ホーム > NEWS > FM802「Roundtable with Komaki」のコーナー 「コマキ手帖 supported by ぴあ」をご紹介
大阪のラジオ局「FM802」で放送中の「Roundtable with Komaki」で毎週お届けしている「コマキ手帖 supported by ぴあ」。自分と社会、2つの「未来を耕す」をテーマに、DJ土井コマキが前番組から続けている(2012年~)コーナーであり、2025年の大阪・関西万博にも繋がるであろう話題も。そんな取り組みや、人物に実際にインタビューしていく。ぴあ関西版WEBではこのコーナーをご紹介。Podcastでアーカイブ配信されているのでぜひチェックを!
【スターバックス コーヒー「河内長野高向店」店長・趙さん「大阪府森林組合」角田さん】
「コーヒーが森をつなぐプロジェクト!」
面積の70%が森林だという河内長野市にある、スターバックス河内長野高向店は「おおさか河内材」を使った温もりのあるお店です。そんなスターバックス河内長野高向店と大阪府森林組合がタッグを組んで取り組んでいるプロジェクトについて、スターバックス河内長野高向店店長の趙さん、大阪府森林組合の角田さんに、お話を聞きました。
毎月第2木曜日は堆肥の日! みんなで集まって、使い道に困っている木材チップとコーヒー豆カスを混ぜて、堆肥を作っています。作っていると言っても、人間がするのは箱の中をかき混ぜるだけで、微生物が分解して、時間をかけて土になっていくんだそうです。そうやって出来た堆肥を使って苗木を育てて、森に植林したそうです。苗木がいなくなった場所には、今は森で拾ってきたドングリを植えて育てているんですよ! きっとみんな一度はやりたいと思うドングリを発芽させること! 本当にやっちゃうなんて楽しい! そのドングリの木を他のお店に里子に出して、色んなお店の人に山のこと、森林のことを知ってもらいたい。あとは堆肥を使ってトマトなど野菜も育ててみようかな、などウキウキするお話を聞きました。
とはいえ、本当はこの堆肥を地域の人にも使ってもらいたくて、そのための法律的な問題ももう少しでクリアできそうなんだとか。そうやって、地域が森と循環していくきっかけの場所として機能するお店って素敵ですよね。
植林した苗木が、木材として使える大きさになるまで50~60年。ロマン! 長い年月がかかることだからこそ、大きな夢を描くことができるし、色々な形で仲間をたくさん増やすことができるでしょうね。街の人が飲んだコーヒーの豆カスが、堆肥になって苗木になって山になっていく。コーヒーを飲むときに、河内長野の森のことを思い描けると良いですよね~。
(2023年8月 4日更新)
FM802「Roundtable with Komaki」
毎週土曜日 22:00~24:00
DJ:土井コマキ
奈良生まれ。 2000年1月に、FM802「Around the MARK’E SONIC STYLE」のアシスタントDJとしてキャリアを本格スタート。その他、VJ、MC、書き物、イベント企画など、徒然なるままに「断らない」をモットーに音楽を真ん中において活動中。最近のマイブームはタイ。
「未来を耕す」をテーマに色々な人や物を紹介する「コマキ手帖」のコーナーを始めて、前身コーナーを合わせると10年以上になり、SDGsについても柔らかく発信している。