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関西学生アメリカンフットボールの
秋シーズンが開幕!

新型コロナウイルスの影響により、春季シーズンの公式戦はすべて中止となった関西学生アメリカンフットボールリーグ。秋季シーズンは、Div.1とDiv.2はリーグ戦ではなくトーナメント方式(基本的に無観客でのネット配信)で行われることになり、先日、10月17日(土)のDiv.1開幕を前に各校の監督記者会見が行われた。
 
感染拡大防止のために活動自粛となっていた各校だが、「6月半ばからくらいから練習はできましたが、8月に入ってからも大学から自粛が求められたりして、普通の練習ができるようになったのは9月の頭からです」(立命館大学/古橋由一郎監督)、「7月の下旬くらいまでは各自トレーニングをするという形でやって、8月1日、2日くらいから20人60分という枠組みでチームを7つに分けて練習をしていました。コンタクト練習を開始できたのは、8月下旬、9月頭くらいだったんですけど、全体練習は9月の連休のところからです」(関西学院大学/大村和輝監督)とそれぞれ制限があった中で、コロナ対策をしながら秋の公式戦に備えてきたという。

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昨年の甲子園ボウルより (C)P-TALK
 
ただ、春のシーズンが中止になり、チームによって練習量が異なる中、全体的には例年と比べて練習量が減少。そのため、「今年、僕が監督になったことに伴い、オフェンスのスタッフも総入れ替えという形ですべて変わったので、本来であれば春のシーズンに新しいシステムを試して、通用しない部分は改善してという形で臨みたかったのですが、春の試合も全部なくなったので、今やっていることが本当に通用するのか全く分からない。その状態で初戦を迎えるので、現時点では本当に自分たちを信じてやるしかないです」(関西大学/磯和雅敏監督)、「人数的にもポジションにけが人が出ると、春で成長してもらいたかった選手が春の試合なしで戦わないといけない」(京都大学/相原 敬監督)とチームの仕上がり具合については未知数になっている。加えて、今年の秋シーズンはトーナメント方式の一発勝負。昨季リーグ1位の立命大も、「去年のデータしかないので、どう戦うのか非常に難しい」(古橋監督)と、初戦にぶつかる1部復帰組の桃山学院大学を警戒。また、「対戦相手が(昨季学生王者の)関西学院さん。大きいところとやらせて頂くので、暴れさせて頂きたいなと思います」(同志社大学/藤原良弘監督)、近畿大学と対戦する昨季3位の神戸大も「キーパーソンの活躍を願っているのと、あとはディフェンスのほうでまずアジャストさせて頂いて、オフェンスでしっかりテンポを作っていって、また昨年同様に接戦に持ち込む中でワンチャンスをものにしていきたいなと思っています」(国本圭郎GM)と、各チームが初戦突破を目指している。
 
一戦必勝のトーナメントを勝ち上がり、12月13日(日)に開催される東西大学王決定戦『甲子園ボウル』への出場権を掴むのはどこなのか。要チェック!

取材・文:金子裕希



(2020年10月14日更新)


Check

試合日程

▼10月17日(土)
12:00〈関西大学vs京都大学〉
15:00〈立命館大学vs桃山学院大学〉
▼10月18日(日)
11:30〈関西学院大学vs同志社大学〉
14:30〈神戸大学vs近畿大学〉
※以降の試合はHP参照。

▼11月28日(土)
14:05〈トーナメント決勝戦〉
万博記念競技場
※状況によっては、有観客試合に。

関西学生アメリカンフットボール連盟 公式サイト
http://www.kansai-football.jp/


『第75回毎日甲子園ボウル』

▼12月13日(日)13:05
〈関西学生代表vs関東学生代表〉
阪神甲子園球場

公式サイト
http://www.koshienbowl.jp/2020/