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圧倒的な表現力で歌う『モルダウ』
いずみホールでソロ・リサイタルを行う
福間洸太朗「祖国への想い」

 ピアニスト、福間洸太朗が11月14日(土)、大阪・いずみホールでリサイタルを行う。パリ国立音楽院ほかで学び、2003年にはアメリカ、クリーブランド国際ピアノコンクールに日本人として初めて優勝。全米、ヨーロッパ、南アフリカをはじめ国際的に活躍する演奏家である。2012年に「Shimmering Water~洸」というプログラムを携えて同ホールに登場して以来、'13年には「芸術家たちの憧れた街、パリにて…」、そして昨年は「鐘に共鳴するロシア魂」とテーマ性に富んだプログラムで、関西でも多くの聴衆の心を捉えてきた。古典から現代曲までをレパートリーとする高い音楽性、強靭な打鍵から生まれる圧倒的な表現力は、彼の演奏を際立たせる大きな魅力だ。
 
 今回、福間洸太朗がテーマとするのが「祖国への想い」。ノルウェーに国民楽派を打ち立てたグリーグや祖国ポーランドへの想いに身を焦がしつつ生きたショパンから、現代アルゼンチンのヒナステラ、同じくアメリカのスケルトンまで、音楽の中に息づく民族性や祖国への愛といった感情を掬い取ったプログラムとなっている。注目したいのは福間洸太朗自身が編曲を手掛けたスメタナの『モルダウ』。1台のピアノで雄大に表現される、ボヘミアの豊かな色彩感はまさに圧巻だ。’12年にいずみホールで世界初演として披露され大きな注目を集めた作品だが、今回、CDとしてリリースされるのを機に待望の再演となった。その力強い演奏をぜひ記憶に留めたい。
 
 『ファンタジー・オン・アイス2015』など、近年はフィギュア・スケートの世界でも、印象的なピアノ演奏を披露している福間洸太朗。親友でもあるというステファン・ランビエールをはじめ、羽生結弦、鈴木明子、安藤美姫らトップスケーターたちとの共演は大きな注目を集め、この方面から彼を知ったという人も多いはず。しかしコンサートピアニストとしての彼は、その端正な佇まいからは想像できないほど、無骨なまでに音楽への情熱と信念を感じさせる存在だ。「祖国への想い」とは世界を舞台とする彼の、故郷日本に向けた熱いメッセージとなることだろう。
 
 ◆福間洸太朗の動画メッセージ
 ピアノリサイタル〈祖国への想い〉はこちらからご覧ください 

 福間洸太朗 オフィシャル・サイト KOTARO FUKUMA 洸
       オフィシャル
ブログ Shimmering Water



(2015年10月26日更新)


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福間洸太朗

福間洸太朗 ピアノリサイタル
ニューアルバム「モルダウ~水に寄せて歌う」発売記念

●11月14日(土)13:00
いずみホール
全席指定-4000円 全席指定(学生)-2000円 
チケット発売中 Pコード 275-620

チケット情報はこちら


【プログラム】
「祖国への想い」
グリーグ:叙情小品曲集より
    (故郷にて、ノルウェーの踊り、郷愁、家路)
ショパン:バラード第1番、マズルカOp.68-4、英雄ポロネーズ
スメタナ:モルダウ(福間洸太朗編曲)
アルベニス:イベリアより「エボカシオン」「セビーリャの聖体祭」
ヒナステラ:アルゼンチン舞曲
スケルトン:「ジョニーが凱旋する時」の主題による25の変奏曲

【問い合わせ】
キョードーインフォメーション■0570-200-888


モルダウ~水に寄せて歌う
COLUMBIA COCQ-85271¥3,000+税 発売中


W.A.モーツァルト:
ピアノ協奏曲第9番変ホ長調 K.271《ジュノーム》
R.シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 作品54
演奏:福間洸太朗(ピアノ)、山田和樹(指揮)、横浜シンフォニエッタ
COCQ-85270 ¥3,000+税 発売中