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映画と音楽の関係を読み解くスリリングなコンサート、
ザ・フェニックスホール「岡田暁生と聴く『第三の男』」

 毎回1本の映画を取り上げ、そこに描き出された世界と音楽の関係を、解説と生演奏で読み解いてゆき、最後には映画も1本、まるまる楽しんでしまう。そんなユニークなコンサートが、2012年2月18日(土)、大阪のザ・フェニックスホールで開催される。これは同ホールの音楽アドバイザーで、大阪大学教授を務める伊東信宏氏が手がけるレクチャーコンサートシリーズ「映画は音楽に嫉妬する」。Vol.2となるこの日は、「岡田暁生と聴く『第三の男』」だ。
 映画史上に画期的な位置を占める1949年のイギリス映画「第三の男」。今回はこの映画を手がかりに、舞台となったオーストリアの首都、ウィーンの深層に迫ってゆく。講師を務める岡田暁生氏は、音楽の在り方や歴史を読み直す鮮やかな視座によって、多くの支持を集める気鋭の音楽学者。「第三の男」の中で印象的に描かれる、“下水道”に焦点を当て、ピアノ、クラリネット、そしてソプラノによる演奏と歌を通して、ウィーンという都市に潜む、精神的な下部構造を解き明かしてゆくという。
 18世紀のモーツァルトから20世紀のシェーンベルクまで、様々な音楽を許容し、開花させたウィーンとは何だったのか。またそれは、キャロル・リード監督がツィター1本の音色にのせて描き出した第二次世界大戦直後のウィーンとどう結びついてゆくのか。
  音楽ファンのあなたも、映画通のあなたも、そしてちょっぴり勉強してみたいあなたも、様々な角度から知的興味を刺激されるスリリングなコンサートだ。
 そして、終了後には「第三の男」全編上映のお楽しみ。あの(超)有名なテーマ曲が、いつもと違って聴こえるかも。




チケット好評発売中! チケット情報はこちら

岡田暁生と聴く「第三の男」
〈レクチャーコンサートシリーズ21〉

チケット発売中Pコード 151-261
指定席-3000円

●2012年2月18日(土)16:00
ザ・フェニックスホール
 
【出演】
岡田暁生(お話/京都大学人文科学研究所准教授)
北住淳(ピアノ)
つつみあつき(クラリネット)
谷上節子(ソプラノ)

【曲目】
ジーツィンスキー:ウィーン、わが夢の街
シェーンベルク/グライスレ編:木管五重奏曲作品26から 第2楽章
優雅で快活に、スケルツァンド(クラリネットとピアノのための編曲版)
小塚憲二編:音楽の都ウィーン 
(以上予定)


ザ・フェニックスホールチケットセンター■06-6363-7999
(土・日・祝・年末年始を除く平日10:00~17:00)

(2011年11月28日更新)


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             岡田暁生(講師)
             北住淳(ピアノ)
             つつみあつき(クラリネット)
             谷上節子(ソプラノ)