ホーム > NEWS > 指揮にM・ジークハルト、ソリストにM・シモニアンを迎え 自然の風景を感じさせる、日本センチュリー9月の定期
日本センチュリー交響楽団、9月の定期演奏会は、指揮にオーストリアのマルティン・ジークハルトを迎える。
マルティン・ジークハルトは1951年ウィーン生まれ。チェロ奏者として活躍した後、指揮に転じ、ウィーン交響楽団をはじめとする数多くの名門オーケストラの演奏会に登場している。現在はオランダ、アーネム・フィルの名誉指揮者の地位にあり、同楽団との録音は日本でも広く知られている。
オープニングはスメタナの連作交響詩「わが祖国」より「モルダウ」。緑野を横切る川の流れがやがて大河へと流れ込む姿を描いた日本でも多くのファンを持つ作品だ。
続くドヴォルザークの「ヴァイオリン協奏曲」で、ソリストとして登場するのはロシアのミハイル・シモニアン。現在25歳の若手ながらワレリー・ゲルギエフ、ミハイル・プレトニョフをはじめ、多くの名指揮者、オーケストラとの共演を果たしている俊才である。ドヴォルザークの作品に色濃いスラヴ的な旋律美がどのように展開されるのか、シモニアンと日本センチュリーの共演に期待したい。
そしてメインプログラムの「交響曲第6番〈田園〉」はベートーヴェンの作品中、唯一の5楽章形式(第3楽章からは連続して演奏される)の交響曲。各楽章に標題が付けられ、ベートーヴェンの愛したウィーン郊外の田園風景とそこに遊ぶ心情が描き出されてゆく。
ふたりのチェコの作曲家による祖国の自然と風土への想い。ベートーヴェンの綴る瑞々しい木々や風の景色。9月の日本センチュリーの演奏会は秋の入り口にふさわしく、どこか土の匂いに溢れている。オーケストラが歌う自然の美しさを、ひととき、楽しんでみてはいかがだろうか。
日本センチュリー交響楽団
〈第164回定期演奏会〉
チケット発売中 Pコード 119-718
A席-6000円 B席-4500円 C席-3000円 D席-1000円(完売)
●9月15日(木)19:00
ザ・シンフォニーホール
【指揮】マルティン・ジークハルト
【ヴァイオリン】ミハイル・シモニアン
【プログラム】
スメタナ:連作交響詩「わが祖国」より”モルダウ”
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲 イ短調
ベートーヴェン:交響曲 第6番 ヘ長調「田園」
【問い合わせ】日本センチュリー交響楽団■06-6868-0591
(2011年9月 1日更新)