ホーム > NEWS > 花江夏樹、櫻井孝宏、石田彰が 大阪での舞台挨拶に登壇! 『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』大阪舞台挨拶レポート
吾峠呼世晴による原作漫画『鬼滅の刃』の"無限城編"を、3部作で映画化したアニメーションの第1章『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』が、TOHOシネマズ梅田ほか全国にて上映中。
柱稽古の最中、産屋敷邸に現れた鬼舞辻無惨によって謎の空間へ落とされた炭治郎らを描く。声の出演は花江夏樹、鬼頭明里、下野紘、松岡禎丞、上田麗奈、岡本信彦、櫻井孝宏、小西克幸、石田彰ら。
そんな本作の公開を記念し、7月20日(日)、TOHOシネマズ梅田で、竈門炭治郎役の花江夏樹、冨岡義勇役の櫻井孝宏、猗窩座役の石田彰が上映後に舞台挨拶を行った。
まずは、花江が「上映後にも拍手をいただいてありがとうございます」と挨拶すると場内からは割れんばかりの拍手が。関西で『鬼滅の刃』の舞台挨拶を行うのは初めてだと聞くと「嬉しいです」と感無量の面持ちだった。
そして、「無限列車編」で相対した猗窩座と炭治郎の邂逅について花江は、「「無限列車編」から炭治郎の気持ちがずっと続いているので、煉?獄さんや家族に対する思いを背負って「無限城」に入ってる。 猗窩座は倒すべき鬼だという気持ちをずっと抱えているので、猗窩座との邂逅を炭治郎の感情のピークにしようと思って全力で叫ぼうと思った」と振り返っていた。
その一方で、「ただ、花江夏樹の気持ちとしては、猗窩座が好きなので(笑)」と明かすと、石田も「そうだったんですね」と驚き、花江は「大好きです。猗窩座の登場シーンがめちゃくちゃかっこいいので、僕としては先を知ってるが故に難しかったです」と明かしていた。
その炭治郎との邂逅について石田は「「無限列車編」から、炭治郎については指先ひとつで握りつぶせるぐらいの人間でしかないという意識なので、よくぞここまで来れたなという感覚だったと思う。ただ、戦いの中で炭治郎への評価が変わっていくのが本作の面白いところ。炭治郎の強さを認めて「お前も鬼にならないか?」と言っても良さそうなところを飛び越えて、ここで若い芽をつんでおかないと、と思ってる。だから、登場シーンは炭治郎のことを歯牙にもかけてないので、花江くんが猗窩座推しだと聞いて申し訳ない気持ちでいっぱいです」と本音を明かしていた。
そんな石田の芝居について花江は、「言葉では表せないぐらい素晴らしかった。炭治郎の怒りの感情をアフレコの掛け合いの中で引き出していただいたと思ってます。家で台本を読んで考えていた時と違った表現になったことが多かった。それが現場での掛け合いの楽しさだと思う」と思いを語っていた。
序盤の猗窩座とのやり取りについて櫻井は、「口下手ながらも意思表示をするようになったのは、彼にとって大事な瞬間を超えてきたんだと感じる。今回は、戦いの最中にも本来の人間性が見える言葉が多かったので、それが表現する上で重要な手掛かりになった。富岡義勇らしさが出すことができればと思いながら演じていた」と振り返っていた。
そんな義勇とのやり取りについて石田は、「強さを求めている猗窩座だからこそ、相手の強さを認められる。義勇さんの強さに惹かれているからこそ、鬼にもスカウトしたんだと思う。前回戦った煉?獄さんとは強さのタイプが違うことが伝わってきた。「柱」に対する鬼の戦いでも、前回の「無限列車編」とは違う面白さがあるように感じてもらえるのでは」と思いを明かした。
そんなふたりの掛け合いについて花江は、「素晴らしい映像におふたりのお芝居が乗るとこんなに凄まじいものなのかと感じた。義勇さんは炭治郎のことを「柱」に匹敵すると認めてくれているけど、あの戦いの中では炭治郎はまだ追いつけてないからこそ、「柱」の強さを感じた。後半の義勇さんの覚醒後の戦いがかっこよくて」と称賛すると、櫻井も「かっこいいよね」と同意していた。
猗窩座と炭治郎の掛け合いシーンについて石田は、「猗窩座が、炭治郎を潰しておかなければという心境の変化を見せることで、炭治郎の強さや成長度合いが観ている人に確実に伝わる流れだと思う。そこで、自信満々の猗窩座に、ちょっとした焦りを含ませなきゃいけないと思う一方で、完全に負けきってはいけないのでさじ加減には気をつけた」と振り返っていた。
そんな猗窩座と対峙した花江は、「自然と炭治郎の感情が沸きあがってくるような感じだったので、感覚的にその場で出てきた感情を表現したから、あまり覚えてない」と感情の赴くままの芝居だったと明かした。
炭治郎の成長について櫻井は、「炭治郎の成長は目覚ましいものがある」と言い、「実際に特別な力を手にいれるなど、目に見えて分かりやすい変化もあるんですが、とにかく考えるという元々の彼のベースは変わってない。炭治郎の嗅覚や諦めずに考える姿が根っこにあるんだと思う。花江くんと炭治郎の成長と変化が重なっているように感じるので、収録していても、それが刺激になって富岡の表現にフィードバックできる」と称賛。花江は「ありがとうございます。お恥ずかしい」と謙遜していた。
最後に、石田が「「無限城」の波を広げていただけると、今後の第二章、第三章がもっとすごいものになる。第一章を堪能してもらえれば嬉しいです」、櫻井が「一度観ただけでは拾いきれない情報量がある。スクリーンの中で生きている彼らを好きになっていただけたら。1作目がすごく大事なので、これからも応援してください」、花江が「「鬼滅の刃」がどんどん盛り上がって、ただでさえ暑い夏をさらに熱く盛り上げていただけたら嬉しいです。我々も心を燃やして頑張りますので引き続きよろしくお願いします」と作品をPRし、舞台挨拶は終了した。
取材・文/華崎陽子
(2025年7月20日更新)
▼TOHOシネマズ梅田ほか全国で上映中
【声の出演】竈門炭治郎:花江夏樹
竈門禰?豆子:鬼頭明里
我妻善逸:下野 紘
嘴平伊之助:松岡禎丞
栗花落カナヲ:上田麗奈
不死川玄弥:岡本信彦
冨岡義勇:櫻井孝宏
宇髄天元:小西克幸
時透無一郎:河西健吾
胡蝶しのぶ:早見沙織
甘露寺蜜璃:花澤香菜
伊黒小芭内:鈴村健一
不死川実弥:関 智一
悲鳴嶼行冥:杉田智和
猗窩座(上弦の参):石田 彰
原作:吾峠呼世晴(集英社ジャンプ コミックス刊)
監督:外崎春雄
キャラクターデザイン・総作画監督:松島 晃
【公式サイト】
https://kimetsu.com/anime/mugenjyohen_movie/
【ぴあアプリ】
https://lp.p.pia.jp/event/movie/361596/index.html
https://kansai.pia.co.jp/news/art/2025-07/kimetsuren-awaodori.html