マウイ役日本版声優を務めた尾上松也が
大阪ステーションシティで
トークイベントと舞台挨拶を実施！
『モアナと伝説の海２』大阪イベントレポート

ディズニー・アニメーション『モアナと伝説の海』の続編となる、ミュージカルアニメーション『モアナと伝説の海２』が、12月6日(金)より、大阪ステーションシティシネマほか全国にて公開される。前作から3年後、成長したモアナが人間を憎み世界を引き裂いた"嵐の神の伝説"を知り、呪いを解くため、マウイらと共に再び旅に出る姿を描く。

モアナ役の屋比久知奈、マウイ役の尾上松也が前作から続投し、小関裕太、鈴木梨央、山路和弘、ソニンらが新たに参加している。

そんな本作の公開直前の12月4日(水)、『モアナと伝説の海２』の公開を記念したイルミネーション装飾や公開記念カフェが展開中の大阪ステーションシティ5F「時空(とき)の広場」で、マウイ役日本版声優を務めた尾上松也がトークイベントを行った。

金曜日から公開される本作について尾上は「第1作目からパワーアップしてる」と言い、「前回はモアナとマウイとヘイヘイ、ふたりと1匹で旅をしましたが、今回は新しい仲間がたくさん増えまして。仲間とともにモアナが新たな冒険に旅立つ物語です」と本作を紹介。

そして、マウイを演じる上で大切にしていることを聞かれると「マウイは半分神様ですから、見た目も変わってない。モアナは成長して見た目も変わってますが。ただ、マウイも1作目を経て精神面は変化しているので、モアナとの絆が深くなっていることを表現できるように」意識したそう。

「第1作目に関わらせていただいた時から2作目があると信じて待っていた」という尾上。続編ができると聞いた時は「ちょっと時間はかかったけど、やっと来たな」と嬉しく感じたそう。1作目が公開されたのは2017年だが、「7年間ブランクがあったけど、つい最近公開したかのように、「マウイの曲聞いてます」と言われることが多々あるので、マウイと離れていた感覚はないですね」とマウイを身近に感じていると語った。

大阪と言えば「劇場での思い出が多い」という松也。「関西の皆さんは明るくて元気があるので、ステージに立っていてもそれに負けないように頑張ろうという気持ちにさせてもらえる」と、大阪の印象を語っていた。

さらに、大阪ステーションシティ5F「時空(とき)の広場」内カフェ「バール・デルソーレ」で展開中の、『モアナと伝説の海２』コラボレーションメニューの中から「オーシャンゼリーのバタフライピーティー」を試飲することに。レモンを入れて混ぜると色が変わると聞き、尾上は「嘘だ。ほんとに変わるの？」と言いながらレモンを入れると、青色から紫色に変化。「変わった！」と驚き、飲んでみると「美味しい。爽やかでフルーティー」と堪能していた。

その後、大阪ステーションシティシネマで行われた舞台挨拶では、マウイが歌う新たな楽曲「できるさ！チーフ―！」について尋ねられ、「マウイの新しい曲があると聞いて非常に楽しみだった半面、デモの音源を聞いた時には、嬉しさよりも僕にできるのかな？と思ったぐらい、難しいと感じた」そうで、「僕の予想とはまるで違ったので大変でしたが、その分やりがいもありました。モアナを応援するような曲で、すごく耳にも残るし元気が出るような曲なので、パワーやエネルギーが伝わるようにという想いで収録しました。その思いがみなさんに伝わるといいなと思います」と歌に込めた想いを熱く語った。

そして、本作でも大活躍するマウイについて、「いつも明るくて、ポジティブで、怖いもの知らずで、強くて。何よりも僕が1番好きなところは、人を楽しませる・喜ばせるということをすごく好んでいて、そのためだったら何でもしてしまうところ」とマウイの魅力を語った。

本作のメイン楽曲「ビヨンド～越えてゆこう～」には、前作から役割や立場が変わったモアナが新しい挑戦をすることに迷いや悩みを感じながらも、越えてゆくというメッセージが込められている。悩んだり迷っている人たちにどんなアドバイスをするか尋ねられると、「自分の経験から言うと、恐れていたら何も始まらないので、漕ぎ出す、あるいは踏み出す。それで失敗したらまた考えればいいので、とにかく前に進むことが何よりの解決策だと思います」と話すと、客席からは拍手が起きていた。

最後に、「前作に引き続き、モアナの素晴らしい海の世界と、そして新たな仲間たちとの勇気と冒険の旅をご覧いただき、皆さんにメッセージを受け取っていただき、明日の糧になるような作品になったら嬉しいです」と作品をPRした後、マウイのセリフ「チーフー！」を尾上が生披露し、会場の全員で「チーフー！」と掛け声を叫び、盛大な拍手に包まれながらイベントは終了した。

取材・文／華崎陽子

（2024年12月 5日更新）