世界的MFイニエスタが神戸に加入

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スペインの名門チームであるFCバルセロナの中心選手として活躍し、2010年にはスペイン代表として出場したFIFAワールドカップ・南アフリカ大会で優勝した経験も持つ現役代表MFアンドレスイニエスタがヴィッセル神戸に完全移籍。5月24日の移籍発表後からファンクラブ会員が約1500人増え、チームの公式SNS(Viber、Twitter、インスタグラム、Facebook)は約3万人増となるなど注目を集める中、5月26日にはホームであるノエビアスタジアム神戸で、ファン、サポーターを招いてのウェルカムイベントが開催された。

8281人のファン、サポーターが詰めかけたイベントでは、｢今日は集まっていただいて、温かく歓迎していただいて本当にありがとうございます。本当に私にとって日本での挑戦は大きな挑戦です。これからたくさん練習をして多くを学んで、みなさんと一緒にこのヴィッセル神戸というチームをより偉大にしていければと思っています｣(イニエスタ)と挨拶。スタジアムについて聞かれると、｢とても素晴らしい場所だなと思っています。今朝、クラブハウスにも行きましたけど、スタジアムもクラブハウスも新しい設備で本当にこれからプレーするのを楽しみにしています。先ほども言ったように、私にとってこれは大きな挑戦なので、早くチームに合流してプレーをスタートできることを願っています｣とここでのプレーを心待ちにしているようだった。

短い時間ながらも華麗なリフティングを披露したり、スタンド席へのボールの蹴り入れなどで集まったファンを楽しませたイニエスタ。｢ヴィッセルでリーグ優勝、そして狙うはアジアを制覇したいと考えています｣という彼の神戸でのデビューは、スペイン代表として臨むワールドカップロシア大会後でJリーグの夏の選手登録期間となる7月20日(金)以降となり、最短であれば7月22日(日)に行われるJ1リーグ第17節･湘南ベルマーレ戦になる。

現在の神戸は、中断期間前最後の試合に勝利し、リーグ戦では6位に浮上。首位･サンフレッチェ広島との勝点は15差だが7月18日(水)のリーグ戦再開後、イニエスタの加入による怒涛の巻き返しにも期待が高まる。卓越したドリブルやパスセンスなど世界を魅了してきたプレー、そして元ドイツ代表FWルーカスポドルスキとの共演など、再開後は神戸から目が離せなくなりそうだ。

取材・文：金子裕希

（2018年5月28日更新）

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