ホーム > NEWS > 関西フィル、9月のいずみホールシリーズは 音楽監督デュメイとの「モーツァルト選集」第1回。
関西フィルハーモニー管弦楽団、9月のいずみホールシリーズは、指揮、独奏にオーギュスタン・デュメイを迎えての第1回「モーツァルト選集」。音楽監督デュメイが推進する、古典への取り組みを代表する演奏会だ。
オープニングを飾るのは「2つのヴァイオリンのためのコンチェルトーネ ハ長調」。2台のヴァイオリン独奏に誘われるように、次々と優雅な旋律が登場する、モーツァルトの才気に満ちた作品だ。一方のソリストを務めるラチャ・アヴァネシヤン(写真左)は、アルメニア出身。アンリ・ヴュータン国際コンクール、ユーディ・メニューインコンクール、カール・ニールセン国際コンクールでいずれも1位に輝き、現在はエリザベート音楽大学でデュメイに学ぶ逸材である。彼もまたデュメイが紹介する“世界の才能”のひとりと言えるだろう。
続いては「ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調〈トルコ風〉」。モーツァルトの華やかな魅力に溢れた人気曲であり、現代屈指のヴァイオリニスト、オーギュスタン・デュメイの魅力が存分に楽しめそうな作品だ。
そしてメインプログラム「交響曲第41番〈ジュピター〉」。古典美の粋ともいうべき、ハ長調の堂々たる響きに貫かれたモーツァルト最後の交響曲が、デュメイの指揮と関西フィルによってどのような表情を帯びるのか、期待したいところだ。
回を重ねる毎に確実に評価を固めつつあるオーギュスタン・デュメイと関西フィルのファースト・ムーブメント。9月の定期演奏会はすでに全席完売だ。いずみホールシリーズも売れ行き好調。チケット購入はお早めに!
(2011年8月24日更新)
関西フィルハーモニー管弦楽団