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ホーム > NEWS > 茂木健一郎(脳科学者)、中川賢一(ピアノ)、 浦久俊彦(ナビゲーター)出演 「フェニックス・リベラルアーツ・プロジェクト」 第2弾は「脳科学×現代音楽」

茂木健一郎(脳科学者)、中川賢一(ピアノ)、
浦久俊彦(ナビゲーター)出演
「フェニックス・リベラルアーツ・プロジェクト」
第2弾は「脳科学×現代音楽」

クラシックコンサートを中心に公演を開いてきたあいおいニッセイ同和損保 ザ・フェニックスホールが立ち上げた、分野をまたいで専門家を迎え、多角的に音楽への教養を深める「フェニックス・リベラルアーツ・プロジェクト」。その第2弾として、6月30日(日)に「脳科学×現代音楽」が開催される。出演は茂木健一郎(脳科学者)、中川賢一(ピアノ)、浦久俊彦(ナビゲーター)。

その概要と、ナビゲーター・浦久俊彦からメッセージが到着した。




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フェニックス・リベラルアーツ・プロジェクト vol.2
「脳科学×現代音楽」いま、劇場から考える、日本の文化、芸術。

チケット発売中 Pコード:260-878
▼6月30日(日) 15:00
あいおいニッセイ同和損保 ザ・フェニックスホール
一般-3500円(指定)
出演者:茂木健一郎(脳科学者)/中川賢一(ピアノ)/浦久俊彦(ナビゲーター)

【第1部】茂木健一郎レクチャー「脳からみた音楽」~脳科学者が語る音楽の神秘
(ナビゲート:浦久俊彦) 
〈クオリア〉をキーワードに、脳と心の関係を探究する脳科学者であり、文筆家、批評家としても幅広く活躍する茂木健一郎が、こよなく愛する音楽を語り尽くす! 「わたしたちが音楽を愛するのは、それが生命のあり方に似ているから」と語る脳科学者ならではの視点から、生命原理と創造性の本質にせまる。

【第2部】中川賢一 20世紀音楽の展示室
メシアン、ジョン・ケージ、スティーヴ・ライヒ、武満徹など、20世紀音楽のスペシャリストとして活躍するピアニスト中川賢一ならではの、静と動の位相が響く躍動的なステージ。(プログラム・未定)

【第3部】音楽はどこに行くのか? ~脳とAIと未来の音楽
茂木健一郎×浦久俊彦×中川賢一 クロストーク
〈ノイズ〉〈偶然性〉〈ミニマル〉など、それまでの伝統的な音楽世界を超えて、社会変革をもたらそうとした20世紀音楽。いま、ぼくたちは未来に、どのような音楽を聴こうとしているのか? 脳科学と現代音楽家の知性と音感がクロスする、スリリングなリベラルアーツ・トーク!



【ナビゲーター 浦久俊彦からのメッセージ】

ぼくたちは未来に、どのような音楽を聴こうとしているのか?

「脳科学」と「現代音楽」のあいだには、何があるのか? 〈クオリア〉をキーワードに、脳と心の関係を探究する脳科学者であり、音楽を愛し、文筆家、批評家としても多彩な活動を展開する茂木健一郎は、こう語る。「音楽は、クオリアの芸術である」。「音楽は常に新しい。音楽は意識の一歩先を疾駆する。音楽は、けっして古びることのない予言である」。「現代音楽」は、なぜ《わからない》のか?「現代音楽」は、そもそも「現代という時代の音楽」という意味のはずなのに、なぜ、数百年もまえに作曲されたバッハの音楽が《わかる》のに、20世紀の音楽であるシュトックハウゼンやメシアンの音楽が《わからない》のか? 現代音楽を聴くことは、じつは、ぼくたちがいま、どのような時代に生きているかに向きあうことでもある。 〈ノイズ〉〈偶然性〉〈ミニマル〉など、それまでの伝統的な音楽語法を捨てて、激変する世界を音で描こうとした20世紀音楽。そして、いま、ぼくたちは未来に、どのような音楽を聴こうとしているのか?脳科学者の茂木健一郎、20世紀音楽のスペシャリスト、中川賢一とともに、脳科学と現代音楽の知性と音感がクロスする、スリリングなリベラルアーツ@現代音楽! ご期待ください。



【フェニックス・リベラルアーツ・プロジェクト とは?】

よりよい社会のために、いま、劇場に何ができるのか?これまでの「演じる舞台」としての劇場から、「語る劇場」へ。音楽、建築、文学、数学、演劇、美術、哲学など、あらゆる分野の領域を越えて、ひとつにつなぐリベラルアーツの知を、よりよい社会づくりに活かしていく。
フェニックスホールの舞台から、これまでのコンサートホールの常識を破ったあらたな知の挑戦が、今、はじまります。

(2024年5月 9日更新)


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出演者プロフィール

(C)itaru_hirama

茂木健一郎(もぎ けんいちろう)脳科学者

1962年東京生まれ。ソニーコンピュータサイエンス研究所上級研究員。東京大学大学院客員教授。屋久島おおぞら高校校長。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了、理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て、現職。脳活動からの意識の起源の究明に取り組む。2005年、『脳と仮想』(新潮社)で第4回小林秀雄賞を受賞。2009年、『今、ここからすべての場所へ』(筑摩書房)で第12回桑原武夫学芸賞を受賞。近著に『クオリアと人工意識』(講談社)。IKIGAIに関する英語の著作が、世界31カ国、29の言語で翻訳出版される。2022年4月には、二冊目の英語の著作The Way of Nagomi(「和みの道」)が出版された。


(C)Shuhei NEZU

中川賢一(なかがわ けんいち) ピアノ

桐朋学園大学音楽学部でピアノと指揮を学び、卒業後、ベルギーのアントワープ音楽院ピアノ科首席修了。在学中にフォルテピアノ、チェンバロも習得。1997年オランダのガウデアムス国際現代音楽コンクール第3位。国内外の様々な音楽祭に出演。NHK-FM、NHK-BSなどに出演。新曲初演多数。ダンスや朗読など他分野とのコラボレーションも活発。フェニックスホールでは2021年「ミニマル音楽の軌跡~オール・ライヒ・プログラム」、2022年「P.グラス『浜辺のアインシュタイン』(音楽監督/令和4年度第77回文化庁芸術祭大賞受賞)に出演。アンサンブル・ノマド、ピアノ・ツィルクス(5台ピアノ)各メンバー。(一財)地域創造公共ホール音楽活性化支援事業、ソニー音楽財団「こどものためのクラシック」各登録アーティスト。お茶の水女子大学、桐朋学園大学非常勤講師。

公式ホームページ
http://www.nakagawakenichi.jp


(C)新津保 建秀

浦久俊彦(うらひさ としひこ)ナビゲーター

文筆家、文化芸術プロデューサー。パリを拠点に文化芸術プロデューサーとして活躍。帰国後、三井住友海上しらかわホールのエグゼクティブ・ディレクターを経て、現在、浦久俊彦事務所代表。一般財団法人欧州日本藝術財団代表理事、代官山未来音楽塾塾頭、愛知県教育委員会教育アドバイザー、三島市文化アドバイザーなど、その活動は多岐にわたる。2021年3月、サラマンカホール音楽監督として企画した『ぎふ未来音楽展2020』が、サントリー芸術財団第20回佐治敬三賞を受賞した。著書に『138億年の音楽史』(講談社)、『フランツ・リストはなぜ女たちを失神させたのか』『悪魔と呼ばれたヴァイオリニスト』『ベートーヴェンと日本人』(以上、新潮社)、『オーケストラに未来はあるか(指揮者・山田和樹との共著)』(アルテスパブリッシング)など。最新刊は『リベラルアーツ~「遊び」を極めて賢者になる』(集英社インターナショナル)。

公式ホームページ
https://urahisa.com/