大和悠河、加藤和樹、Cocomiが
大阪で舞台挨拶に登壇！
『怪盗クイーンの優雅な休暇』大阪舞台挨拶レポート

はやみねかおる、K2商会による児童文庫『怪盗クイーン』シリーズの劇場版アニメーション・第2弾『怪盗クイーンの優雅な休暇』が、T・ジョイ梅田ほか全国にて上映中。

仲間たちと飛行船で世界を旅する性別・年齢・国籍不明の怪盗クイーンが、過去の因縁が原因で怪盗を恨んでいる人物から届いた挑戦状を受け、豪華客船でカリブ海をクルーズする様を描く。声の出演は、大和悠河、加藤和樹、内田雄馬、Cocomiら。

そんな本作の公開を記念し、5月25日(日)、T・ジョイ梅田で、クイーン役の大和悠河をはじめ、ジョーカー役の加藤和樹、イルマ役のCocomiが上映後に舞台挨拶を行った。

まずは、役柄との共通点を聞かれた大和は「ソファーの下にワインを置いてゴロゴロしていたり、クイーンには意外とだらしない部分がある。夏休みの最後まで宿題せずにギリギリにやるタイプだと思う」と前置きし、「そういう部分が似てる」と言うと、加藤は「そんな風には見えない。何でも完璧にやってそう」と返すと、大和が「そう見られがちなんです(笑)」と返し、場内からは笑い声が。

加藤も「アンケートもギリギリに出すタイプ。1日過ぎて気づく(笑)」と言い、大和も加藤も「Cocomiちゃんはしっかりしてるから、その日にやるタイプだと思う」と声を揃えると、Cocomiは「期待値を上げないでください」と苦笑いで応え、「締切を過ぎてから気づくタイプです」と明かすと、加藤は「意外と3人とも似てるんですね(笑)」と笑っていた。

ジョーカーとイルマの掛け合いが多かった本作。Cocomiとの掛け合いについて聞かれた加藤は「Cocomiさんがイルマと同様、アフレコの中でどんどん成長していく。最後には本当に堂々としていて、イルマにぴったりだと感じた」と称賛すると、Cocomiは「嬉しいような照れるような」と照れ笑い。大和も「ふたりのシーンが多くて、アフレコ中もどんどん白熱していくのを見て羨ましかった。恋愛じゃないかもしれないけど心と心が通い合ってるように見えた」と語っていた。

全員が同じブースにいる中でのアフレコだったそうで、見られながらのアフレコについてCocomiは「緊張しました」と恐縮した様子。「キャストが10人ぐらい同じブースに入ってアフレコをしていて、自分の出番ではない時はファンの気持ちで見てられるんですが、後ろから見られてるのが変な緊張感があった」と振り返っていた。

そんなアフレコの雰囲気について大和は、「みんなで声を入れる現場は初めて」だったそうだが、「技の出し合い大会だった」と振り返り、「素敵だなと思いながら皆さんのアフレコを見てました」と明かすと、加藤も「台詞が少なくても、皆さん、ちゃんと爪痕を残していくのがすごい」と称賛。

Cocomiも「アニメと声優さんが大好きだったので、オープニングのナレーションを務めている諏訪部順一さんが、気づいたら隣に座ってらっしゃって、耳がそっちに集中してしまって、思考が止まりました」と緊張を明かすと、加藤も「緊張するよね」と同意し、「すごく小さい声で練習してらっしゃるのに、聞こえてくるんだよね。僕も聞き耳たててたもん」と笑顔で話し、Cocomiは「天国のような場所で、お声を聞かせていただいて、終始、耳が幸せだった」と感無量の面持ちで語った。

最後に、Cocomiが「原作は23年前に書かれた作品だとお聞きして、もう1度読み直したいと思ってます。今の子どもたちに観てもらいたい作品です」、加藤が「1作目をたくさんの方に観ていただいて2作目が実現しました。このシリーズは続いているので、我々も夢の続きが見られたらと思っています。応援していただけると嬉しいです」、大和が「怪盗クイーンシリーズのファンとして、アニメになって動き出すのがすごく嬉しく思ってます。怪盗クイーンを知らない方にも広がってほしいと思ってますので、この作品がどんどん続くように応援していただけたら嬉しいです」と作品をPRし、舞台挨拶は終了した。

取材・文／華崎陽子

（2025年5月25日更新）