ホーム > NEWS > ベルカント・オペラのスペシャリストとしても名高いセバスティアーノ・ロッリと オペラ初演出、杉原邦生によるコラボレーション とびきりハッピーでカワイイ、ロマンティック・コメディがまもなく上演!
2025年度全国共同制作オペラ 歌劇『愛の妙薬』が、1月18日(日)ロームシアター京都 メインホールにて上演される。
美人で聡明、ちょっと勝ち気な娘アディーナと、彼女に恋する純真無垢な青年ネモリーノが、偽の惚れ薬"愛の妙薬"によって結ばれるロマンティック・コメディ。テノール屈指の名アリア「人知れぬ涙」をはじめ、「受け取って、私のおかげであなたは自由」「この薬はなんでも治します」などの名曲が、コミカルでちょっと切ない恋物語を美しく彩る。
主宰カンパニー「KUNIO」でのプロデュース公演をはじめ、ギリシャ悲劇から歌舞伎、現代劇まで幅広いジャンルを手掛けてきた演出家・杉原邦生が初のオペラ演出に挑む。指揮は、ベルカント・オペラのスペシャリストとしても名高いセバスティアーノ・ロッリ。日本&海外混成による新進気鋭の歌手陣とともに織りなす、最高にハッピーでカワイイ『愛の妙薬』が、いま幕をあける...!
チケットは発売中。
【メッセージ】
セバスティアーノ・ロッリ(指揮)
ロマン派喜歌劇の礎となった『愛の妙薬』を深く理解するには、それ以前の様式との比較が鍵となります。それまでイタリア・メロドラマの喜劇といえば、登場人物も音楽も、共感が望めないものでした。そんな典型を覆したのが、1832年生まれの今作です。観客が登場人物たちと一緒に泣いたり笑ったりできるようになったことは、当時、大変画期的な出来事でした。背景には、フランス革命で見いだされた、社会の平等への理想や憧れがあります。喜劇は社会参加の場となり、劇場は娯楽としての空間から成熟へと向かう契機となりました。ドニゼッティの特筆すべき音楽的手法は感情移入を誘い、狡猾なドゥルカマーラ博士や、貧農のネモリーノをはじめとした登場人物へ観客は自身を投影していきます。それまで女王など高貴な人物のための楽器であったハープが、農民の若者の涙ぐましい歌声を支えるようになった変化には、人間の気高さとは出自などの生得的なものではなく、精神的なものであるというメッセージが込められています。ベートーヴェン、そしてシラーも想いを託した「人類みな兄弟」という言葉は、今作のドニゼッティの声を通して、より強く、今を生きる私たちに響くことでしょう。
杉原邦生(演出)
〈演出家〉という肩書きを主として活動しているからには、いつかオペラの演出をしたいと思い続けてきました。なので、「初めまして、お待ちしておりました」という気持ちです。しかも、どちらかといえば〈悲劇の演出家〉に属する僕にとって〈喜劇〉というのも新鮮で、「そうきましたか!」という思いです。『愛の妙薬』を初めて観た(聴いた)とき、なんだかカワイイ作品だな、と一番に感じました。スペインのバスク地方の小さな村を舞台に、偽りの恋薬に翻弄される人々の姿が、僕にとってはとてつもなくカワイく思えたのです。いまや〈カワイイ〉は世界共通語となり、その言葉の持つ意味も大きな拡がりを見せています。僕が感じた〈カワイさ〉をキーワードに、祝祭感と多幸感溢れる作品にしたいと思っています。指揮のセバスティアーノ・ロッリさんをはじめ、素晴らしいキャスト、スタッフの皆さんにお集まりいただきました。また、ダンサーには過去に僕の演出作品を彩ってくれた俳優、ダンサーたちが名を連ねてくれました。このメンバーでお贈りする「KUNI オペラ」第一弾(笑)にどうぞご期待ください!
(2026年1月15日更新)
チケット発売中 Pコード:298-863
▼1月18日(日) 14:00
ロームシアター京都 メインホール
SS席-13000円 S席-11000円 A席-8000円 B席-6000円 C席-4000円 D席-3000円
[指揮]セバスティアーノ・ロッリ
[演出]杉原邦生(KUNIO)
[出演]高野百合絵/糸賀修平/池内響/セルジオ・ヴィターレ/秋本悠希
※「S席25歳以下」「S席18歳以下」チケットは、取り扱いなし。「S席25歳以下」「S席18歳以下」チケットをお求めの方は劇場チケットカウンター(075-746-3201)にご連絡ください。未就学児童は入場不可。全2幕、イタリア語上演、日本語・英語字幕付き/新制作。演出の都合上、開演後は本来のお席にご案内できない場合がございます。各階バルコニー席の最後列はハイチェアー席です。通常の座席よりも座面の高いお席となっております。ご了承の上ご購入ください(ハイチェアー席:1階 L-3 R-3、2階 3階 4階 L-2 R-2)。
[問]ロームシアター京都チケットカウンター■075-746-3201