ホーム > NEWS > バイオリニスト・宮本笑里、初の東大阪公演が決定! 「歌うように全身でバイオリンを奏でます」
バイオリニストの宮本笑里が、来年1月24日(土)に東大阪で『宮本笑里リサイタルツアー 2025-2026』を開催するにあたり取材会に出席した。このリサイタルは2025年12月の愛知公演、東京公演を経て、大阪は東大阪市文化創造館ジャトーハーモニー小ホールで最終公演を迎えることがアナウンスされている。
「今回のリサイタルでどんな曲が聞きたいかSNSを通してアンケートを取ってみたら、私のオリジナル楽曲や映画音楽などみなさんの身近なところにある音楽のリクエストがとても多かったんです」と宮本。その声を受けて、より気軽に肩肘を張らずに聴くことができるプログラムを!と構成を考えているという。

そんな宮本へ今回のリサイタルで表現したいことを尋ねた。「クラシックのバイオリンの素晴らしさや楽しさをたくさんの人に届けたいというのは、デビュー時からずっと表現したいと思ってきたことです。ただデビュー以降、音楽家としての活動はもちろんですがキャスターなどいろいろなお仕事を重ねてきて、バイオリンの音色も楽曲に込める思いも変わってきていると思います。そういったことも含めて、私は声に出して歌うような感覚を持って全身でバイオリンを奏でるので、みなさんにも全身で受け止めていただけたらうれしいです」と笑顔を見せた。
現在宮本が演奏しているバイオリンは300年ほど前に作られたもので、カレーハウスCoCo壱番屋創業者である宗次德二氏から貸与されて10年以上になるという名器。「300年いろいろな歴史を見てきたバイオリンならではの深みや音色があります。今回のツアーではマイクを通すことなく生の音でお届けするので、その素晴らしさをぜひダイレクトに感じていただけたらと思います」と語った。
大阪は自身初となる東大阪市での公演となる。「大阪での公演は、毎回みなさんがあたたかくて反応も一番ダイレクトに伝わってくるんです。私が面白いことを言わなくても、すごく反応してくださったり(笑)。そういった空間で演奏すると私もリラックスできますし、支えていただいているという感覚をすごく感じられます。東大阪のホールに立つのは初めてなので、どういった音の響きになるのかもすごく楽しみです」。
取材・文・写真/桃井麻依子
(2025年11月27日更新)