ホーム > NEWS > 前田旺志郎とゆりやんレトリィバァ監督が 大阪・あべのでの舞台挨拶に登壇! 映画『禍禍女』大阪舞台挨拶レポート
ゆりやんレトリィバァが初監督を務め、自身の恋愛体験を題材に、人間の愛と執着を描く異色のサスペンスドラマ『禍禍女』が、TOHOシネマズ梅田ほか全国にて上映中。ある男性に想いを寄せる美大生の葛藤と暴走を通して、恋愛の裏側に潜む狂気を浮き彫りにしていく。
脚本は内藤瑛亮。主演は南沙良。共演は前田旺志郎、アオイヤマダ、高石あかり、鈴木福、前原瑞樹、平田敦子、斎藤工、田中麗奈ら。そんな本作の公開を記念し、2月7日(土)、あべのアポロシネマで、上映後に前田旺志郎とゆりやんレトリィバァ監督が登壇し、アキナの山名文和がMCを務めて舞台挨拶を行った。
まずは、MCの山名が「本日、なぜか司会を務めさせていただきます、アキナの山名です」と挨拶。そして、大きな拍手に迎えられて前田と監督が登場。ゆりやん監督が「監督させていただいたスティーヴン・スピルバーグです」とボケて挨拶し、舞台挨拶は始まった。

芸人として育った大阪での初監督作をお披露目できたことについて、ゆりやん監督は「ほんまおおきに」とベタベタの関西弁で話しだし、「天王寺ミオの「新星堂」でバイトして、近鉄百貨店の「とんかつKYK」と「カレーハウス サンマルコ」でもバイトしてました。ほんま大好きあべの。アポロシネマさんは、子どもの頃からずっとドラえもんとかセーラームーンとか観に来てました。ここで育ちました。皆さん、おおきに」と思い出と感謝の思いを語っていた。
また、凱旋舞台挨拶となった大阪出身の前田も「ほんまにめちゃめちゃ嬉しいです。ほんまおおきに」とベタベタの関西弁。「大阪の方は温かくて。笑い声も大きくて。ここで話してるだけでも楽しくて。大阪で舞台挨拶できて幸せです」と大阪への思いを語った。
ここで、MCの山名が「なんで僕がMCに選ばれたん?」とゆりやんに質問。ゆりやん監督は「『禍禍女』は、私の実際の恋愛を元にしたホラー映画なので、今まで私のことを振った人に、いかに私のことを振ったことが間違いだったかを、ここで復讐したいという気持ちで作ったんです。山名さんには10年ぐらい前に興味を持ってました。しかし、振り向いてくれなかったので、この映画を観ていただいて、いかに私を振ったことが間違いだったかということを知らしめて、ここで晒し者にしたかったんです」と叫ぶと、客席からは拍手が。

山名が「呪いはここまで続いてるんや」と驚くと、ゆりやん監督は「あの時振ってくれたたからこそ、映画も作らせてもらえて、皆さんともお会いできたので、本当に感謝してます。本当に振ってくれてありがとう」と笑顔を見せる。山名は「そんな感謝の気持ちがあるなら、ここに呼ばないでください」と苦笑いで言い、続けて「南さんがのたうち回ってるところは、近くで見てた芸人からしたら、ゆりやんそのもの」と明かし、「ベタづきで演出したんやろな」と感想を語った。
ゆりやん監督は「ドキュメンタリーと言ってもいいほど、私を反映した映画なので、山名さんはじめ、私のことを振った人に観てもらって感想を聞くと、全員が「懐かしかった」って言ってくれました」と明かすと、前田は「新鮮味はなかったんですね(笑)」と返し、山名も「あれぐらい感情のありのままに生きてるから、こんな映画ができるんやろうなと思います」と返していた。
こういうエピソードを聞いた前田は「ゆりやんさんは演出する時は真剣に作品と向き合ってた。自分の恋愛体験からきてるから演出が明確だったので、僕らはゆりやんさんについていけばいいと思っていた」と振り返った上で、「すごい経験させてもらいました。僕の出演シーン以上に石像とかパネルとか顔とか、出てないところで、めっちゃ出てるんです。名前も歌になってて。いっぱい出てると思われてるかもしれないけど、出演シーンだけで言うとそんなに出てない」と実情を明かした。

また、翌週のバレンタインにちなんで、カップルで観たら?と聞かれるとゆりやん監督は「カップルもいいけど、片思い中の人が勇気を出して好きな人と一緒に観るのが一番いいと思うんです。好きになられたら終わり、拒絶したら大変な目に遭うことが刷り込まれるから、その状態で観終わった後に告白されて断れる人いないですよね」と笑顔で話すと、山名は「怖いな」とポツリ。それでもゆりやん監督は「恋愛成就ムービーですよね」と前田に話しかけ、前田は苦笑いで「そうですね」と答えていた。
さらに観客から、ゆりやん監督の描き方と前田の演じ方についての質問に、ゆりやん監督は「5年前に「ボクらの時代」で生意気に「映画監督やりたい」と言ったら、『禍禍女』のプロデューサーの高橋さんがその日のうちに連絡をくださって。恋愛体質だから恋愛の話をしてたら、「それホラーです」と言われて。「ゆりやんに好きになられたら終わりや」って言われていた恋愛の話を内藤さんがストーリーにしてくださって。自分の恋愛や思いを映画の中のいろんな人に要素を入れてます」と、映画の成り立ちを振り返った。
そして、前田は「撮影に入る前にゆりやんさんとお話させてもらって。ゆりやんさんの恋愛話を聞かせてもらって、(僕が演じた)ひろしというのは女性を沼らせやすい男性だと。ゆりやんさんとせいやさんのエピソードを見ていたので、せいやさんの雰囲気をモデルにさせてもらいました」と役作りを明かした。

最後に、ゆりやん監督が「昨日、公開されました。ひとりでも多くの人に『禍禍女』を楽しんでほしいので、皆様のパワーをいただいて頑張りたいと思いますので、コールアンドレスポンスをお願いします」と言い、ゆりやん監督考案の『禍禍女』のコールアンドレスポンスで盛り上がり、舞台挨拶は終了した。
取材・文/華崎陽子
(2026年2月 7日更新)
▼TOHOシネマズ梅田ほか全国にて上映中
出演:南沙良
前田旺志郎、アオイヤマダ、九条ジョー、鈴木福、
高石あかり、前原瑞樹、平田敦子、平原テツ、
斎藤工、田中麗奈
監督:ゆりやんレトリィバァ
脚本:内藤瑛亮
【公式サイト】
https://k2pic.com/film/mmo
【ぴあアプリ】
https://lp.p.pia.jp/event/movie/427637/index.html