ホーム > NEWS > キロス役超実写プレミアム吹替版声優を務める 渡辺謙が大阪の難波八阪神社で大ヒット祈願 イベントを実施!『ライオン・キング:ムファサ』 大阪大ヒット祈願イベントレポート
2019年に超実写版が公開された『ライオン・キング』の前日譚『ライオン・キング:ムファサ』が、12月20日(金)より、TOHOシネマズ梅田ほか全国にて公開される。壮大なアフリカを舞台に、ライオンの王子・タカ(若き日のスカー)と、迎え入れられた孤児のライオン・ムファサの絆を描く。
監督は『ムーンライト』のバリー・ジェンキンス、音楽は『ミラベルと魔法だらけの家』のリン=マニュエル・ミランダが務め、タカとムファサの超実写プレミアム吹替版声優を、尾上右近とTravis Japanの松田元太、そして、タカとムファサの敵となるキロスを渡辺謙が務めている。
そんな本作の公開を前に、11月18日(月)、大きな口で勝利を呼び、邪気を飲み勝運(商運)を招くと世界中からの参拝者で賑わい、大きな獅子(ライオン)の社がトレードマークの大阪の難波八阪神社で、渡辺謙が大ヒット祈願イベントを行った。
本作の魅力について、「動物がメインのお話ではあるけど、人間社会を投影しているような物語で深いテーマがあるからこそ、老若男女の心に刺さるし、物語の起源となるお話も作られたんだと思う」と分析。
ムファサとタカの兄弟については「猫みたいですよね」と笑わせながらも、「今までの作品を観ている方は、あそこに向かっていくんだとわかっていながらプロセスを一緒に体感していく。終わりが見えているからこそ切ない。それが、もしかするとこの作品の肝かもしれない」と物語の本質を語る場面も。
渡辺が演じたキロスについて「単純に彼は、ただ悪いことを考えているのではない。彼らの部族は社会から疎外されている。彼の息子を殺したと言ってムファサを追い詰めていくんだけど、本当の子どもじゃないかもしれない。必死に守っていたものを殺されてしまって、ある意味、血の繋がりだけの憎しみではなく、自分たちの存在意義すらも壊されてしまう苦しさや悩みを抱えながらムファサを追い詰めていく役だと僕は解釈してます」と、キロスの背景を熱弁。
また、「衝突することには何かしらの軋轢があって、お互いにとって守らなければいけないものがあるわけですが、それはキロスにもあると思って演じました」と、キロス役への思いを語った。
そして、本作の音楽を手掛けたリン=マニュエル・ミランダの歌については「やたらややこしくて難しい歌だったので、かなり彼に苦しめられた」と恨み節。「アフリカっぽいノリのいい歌。歌詞の内容には憎しみが込められているので、軽いノリで歌うというよりは、ある種の念を込めて、ねちっこく歌った」と、歌のシーンの舞台裏を明かした。
また、大阪に来るのは「8/1の甲子園100周年イベント」以来だと言い、「ライオンの話だけのはずだったんですが、虎の話もせなあかんかな」と関西弁で話し出すと、「8月のイベントで藤川くんと会った。「何年後かに監督のオファーが来たら絶対やってね」と言った。その時が来たんだ、と。とても良い人選だと思う」と太鼓判。
さらに続けて、「とても論理的な方。勝負勘もエネルギー、情熱もある。岡田さんと矢野さんと金本さんのいいとこどりの監督になると思う」と熱弁。そして、最後に「12月20日、『ライオン・キング:ムファサ』劇場公開が始まります。大阪、関西の皆さん、ぜひ劇場に足を運んでいただけると嬉しいです」とメッセージを送り、イベントは終了した。
取材・文/華崎陽子
(2024年11月18日更新)
▼12月20日(金)より、TOHOシネマズ梅田ほか全国にて公開
字幕版声優:アーロン・ピエール、ケルヴィン・ハリソン・Jr.、ティファニー・ブーン、ドナルド・グローヴァー、ビヨンセ、マッツ・ミケルセン、ブルー・アイビー・カーター
超実写プレミアム吹替版声優:尾上右近、松田元太(Travis Japan)、渡辺謙
監督:バリー・ジェンキンス
【公式サイト】
https://www.disney.co.jp/movie/lionking-mufasa
【ぴあアプリ】
https://lp.p.pia.jp/event/movie/354265/index.html