「映画は観るものだけど、この映画は体感するもの」
大沢たかお、上戸彩、津田健次郎らが
大阪・なんばで舞台挨拶に登壇！
『沈黙の艦隊 北極海大海戦』大阪舞台挨拶レポート

かわぐちかいじの人気漫画『沈黙の艦隊』を、大沢たかおを主演・プロデューサーに迎え実写映画化したシリーズ第2弾『沈黙の艦隊 北極海大海戦』が、9月26日(金)より、TOHOシネマズ梅田ほか全国にて公開される。

海江田四郎率いる原子力潜水艦"やまと"が、アメリカの最新鋭原潜に狙われ窮地に陥る様を描く。邦画で初めて海上自衛隊と潜水艦部隊の協力を得て、実物の潜水艦を撮影した話題作だ。

そんな本作の公開を記念し、9月9日(火)、TOHOシネマズなんばで、海江田四郎を演じた大沢とフリージャーナリスト市谷裕美を演じた上戸、本作のキーマンとなる政治家・大滝淳を演じた津田、そして吉野耕平監督が試写会の上映前にサプライズ登壇し、舞台挨拶を行った。

サプライズで4人が登場することがMCから伝えられ、大きな拍手と歓声に迎えられた4人。大沢が「前作の大阪での評価が特に高かったので、こうして大阪にお邪魔いたしました。初めて大阪で観ていただくのでドキドキワクワクしています」、上戸が「大阪が大好きなので、こうして大阪に来ることができて嬉しいです」と挨拶し、舞台挨拶は始まった。

舞台挨拶の直前に行った道頓堀イベントについて大沢は「初めての経験でしたが、すごく温かく受け入れてくださって嬉しかった」と感謝の気持ちを述べ、上戸は「ハートマークを飛ばしてくださる方がいて返したんですが、やった後に恥ずかしくなった」と笑いながら話し、津田は「めちゃくちゃ人がいっぱいいて光栄でした」と感想を述べ、監督は「めちゃくちゃ眩しかったので、たくさんの方の顔が見えなくて助かりました(笑)」と謙虚に話していた。

この作品からの登場となる津田は「あっという間に全話観てしまうぐらいドラマが面白かった」と話し、「原作の漫画も読んでいたので、大滝なのかと驚きながらも、本作に参加できて光栄でした」と振り返った後、実は「大阪で撮影したシーンがある」ことを明かし、「長居公園へ行ってもらえると。あのでかさの「あれ」はあそこにしかないんです」と謎かけのように話していた。

本作を観た大沢は「原作のファンの方からすると一番大事な勝負所のブロック。我々としては、出来る全てをここに込めた。先日、原作者であるかわぐち先生に観ていただいたら「完璧以上に完璧だった」という言葉をいただいた。生みの親である先生に喜んでいただいたので、自信を持って皆さんの前に立っています」と、原作者からの称賛を明かし、本作への自信を露わに。

また、大沢は「台本があるので内容も途中経過も知ってるんですが、手に汗握って呼吸を忘れるぐらい緊迫した世界が続くんです。終わった後に、自分が一緒に戦っていた2時間だった気がした。映画は観るものだけど、この映画は体感するものだと初めて感じた」と、作品の魅力を語っていた。

見どころについて監督は「北極で冬なので夜のシーンが続くんですが、その中にも明るい美しいものが出てきたり、それを取り巻く音にしても、これはスクリーンでしか味わえないので、ぜひ映画館で楽しんでほしい」と、スクリーンで観る魅力を語っていた。

最後に大沢が「大阪では今日が初めての上映です。我々が心を込めて、日本だけでなく世界で受け入れられるものを目指してやってきました。海江田は主人公のようで主人公じゃない。海江田はいろんな人たちに影響を与えますが、一番は観ていただく皆さんに何かを伝えようとしている人物だと改めて感じています。ぜひ、この映画を体験して楽しんで過ごしていただければと思います」と作品をPRし、舞台挨拶は終了した。

取材・文／華崎陽子

（2025年9月10日更新）