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 2万本以上のろうそくの灯りが彩る
 古都・奈良にヴァイオリニスト川井郁子を迎え
「なら燈花会 プロムナードコンサート 2016」

 今年も古都・奈良の夜を、2万本を超えるろうそくの灯りが彩る「なら燈花会(とうかえ)」が、8月5日(金)~14日(日)の期間、開催される。燈花とは灯心の先にできる花の形をしたろうのかたまりのこと。これができると縁起が良い、という言い伝えに由来して、1999年から毎年行われている灯りのイベントだ。東大寺、興福寺、春日大社を擁する広大な奈良公園一帯が、無数の灯りに照らし出される幻想的な光景はこの時期、奈良を訪れる人たちの多くを魅了している。
(点灯時間:19:00~21:45)


 この「なら燈花会」期間中の8月13日(土)、奈良県文化会館国際ホールで開催されるのが「なら燈花会プロムナードコンサート」だ。今年、地元・奈良の奈良フィルハーモニー管弦楽団を指揮するのは、管弦楽曲のみならずオペラ作品、また吹奏楽から合唱まで幅広いレパートリーで活躍する矢澤定明。そしてスペシャルゲストに、ヴァイオリニスト、作曲家としてクロスオーバーな魅力を放つ川井郁子を迎える。『レッド・ヴァイオリン』や『追憶の海』など、川井のソロを中心とする前半。そして後半には、川井の案内をまじえて、メンデルスゾーンとレスピーギの作品を演奏する。いずれも色彩感と鮮やかな情景の描出が、強く心に残る作品だ。なお今年は初の試みとして、バンダ(オーケストラとは離れたところで演奏する別働隊)奏者を一般から公募。交響詩『ローマの松』では彼らが参加する特別編成での演奏となる。管弦楽の魅力がひときわ映える、立体的な響きが期待できそうだ。


 コンサートの終了は、ほぼ19:00。文化会館前庭は「なら燈花会」のプロムナードに続いている。コンサートの余韻を感じながら、灯りの中に浮かび上がる古都・奈良の懐かしい風景の中に歩き出してみよう。

 

なら燈花会公式サイト
奈良市観光協会公式ホームページ
奈良県文化会館/奈良県公式ホームページ




(2016年8月 8日更新)


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【スペシャルゲスト ヴァイオリン&ご案内役】        【指揮】
        川井郁子                  矢澤定明

なら燈花会 プロムナードコンサート 2016

●8月13日(土)17:00
奈良県文化会館 国際ホール
S席-3500円 A席-2500円
チケット発売中 Pコード 293-865

■第1部〔川井郁子&奈良フィル〕
ヴィヴァルディ:四季より『夏』
ロドリーゴ/川井郁子編曲:レッド・ヴァイオリン
川井郁子:追憶の海 映画『北のカナリアたち』メインテーマ
モンティ:チャールダーシュ  ほか

■第2部〔華麗なるオーケストラの響き〕 ご案内役:川井郁子
メンデルスゾーン:交響曲第4番 イ長調 作品90『イタリア』
レスピーギ:交響詩『ローマの松』

【指揮】矢澤定明
【スペシャルゲスト ヴァイオリン&ご案内役】川井郁子
【演奏】奈良フィルハーモニー管弦楽団

【問い合わせ】
奈良県文化情報センター■0742-22-0200

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