15日(土)13:00/18:00

▼11月16日(日)13:00

▼11月17日(月)13:00

▼11月18日(火)13:00

オリックス劇場

S席-11500円

A席-5000円

[演出]白井晃

[脚本]中島かずき

[音楽]三宅純

[原案・監修]佐藤賢一

[出演]
有村架純
佐藤藍子、尾上寛之、山口馬木也/矢崎広、青木健/吉田メタル、堀部圭亮/上杉祥三、春海四方/高橋ひとみ、田山涼成/西岡德馬
東山紀之

※未就学児童は入場不可。

[問]キョードーインフォメーション[TEL]06-7732-8888

公式サイト
http://www.jd2014.jp/

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