ホーム > NEWS > 通崎睦美のコンサート「今、甦る!木琴デイズ」 Vol.23 ~モーツァルトの誘惑~ 今回は弦楽四重奏を迎えて
戦前・戦後にかけて日本とアメリカで活躍した木琴演奏の巨匠、平岡養一(1907-1981)。その足跡をたどりながら、木琴(シロフォン)という楽器の魅力を伝える通崎睦美のコンサート『今、甦る!木琴デイズ』Vol.23が、5月23日(土)、京都文化博物館別館ホールで行われる。今回のテーマは「モーツァルトの誘惑」。平岡が愛奏した『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』をはじめ、モーツァルトと彼に因んだ作品を集めて、木琴の多彩な響きを贈る。
通崎睦美の著書である平岡養一の評伝『木琴デイズ 平岡養一「天衣無縫の音楽人生」』(講談社)の中に、1936年12月21日、平岡がニューヨークのタウンホールで、渡米後初めてのリサイタルを行う場面がある。この時『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』はニューヨーク・フィルのメンバーからなる弦楽四重奏とともに演奏されている。リサイタルは大成功を収め、平岡はクラシックの木琴奏者として全米に認められてゆく。今回の「モーツァルトの誘惑」は、そんな平岡のエピソードも背景に、交響曲第39番(第3、4楽章/ピアノと木琴)、ピアノ三重奏曲(ヴァイオリン・パートを木琴にアレンジ)など、通崎自身の新しいレパートリーも散りばめたプログラム。木琴という楽器のクラシック音楽との親和性の高さ、そして表現力の豊かさに、あらためて目を見張らされることだろう。
『今、甦る!木琴デイズ』シリーズの開始から12年。通崎自身の表現力もまた、より自在さを増したように思われる。平岡の愛器であったディーガン・アーティスト・スペシャル・ザイロフォンNo.266を手に、かつて偉大な先達の背中を追っていた通崎が、今は平岡と並んで楽しく語り合いながら彼女自身の木琴デイズを紡いでいる。近年の彼女の演奏はそんな光景を見るようでもある。ピアノに作曲家にして名伴奏者の松園洋二、そして今回は4名の弦楽器奏者を迎えての、90分の昼・夜2回公演(休憩なし)。演奏と軽快なトークに、汲めども尽きぬ木琴の味わいを聴くコンサートだ。
取材/文:逢坂聖也
▶オフィシャルサイト:通崎好み製作所
(2026年4月15日更新)
●5月23日(土)
14:00(開場13:30)/18:30(開場18:00)
京都文化博物館 別館ホール
全自由席-4,000円 全自由席・学生-1500円
Pコード 319-306 チケット発売中
【演奏予定曲】
<木琴+ピアノ>
3つのコントルダンス:W.A.モーツァルト/野田雅巳編
キラキラ星の主題による変奏曲:W.A.モーツァルト/織田英子編
交響曲第39番 第3・4楽章:W.A.モーツァルト/松園洋二編
クラリネット五重奏曲 第2楽章:W.A.モーツァルト/ホグウッド編
メヌエット:林光
わたしのすきなこなひきさん:林光
コンチェルティーノ・クラシコ
〜18世紀のスタイルによる木琴小協奏曲 第1楽章:L.ロサート
<木琴+チェロ+ピアノ>
ピアノ三重奏曲 ハ長調 第3楽章:W.A.モーツァルト
<木琴+弦楽四重奏>
アイネ・クライネ・ナハトムジーク
:W.A.モーツァルト/松園洋二編 他
【木琴】通崎睦美
【ピアノ】松園洋二
【ヴァイオリン】森本真裕美
【ヴァイオリン】岩本祐果
【ヴィオラ】永久真里恵
【チェロ】上田康雄
【問い合わせ】
otonowa:075-252-8255