現在12年振りとなるソロ名義の新作を制作中というアート・リンゼイ、久々の大阪公演が9月5日（月）CONPASSにて開催。青葉市子との共演となる。

　

　70年代ニューヨークの“NO WAVE”ムーブメントを代表するバンド・DNAにはじまり、ラウンジ・リザーズ～アンビシャス・ラヴァーズ～ソロと、約40年に渡って独創的な音楽活動を続けてきたアート・リンゼイ。現在はブラジルで活動を行う彼の生み出す音楽は、ニューヨークの先鋭性とブラジルの郷愁を自在に行き来する唯一無二の響きを持っている。日本のミュージシャンとも数多くの共演や共作を行い、様々なユニットでも活動するなど馴染みが深い。

 

　今回の大阪公演の共演は、京都出身の女性音楽家・青葉市子。2010年以降４枚のオリジナルアルバムをリリースし、昨年は自身初のアジア5カ国のツアーも成功させた。

 

　それぞれに共通するのは、音楽的常識を無視するような独自のスタイルながら、美しい旋律を奏でる楽曲。アバンギャルドでいてポップ、破綻するようでいて官能的。そんな複雑な魅力がたっぷりと堪能できる組み合わせだ。