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ホーム > NEWS > 主演の小八重葵美&岡田准一&西川美和監督が 箕面自由学園でティーチインを実施! 映画『わたしの知らない子どもたち』 大阪ティーチイン・イベントレポート


主演の小八重葵美&岡田准一&西川美和監督が
箕面自由学園でティーチインを実施!
映画『わたしの知らない子どもたち』
大阪ティーチイン・イベントレポート

西川美和が監督を務め、敗戦後の日本に存在した"知られなかった子どもたち"の生き様を題材とした人間ドラマ『わたしの知らない子どもたち』が、10月16日(金)より、大阪ステーションシティシネマほか全国にて公開される。

戦争で孤児となり、少年として生きる道を選んだ少女と、軍国主義教育に加担し、戦後に信じるものを失った女性教師の姿を交錯させながら描く。映画初主演の小八重葵美が、二階堂ふみと共にW主演を務めるほか、竹野内豊、役所広司、田中裕子、岡田准一、吉田羊ら豪華キャストが名を連ねている。

そんな本作の公開を前にした、9月28日(月)、大阪の箕面自由学園で1年生から3年生まで165人の生徒を前にティーチインが行われ、主人公の琴子を演じた小八重葵美、子どもたちに手を差し出す新興ヤクザの組長・菊沢徹を演じた岡田准一、そして西川美和監督が登壇した。

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3人が登場すると、小八重と岡田の登壇を知らなかった生徒たちは大きな歓声をあげて出迎え。岡田が「おまっ」とひらパー兄さんの挨拶を手振りつきで披露し、「ひらパー兄さんとしての印象が強いと思いますが、ひらパー兄さんお芝居をしてまして、西川監督の作品がとても好きで、今回参加させていただきました」と挨拶すると大きな歓声と拍手が。西川監督の挨拶の際も大きな歓声が起こると監督は「こんなに黄色い声援で迎えていただいたのは初めてです(笑)」と笑顔を見せていた。

完成した作品を観て小八重が「撮影中はモニターを見てなかったので、自分がこういう顔をしていたんだと知ることができて良かった」と言うと、岡田も「ぜひたくさんの方に観ていただきたい。問いかけのある名作が誕生したと思ってます」と作品を称賛。

西川監督は「戦争孤児のことを映画にしたいと思ったんですが、私自身も知らなかったので資料を集めるところから始めました。最近は若い方が観られる戦争映画が少なくなっていて、昔、日本にあった遠い出来事として忘れられていいのかな?と思ってきた。この映画は、小学生、中学生、高校生に観てもらいたいと思ってチャレンジした作品です」と作品の意図を説明していた。

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そして、ティーチインで「大人たちに助けてもらっても、主人公が感謝の言葉を言わないことが気になった」という感想について、小八重は「同世代の方に観てほしいと思っていたので、観てくださって、いいことを言っていただいて感動しました」と涙を潤ませた。西川監督は「琴子が感謝の言葉を言わないという指摘にはっとしました」と言い、「人に御礼やごめんなさいを言うのは精神的な余裕がないと言えない。琴子はあらゆるものを奪われて、相手を信じきれなくなったから言えなくなった。そこに気づいてくださる皆さんの心の豊かさを感じました」と、高校生の感想に丁寧に答えていた。

「子どもたちが大人に振り回されても泥臭く生きている姿が印象的だった」という感想について、西川監督は「子どもたちだけの話を書いているつもりだったけど、戦争孤児の方の手記には子どもたちが大人たちをどう見ていたのかが描かれていた。鏡のように大人の姿が見えてくる。子どもたちを取り巻く大人たちの態度や後悔も映画の中で描けていればいいなと思います」と、結果的に子どもと大人の姿を合わせ鏡のように描くことになったと述懐。

岡田も「西川監督は善悪を分けて描かない。この時代は全員が戦争被害者で、大人も矛盾を孕みながら生きている。僕の役も子どもの面倒を見ながら、ヤクザの組長で。子どもたちにちょっとした愛情を示せていればいいなと思いながら演じていました。そこを見抜かれているのはさすがだな、と思います」と生徒の視点の鋭さを称賛していた。

さらに、高校生が舞台に上がり、直接質問することに。「苦労したところは?」という質問に小八重は「歩き方や姿勢、しゃべり方を男の子っぽくするのが大変でした」と答えると、岡田は「現場で男の子っぽくしているのを見ていたので、今日は全然違う。可愛いですね」と小八重の変化に目を細めていた。

そして「役作りについて」の質問に対して小八重は「撮影が始まる前に広島で原爆ドームや資料館に行って、戦争を経験した方の話を聞いて戦争について学びました。琴子は家族も失って、頼れる人もいなくなっちゃうので、自分が実際そうなったら?と考えて演じていました」と振り返っていた。

一方、子どもと一緒のシーンも多かった岡田は「撮影前に、徹くんと遊ぼうデーを作ってもらって、子どもたちと1日遊べたのは良かった。僕の上に乗ってくる子どもがいたと思いますが、映画の中だけじゃなくて普段から僕の上に乗ってました。そういう関係性でできたのは大きかったです」と振り返り、高校生からの質問が終わると、進行を務めていた高校生に岡田が「良かった。素敵だったよ」と声をかけると、高校生たちも笑顔に。

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最後に、小八重が「皆さんの感想を全部読みましたが、すごくいい感想ばかりで結婚したいなと思いました」と言うと歓声が上がり、岡田が「名作に参加できたと思っております。皆さんに届いてるなと感じるコメントを読ませていただいて嬉しかったです。僕も結婚したい...結婚してました、すみません」と冗談を言い、西川監督が「今の生活は81年前の苦しい経験が礎になっているので、今を大事にすると同時に未来も大事にしてもらいたいと思っています。これからの未来を平和に保っていくのは皆さんの世代なので、子どもたちが傷つかない世界になるよう、一緒に考えていければと思います」と作品への思いを語り、イベントは終了した。

取材・文/華崎陽子




(2026年9月28日更新)


Movie Data




(C) 2026 K2 Pictures

『わたしの知らない子どもたち』

▼10月16日(金)より、大阪ステーションシティシネマほか全国にて公開
出演:小八重葵美 二階堂ふみ
坂東龍汰 櫻井海音 北村有起哉 吉田羊 竹野内豊
岡田准一 / 田中裕子 役所広司
原案・脚本・監督:⻄川美和
音楽:原摩利彦

【公式サイト】
https://k2pic.com/film/wsk/

【ぴあアプリ】
https://lp.p.pia.jp/event/movie/472107/index.html