日本版声優、生田絵梨花が大阪で舞台挨拶に登壇！
主題歌「ウィッシュ～この願い～」を
映画館で初歌唱！
映画『ウィッシュ』大阪舞台挨拶レポート

創立100周年を記念して、ウォルト・ディズニー・カンパニーが製作したミュージカルアニメーション映画『ウィッシュ』が、12月15日(金)より、TOHOシネマズ梅田ほか全国にて公開される。どんな願いも叶う王国ですべての願いを支配する王様から、みんなの願いを取り戻す少女アーシャの冒険を描く。

『アナと雪の女王』を手がけたクリス・バック＆ファウン・ヴィーラスンソーンが監督を務め、『ウエスト・サイド・ストーリー』のアリアナ・デボーズがヒロイン・アーシャを演じている。そして、日本版声優として、ヒロインを演じる生田絵梨花に加え、福山雅治、山寺宏一、檀れいら豪華キャストが名を連ねている。

そんな本作の公開に先立ち、12月8日(金)、TOHOシネマズ梅田にて、本作の大阪プレミアが行われ、主人公アーシャ役の日本版声優を務める生田絵梨花が登壇。劇中歌｢ウィッシュ～この願い～｣を映画館で初めて生歌唱した。

アーシャをイメージしたラベンダーカラーの華やかなドレスに身を包んだ生田が登場すると、会場を埋め尽くす約700人の観客からの割れんばかりの拍手が。1スクリーンのキャパシティとしては日本一となる劇場の客席を前に生田は「すごく大きな映画館ですね。すごい迫力」と驚きが隠せない様子。

映画の公開がいよいよ1週間後に迫る中、大阪プレミアに登壇したことについて、「ドキドキでいっぱいですが、最近"あの曲いいよね"、"楽しみにしてるね"とよく周りの人たちに言っていただけるので、いち早く皆さんに届いてほしいという気持ちです」と公開を楽しみにしているよう。映画をすでに鑑賞しているという生田は、「自分が声を吹き込んでいるので最初は緊張していましたが、途中からはそれを忘れてしまうぐらい作品にのめり込んでいて、感動しました」と作品をアピール。

また、主人公の"アーシャ"については「まっすぐで優しくて、周りを巻き込んでしまうほどの熱い想いを持っていて、でもお茶目な一面も持っている子なので、親近感を持てるキャラクターだと思います」と魅力を語る。

さらに主人公アーシャの願いに応え、空から舞い降りた願い星"スター"が、実は世界から愛され続けている"ミッキーマウス"から着想を得たキャラクターであることに触れ、「スターがいつも見守ってくれていると感じられるんですが、ということはミッキーが、ディズニー作品がいつもそばで見守ってくれていると思うと胸が熱くなりました」とディズニー愛にあふれるコメント。

「大阪・光の饗宴 2023」のイルミネーション点灯式以来の大阪となった生田。映画のテーマ"願い"にちなみ大阪で叶えたい願いについて聞かれると、「関西弁に憧れがあって、喋れるようになりたいです」と関西の観客のハートをわしづかみする回答。さらに「大阪の皆さんに教えてほしいんよ。喋りたいねんけど、これであってるかい？」とキュートな関西弁を披露すると、会場全体が大盛り上がりとなった。

生田が劇中で歌う「ウィッシュ～この願い～」は、どんな願いも叶う王国で、魔法で願いをかなえてくれるはずの王様が、実はみんなの願いを支配していたという、王国の真実をただひとり知ってしまったアーシャが「みんなの願いを取り戻したい」と夜空に向かって強く星に願うシーンで歌われる重要な楽曲。「最初は迷いや不安があったが、この曲を経て心情が大きく変化していくので、"あきらめることはない"に強い思いを込めて歌っています」と語った。

そんな生田の思いが詰まった歌詞"あきらめることはない"の振り付けに注目が集まっており、上手く踊るポイントについて聞かれると、「3回のサビがあるんですけど、だんだん強くなっていくのが大事だと思うので、最後はもう、思いきり振りかぶって落とすのがコツになります」と教えてくれた。

その流れでMCから大阪のファンの"願い(ウィッシュ)"としてぜひ"あきらめることはない"の振り付けを含めた生歌唱をリクエストされた生田は「みんなが聞きたいんやったらええで。ほな歌いましょか」とまさかの関西弁で快諾。会場中が生田のサービス精神に大喜びで、生歌唱を求める大きな拍手に包まれた。

劇中歌「ウィッシュ～この願い～」を生歌唱すると、生田の繊細且つパワフルな歌声と、熱い想いが詰まったパフォーマンスに、会場は力強い一体感が生まれ、感動に包まれた。生田のパフォーマンスもどんどんと力強くなり、アーシャの心優しさと彼女の芯の強さの両方を見事に体現した圧巻のステージに、大喝采の拍手が鳴り響いた。

熱気がまだ冷めない会場を前に、歌い終えた生田は、「これからの上映を楽しみにしてもらっている空気感と、一生懸命届けたいという強いパワーが充満していて、すごく楽しいひとときでした」とコメント。最後に、「願いを信じる大切さを感じましたし、この作品が皆さんの支えになるものになればと思います」とメッセージを送り、温かい拍手に包まれながらイベントは終了した。

（2023年12月11日更新）