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プレーオフ決勝進出を決めたセレッソ大阪
3年ぶりのJ1復帰を勝ち取れるか?

 自動昇格となったJ2優勝チームの北海道コンサドーレ札幌、2位の清水エスパルスに続き、残り1枠となったJ1昇格をかけて、3~6位のチームが火花を散らすJ1昇格プレーオフ。11月27日に準決勝が行われ、その結果、12月4日(日)の決勝カードはセレッソ大阪とファジアーノ岡山に決定した。
 

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 3年ぶりのJ1復帰がかかるセレッソは、京都サンガとの準決勝でエース柿谷曜一朗が復帰4試合目でのゴールをマーク。「正直、持っているものが違うかなと思います」(大熊監督)と言わしめたように、MFソウザの強烈なミドルシュートを相手GKが弾いたところに詰め、冷静に決めたのはさすがの一言。「やっぱり曜一朗くんが点を取ることがチームにとってどれだけ大きなことかというのはみんな分かっていますし、チームにとってもサポーターにとっても、元気づけられる一発になったと思います」(山口蛍)というように、決勝に向けて大きく弾みをつけた。ただ、その一方でチャンスを作りながらも2点目を奪えず、試合終了間際の90分には失点。GKキム・ジンヒョンのビッグセーブ、さらに引き分けの場合はリーグ戦上位チームが勝ち抜ける大会レギュレーションに助けられ、辛くも決勝進出を決めたが、決定力とリードした試合の締め方という課題を露呈してしまったのは気になるところだ。
 
 一方、J2参入8年目にして初のJ1昇格へのチャンスを掴んだ6位・岡山は、準決勝で3位の松本山雅を撃破。アウェイの地で先制点を奪い、74分には同点に追い付かれながらも、後半アディショナルタイムにFW赤嶺真吾が決勝ゴールを挙げ、2-1で下剋上を成し遂げた。そのことからも、この勢いに乗って、士気高くセレッソのホームであるキンチョウスタジアムに乗り込んでくることが予想される。

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 両チームの今季の対戦成績は、1勝1分でセレッソが勝ち越しているこのカード。セレッソは昨年のプレーオフ決勝で味わった悔しさを晴らし、今度こそJ1復帰を決めることができるのか。「このチャンスを必ず掴んで、ホームで昇格したいと思います」(柿谷)と意気込んだエースをはじめ、桜の戦士たちの活躍に期待したい。

取材・文:金子裕希



(2016年11月29日更新)


Check

『2016 J1昇格プレーオフ 決勝』

〈セレッソ大阪vsファジアーノ岡山〉

11月30日(水)一般発売 Pコード592-130
▼12月4日(日)15:35
キンチョウスタジアム

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