ホーム > NEWS > achicoと戸高賢史によるデュオRopesによる新作 『dialogue』を自身らの言葉で語るライナーノーツ と12/11(金)梅田シャングリラへの意気込み語った 動画コメントが到着!!
唯一無二の存在感を放つ女性シンガーachico(vo)とART-SCHOOLのギタリストでもある戸高賢史(g)によるデュオ・Ropes待望の1stフルアルバム『dialogue』が、本WEB連載『奈良からの手紙』でもお馴染み、LOSTAGE・五味岳久の主宰するTHROAT RECORDSより8月にリリースされた!
歌とギターという最小限の組み合わせから紡ぎだされる音楽は、シンガー・achicoの歌声と歌詞の世界観、ギター・戸高賢史の作りこまれたギターレイヤー、それらが重なりあう美しいアンサンブルが気持ちいい。Ropesだからこそ産まれたアルバム『dialogue』のセルフライナーノーツが到着。彼ら自身の言葉で綴る、それぞれの曲の背景を感じてアルバムを聴いてもらえれば、また違った聴こえかたをするかも! このアルバムのリリースライブは12月11日(金)に梅田シャングリラにて開催。共演にはLOSTAGEのアコースティック編成のライブも出演。いつもとは違うLOSTAGEのライブも楽しみだ。
Ropesが作り出す美しい歌声と、それに重なり合う繊細なギターの音色はライブで体感するほど、より圧倒的。素敵な週末の一時を過ごしてみては?
Ropes 戸高賢史(g)、achico(vo)からのセルフライナーノーツ!!
M1:dialogue
戸高 アルバムを作ろうと思い、曲を書き始めて最初にスルッと出てきた曲です。アルバムのテーマとして、朝を迎える前に恋人と聴けるアルバムにしようと言っていて。朝が来る前の静かなダンスミュージックが作れたかなと。
アチコ 要は、誰かと一緒に聴きたいと思えるようなアルバムをトディと作りたかった。とても好きな曲です。
M2:Drive
戸高 Ropesでは意外とやった事のなかったトラッドなフォークソングを作ろうとしてました。シンプルな曲ですが、アチコの想いが重なって、とても良い曲になりました。彼女のヴォーカルのニュアンスの旨味が沢山出ているのではないかと。ライブではループマシンを使ってリアルタイムで音を重ねて行くのでいつも緊張しています…。
アチコ 曲の断片をトディのところへ持って行き、一緒に仕上げた曲です。最小限のレイヤーで、情景が静かに変化していく映画のような作りの曲にしたかった。石橋英子さんに音源を送って、スネアを録音してもらいました。最後のほうに出てくるスネアが、行き交う車の音のように聴こえてお気に入りです。
M3: Quiet
戸高 この曲は、自分のルーツである4AD的な仄暗い世界観を表現してみました。 歌詞も自分が書いたのですが、とても難しかった。恋人達の別れ、そしてまた新しい場所へと揺れるぼんやりとした心情。僕はニュートラルな状態で曲を書くと大体こういう暗い曲が出来てます。笑 今回はアチコの声ありきで曲を考えていたので、この曲で新しい彼女の表情をまた一つ引き出せたかなと。
アチコ Ropes初のトディが全て仕上げた曲。周りの友達にもとても人気の曲です。繊細で凄みのある曲です。トディの歌詞、照れますが、とても好きです。
M4:見えない窓
戸高 この曲は4年前くらいには有りましたね。ライブでも演奏していましたが、サビのメロディやコードが5回くらい変わってます(笑)。しっくりくる形になるまで試行錯誤を繰り返していたんですよね。フレーズや、ギターだけで構築したレイヤーもとても気に入っています。
アチコ 自分の中ではお気に入りベスト3に入る曲です。なんども直しながらライブでやってきた曲で、この形に落ち着きました。これまでライブで聴いてくださっていた方にも変化に気づいて貰えていたら、照れたり楽しかったりします。
M5:Last day
戸高 この曲を収録した1stシングルはアナログ7inch限定でリリースしたんですが(現在廃盤)、ライブでも定番の曲なので今回再録しました。 間奏のアレンジだけ、スゥイングする感じが欲しくて新たに足しました。 この曲のアチコの伸びやかな声は、手間味噌ですが演奏しててもとても気持ち良いです。
アチコ RopesがFLAKE RECORDSから2011年にリリースした初めての音源に収録され、ずっと歌ってきた曲のリテイク。とても好きな曲ですし、ライブでやる時もとても楽しいです。
M6:egret
戸高 自分のボイスパーカッションをループさせてビートを作っています。 アルバムの中ではかなり明るい曲ですね。元々はラッパーの環ROYに提供しようと思って作っていたフレーズだったんですが、アチコが気に入ったので、そのままメロディーを付けてRopesの曲にしちゃいました(笑)。最近ライブでやり始めたんですが、かなりライブ映えする曲だとわかったので、これから演奏するのが楽しみです。
アチコ 自分内で、初めて囁き声で歌うのにチャレンジした曲です。トディにリクエストしてボイスパーカッションも入れて貰いました。トディにトラックを聴かせてもらった時に、夜の紺色にくっきりと浮かぶ白い渡り鳥を想像したので、そんな歌詞をつけました。
M7:Sister and Brother
戸高 兄弟が電話で話しているというシチュエーションで、敢えてDemoに近づけるべく超ラフに録音しました。 Skitといいますか..僕ら普段から兄弟みたいな関係なので、そんなRopes流の遊び心です(笑)
アチコ このskit的な、姉弟の曲の歌詞は、一番最後に書きました。明け方に書き終わって、部屋に生けてあった黄色の花といれたてのコーヒーがキラキラしていて、歌詞の内容も相まって、なんだか良いぜ...トディ、と思ったのをとても良く憶えています。
M8:チューリップ
戸高 元々は、前作『usurebi』の中にある、『パノラマ』という曲のVer2を作ろうと思って書きました。敢えてルーズにインプロっぽく石橋さんにピアノを当ててもらいました。それがかなりハマって、凄く良いなと思います。 演奏する時には感情が揺れてしまいますね。Ropesらしさが詰まってます。大切な曲です。
アチコ 歌詞は題名の通り、チューリップをスケッチしたような感じです。歌詞を書く前の日に、一輪買って帰ってきていたのですが、それがあまりにも綺麗だったので。今回のアルバムは全て、自分の事を歌うというのをいつもよりイメージしていました。友達と飲んでいた時、自分の事を歌うのがヒップホップだ、みたいな事を言っていたのが印象的に残っていたからです。私にとっても大切な曲です。
(2015年12月 4日更新)
Ropes“dialogue”tour
チケット発売中 Pコード276-033
▼2015年12月11日(金)19:30
Shangri-La
前売2800円
[共演]LOSTAGE(アコースティックセット w/AYNIW TEPO)
Shangri-La■06(6343)8601