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齋藤潤、八木美樹、井澤徹、山下敦弘監督が登壇!
映画『カラオケ行こ!』
大阪ティーチイン付き舞台挨拶レポート

和山やまの同名漫画を『1秒先の彼』の山下敦弘監督が映画化した、『カラオケ行こ!』が、TOHOシネマズ梅田ほか全国にて上映中。変声期を迎え歌声に悩む合唱部部長の男子中学生が、どうしても歌が上手くなりたいヤクザの男と関わっていく様をコミカルに描く。

綾野剛が、絶対に歌がうまくならなければいけないヤクザの成田狂児に扮し、合唱部部長の中学生・岡聡実役を、オーディションを勝ち抜いた期待の新星・齋藤潤が演じている。そんな本作の公開を記念し、1月27日(土)、TOHOシネマズなんばで、合唱部部長・岡聡実を演じる齋藤潤、合唱部副部長・中川を演じる八木美樹、「映画を見る部」に所属する聡実の友人・栗山を演じる井澤徹、そして山下敦弘監督が上映後に登壇し、ティーチイン付き舞台挨拶を行った。

まずは、監督が「この映画は大阪が舞台なんですが大阪で撮ってないので、大阪のお客さんの前に立って緊張してます」、齋藤が「大阪で舞台挨拶ができているのも映画館に足を運んでくださった皆様のおかげだと思っています」、八木が「出身地でもある大阪で舞台挨拶ができて嬉しく思います」、井澤が「初めての舞台挨拶の登壇で緊張していますが、皆様と楽しい時間にできればと思っております」と挨拶し、大きな拍手が贈られていた。

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大阪での舞台挨拶について監督が「大阪のお客さんは関西弁に厳しいので、どうなのかな? と気になってて」と心境を明かすと、会場からは大きな拍手が。関西での舞台挨拶が初めてという齋藤は、「関西弁でしゃべろうかなと考えてましたが、皆さんの前では緊張してしまって。僕が住んでいる地方の言葉でしゃべらせていただきます」と苦笑いしていた。

関西弁での演技について齋藤は、「芝居とイントネーションに苦労した」と振り返り、「現場での芝居経験が少ない中で関西弁でのお芝居に挑戦したので、芝居だけでも精一杯なのに関西弁が加わって、何度も躓くことはありました。映画が公開されて、関西の方から「関西弁良かった」と言っていただいて、頑張って良かったと思いますし、嬉しいです」と真摯に語っていた。

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そして、SNSでも話題になっている八木が演じた中川役についての話題に。八木は、「原作ではほぼしゃべってないので、どうしようと考えながらだった」と明かし、「私の中川がどうだったのか監督に聞きたい」と尋ねると、監督は「完璧でした。素晴らしかったです」と褒め称え、場内からも拍手が起きていた。

続いて、「映画を見る部」の部長・栗山の話題になり、井澤は、「栗山はあまり感情を表に出さないんですが、(合唱部の後輩の)和田が映画のことを動画と言ってきた時はブチぎれてやろうかと思ったけど、栗山像が壊れてしまうので、感情を抑えて演技をするのは難しかった」と振り返っていた。「映画を見る部」の撮影が楽しかったと言う監督も、「あの撮影は楽しかったし好きなシーンです」と振り返っていた。

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また、観客からの「皆さんの反抗期は?」という質問に、監督は「俺も?」と戸惑いながらも、「反抗期は何十年も前ですけど(苦笑)。母親にのぶくんと呼ばれていて、小5ぐらいになると「くん」が嫌なんですよね(笑)。のぶって呼んでくれよとデパートで機嫌が悪くなったりしてましたが、それぐらいの可愛い感じです」と苦笑いしていた。

齋藤も、「たまに周りから「ぼっちゃん」って言われることがあって、それがすごく恥ずかしいです。親に反抗したことはないです」、八木も、「私もないんですよね、全然。でも、おばあちゃんと一緒に住んでて、おばあちゃんと喧嘩してしまいます」、井澤も「親には感謝しているので、親には反抗しないようにしている」と言い、「でも、小さな反抗はしていて。ティッシュ入ってるだろうなと思いながら洗濯物の中に入れたり。お母さん、ごめんなさい。もうしません(笑)」と、それぞれ小さな反抗期のエピソードで笑わせた。

続いて、「紅」を熱唱するシーンについて質問されると、齋藤は「お芝居ですが、実際の僕の変声期のままの声でレコーディングしたものなので、変声期真っ只中で悩んでいるリアルな「紅」になったと思います」と語っていた。それを受けて監督が、「クランクインまで関西弁の練習に歌のレッスンもやってもらったので、よく頑張ったと思います。あの時は当たり前のような顔をしてましたけど、ありがとう」と称賛。齋藤が「僕の「紅」は大丈夫でしたか?」と問いかけると、会場からは温かな拍手が起きていた。

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最後に、齋藤が「この映画をたくさんの方に観ていただくことができて、毎日幸せを噛み締めています。山下監督、原作者の和山やまさん、綾野剛さん、スタッフ、キャスㇳの皆さんに囲まれて撮影できたことは僕にとっても大きな経験になりましたし、その作品がたくさんの方に届いて幸せに思います。最後までこの映画を盛り上げていただけると嬉しく思います」、八木が「何度観ても飽きない、中毒性のある作品だと思います。帰り道はぜひリトグリさんの「紅」の余韻にひたりながら帰っていただければ」、井澤が「まず、僕がこの場所に登壇させていただいたことを幸せに感じています。観れば観るほど味わい深い映画だと思いますので、これからもよろしくお願いします」、監督が「僕は、何を作るかよりも誰と作るかが重要だと思ってて。映画はある種一期一会ですが、集まったメンバーが素晴らしかったので、それが映画の力になったと思ってます」と作品をPRし、舞台挨拶は終了した。

取材・文/華崎陽子




(2024年1月27日更新)


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(C) 2024『カラオケ行こ!』製作委員会

『カラオケ行こ!』

▼TOHOシネマズ梅田ほか全国にて上映中
出演:綾野 剛 齋藤 潤 芳根京子 橋本じゅん やべきょうすけ 吉永秀平 チャンス大城 RED RICE(湘南乃風)
八木美樹 後 聖人 井澤 徹 岡部ひろき 米村亮太朗 坂井真紀 宮崎吐夢 ヒコロヒー / 加藤雅也(友情出演) 北村一輝
原作:和山やま(ビームコミックス/KADOKAWA 刊)
監督:山下敦弘
脚本:野木亜紀子
主題歌:Little Glee Monster「紅」(Sony Music Labels Inc.)

【公式サイト】
https://movies.kadokawa.co.jp/karaokeiko/

【ぴあアプリ】
https://lp.p.pia.jp/event/movie/242141/index.html