ホーム > NEWS > 元日向坂46の渡邉美穂、INIの木村柾哉らが 大阪での舞台挨拶に登壇! 映画『あたしの!』大阪舞台挨拶レポート
『ヒロイン失格』などのラブコメディを手がける、幸田もも子原作の同名漫画を、横堀光範監督が映画化した『あたしの!』が、TOHOシネマズ梅田ほか全国にて上映中。
素直で嘘がつけない性格の女子高校生・あこ子と小学校からの親友の充希が、留年した人気者の先輩・直己が同じ学年になったことをきっかけに、親友との間で先輩をめぐる恋の戦いが始まる。元日向坂46の渡邉美穂とINIのリーダー木村柾哉がW主演を務め、元=LOVEの齊藤なぎさ、M!LKの山中柔太朗が出演している。
そんな本作の公開を記念し、11月9日(土)、TOHOシネマズ梅田で、あこ子を演じた渡邉美穂と直己に扮した木村柾哉、そして横堀光範監督が上映前に舞台挨拶を行った。
公開を迎えた今の気持ちについて渡邉は、「大阪は、東京とはまた違った雰囲気があって。少し話すと拍手をしていただけて温かく感じてます。この映画が公開されるのを楽しみにしてくださっているのを感じながら、去年の夏、必死に作り上げた作品をお届けできることが嬉しいです」と笑顔でコメント。
木村は、「撮影から公開まであっという間だった」と振り返った上で、「メンバーが一緒に観てくれた」そうで、「松田迅は「もう3回観る」と言ってくれた」と明かすと場内からは笑い声が。さらに、「僕は縮こまりながら観ていましたが、メンバーは反応が良くて嬉しかった」と、メンバーの反応を語っていた。
監督は、「たくさんの方が関わって映画が完成しているので、この場所で皆さんに無事届けられることに感謝しかない」と感無量の面持ちで話すと、場内からは拍手が起こっていた。
印象に残っている撮影中のエピソードを尋ねると渡邉は、「夏だったので本当に暑かった」と語り、「直己とあこ子のお家デートのシーンで、撮影中は音が入るのでクーラーを切らなきゃいけなくて、すました顔でお芝居していましたが、めちゃくちゃ暑かったよね?」と木村に問いかけると、木村は「僕は汗がたれてましたよ(笑)。本当に暑かったです」と同意。
そんなふたりについて監督は、「渡邊さんは責任感が強い方で、一緒に作り上げていく感覚だった。木村くんは、最初は怯えていたけど、その後の彼の言葉や現場での立ち居振る舞いで俳優部を引っ張っていく姿を見て、純粋にかっこいいと思った」と称賛し、木村が「ありがとうございます。嬉しいです」と素直に感謝すると、場内からは拍手が起きていた。
主演として現場で意識したことを聞かれると木村は、「メインキャストの4人は空き時間もフラットな関係性だった。畏まり過ぎずに打ち解けられた。意識してやったことではないけど、その空気感が本編にも影響したと思います」と、メインキャスト4人の風通しの良さの理由を明かした。
そんな4人の撮影現場での会話について木村は、「僕と(山中)柔太朗はグループで活動していて、おふたりもグループで活動していた経験があるので、グループの特色を紹介し合っていました」と言い、渡邉も「初めて会った時も、アイドル活動やアーティスト活動で打ち解けました」と、劇中の仲の良さは普段の会話から作り上げられていたよう。
また、4人の青春物語でもある本作にちなんで、もう一度青春時代を送れるとしたらしてみたいことを尋ねると、3人で声を合わせて「バンド」と発表。渡邉は「軽音部に入りたかった」と言い、木村も「僕も。入学した年に廃部になっていて入れなかった」と切なそうに話しながらも、「ギターかキーボードをやりたかった」と明かすと、渡邊は「ベースやりたかった」と言い、監督は「じゃあ僕はドラムで」と、バンドが結成できそうな結果に。
さらに、今後、チャレンジしてみたいことを聞かれると渡邉は、「アクションに挑戦したい。1度やらせていただいたらすごく楽しくて面白かった。機会があれば、そういう役柄にチャレンジしてみたい」と夢を語った後、「またいつか横堀監督の作品に出たいです」と監督に話しかけると、監督も「やりましょう」と同意。
木村は、「グループを飛び出して役者として演技の経験がなかったので、また演技にチャレンジしたいと思っていますし、僕もまた横堀組に出たいです」と思いを伝えると、監督は、「僕の目標はもちろん2本目を撮ること。今回、ふたりが成長していく過程を見ることができて嬉しかった。何年後かわからないけど、3人共成長していると思うので、是非やりましょう」と語りかけ、渡邉も木村も「お願いします」と約束を交わすと、場内からは温かい拍手が。
そして、舞台挨拶の開催地である大阪で行ってみたいところを尋ねると、渡邉は、「お笑いを見るのが大好きで、なんばグランド花月には1度行ったことがあるので、関西圏の他のお笑いの劇場を制覇してみたい。生で見るのが一番面白い」と熱く語っていた。
一方、木村が「枚方」と明かすと、場内からは少し笑い声が。続けて、「(メンバーの)尾崎匠海が枚方出身で、枚方愛のアピールがすごい。「枚方の仕事作りましょう」とアピールするし、僕たちにもひらかたパークを紹介したいと。彼はひらパー兄さんを狙っていると思います(笑)。それだけプレゼンされているので、1度は行ってみたいと思ってます」と話すと、場内からは笑い声が起きていた。
最後に、監督が「大切な人を思い出しながら観ていただける映画になっていると思います。また大切な人と観ていただけたら嬉しいです」、木村が「僕にとって、とても大切な作品になっています。観終わった頃には皆さんが大切な人に会いたくなるような温かい映画になっています。楽しんでいただけたら嬉しいです」、渡邊が「舞台挨拶をやらせていただく中で、観に来てくださる皆さんの温かさを感じています。私たちができることを全力で詰め込んだ作品が、皆さんの胸に届くと嬉しいです」と作品をPRし、舞台挨拶は終了した。
取材・文/華崎陽子
(2024年11月 9日更新)
▼TOHOシネマズ梅田ほか全国にて上映中
出演:渡邉美穂 木村柾哉(INI)
齊藤なぎさ
藤田ニコル/山中柔太朗
原作:幸田もも子「あたしの!」
監督・撮影・編集:横堀光範
脚本:おかざきさとこ
主題歌:INI「Break of Dawn」(LAPONE Entertainment)
挿入歌:チョーキューメイ「シナモン」(神宮前レコード)
【公式サイト】
https://gaga.ne.jp/atashino/
【ぴあアプリ】
https://lp.p.pia.jp/event/movie/358244/index.html