ホーム > NEWS > 21世紀の巨匠へと歩み続ける天才の新たなステージ。 「エフゲニー・キーシン ピアノ・リサイタル」
稀有の神童としてデビューを果たし、今や21世紀の巨匠としての道のりを歩み続けるエフゲニー・キーシン。天才を謳われる演奏家は確かに存在するが、この人のピアノの深い音色に触れる時、そこに、別格の才能を感じる人も多いのではないだろうか。その素晴らしい軌跡を、これまでにもザ・シンフォニーホールで体験してきた人はきっと多いはずだ。
2年ぶり、となる今回のザ・シンフォニーホール公演はオール・リスト・プログラム。代表的な作品のひとつ「ピアノ・ソナタ ロ短調」をはじめ、カトリックに帰依したリストの側面を映し出す“「詩的で宗教的な調べ」より「葬送」”。そして生涯に渡って書き続けられた「巡礼の年」からの作品など、万華鏡のような表情を見せるリストの作品の中で、キーシンの多彩な魅力がいっそう際立つような選曲となっている。毎回話題を呼ぶ、熱狂的なアンコールにも期待だ。
40歳を迎え、新たな高みに達するキーシン。その演奏にぜひ触れてみて欲しい。一生ものの価値ある体験となるはずだ。
〈エフゲニー・キーシン ピアノ・リサイタル〉
●10月19日(水)19:00 ザ・シンフォニーホール
〈オール・リスト・プログラム〉
超絶技巧練習曲集 第9曲「回想」
ピアノ・ソナタ ロ短調
詩的で宗教的な調べ より 「葬送」
巡礼の年 第1年「スイス」 より “オーベルマンの谷”
巡礼の年 第2年補遺 「ヴェネツィアとナポリ」より
“ゴンドラを漕ぐ女”
“カンツォーネ”
“タランテラ”
【問い合わせ】 ABCチケットセンター■06-6453-6000
(2011年9月13日更新)