ホーム > NEWS > 寺岡清高との新たなステージを迎えた大阪交響楽団。 11月の定期はマーラーとベートーヴェンの傑作に迫る
今年度より大阪交響楽団常任指揮者に就任した寺岡清高。11月1日に行なわれる第160回定期演奏会はその就任記念となるコンサートだ。今回のテーマは「マーラーの歌曲とベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲 」。これは寺岡が大阪交響楽団とともに取り組む全3回の企画で、2回目となる今回はベートーヴェンの「弦楽四重奏曲第14番 嬰ハ短調」(弦楽合奏版)をメインに、「リュッケルトの詩による5つの歌曲」を演奏する。多くの名唱が残る「リュッケルト~」を歌うのはソプラノの澤畑恵美〈写真左)。その深い表現に耳を傾けたい。
寺岡清高は今回のプログラムについて「両作曲家を代表する傑作であり、知ることで人生が豊かになる曲」と語る(大阪交響楽団HP「シェフからのメッセージ」)。そしてそれらはとても「繊細なもの」であるとも。今回は、そのおそらくは言葉にならない「繊細なもの」、音楽が私たちに直接語りかけてくるものをたっぷりと感じ取ることのできるコンサートになりそうだ。
なおオープニングの1曲はベートーヴェンの序曲「命名祝日」。寺岡と大阪交響楽団の新たなステージにふさわしい、堂々たる響きが楽しめる。
(2011年10月 7日更新)
大阪交響楽団〈第160回定期演奏会〉
チケット発売中 Pコード 143-064
A席-5000円 B席-3000円 C席-2000円
●11月1日(火)19:00ザ・シンフォニーホール
【指揮】寺岡清高
【ソプラノ】澤畑恵美
【プログラム】
ベートーヴェン:序曲「命名祝日」
マーラー:リュッケルトの詩による5つの歌曲
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第14番 嬰ハ短調(弦楽合奏版)
【問い合わせ】大阪交響楽団■072-226-5522