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ホーム > NEWS > 主演の岡山天音、原作者のツチヤタカユキらが 大阪で舞台挨拶に登壇!“伝説のハガキ職人”と 言われたツチヤタカユキの自伝的小説を映画化 映画『笑いのカイブツ』大阪舞台挨拶レポート


主演の岡山天音、原作者のツチヤタカユキらが
大阪で舞台挨拶に登壇!“伝説のハガキ職人”と
言われたツチヤタカユキの自伝的小説を映画化
映画『笑いのカイブツ』大阪舞台挨拶レポート

2015年からコンテンツ配信サイト"cakes"で連載し書籍化された、"伝説のハガキ職人"と言われたツチヤタカユキの自伝的小説を映画化した『笑いのカイブツ』が、2024年1月5日(金)より、シネ・リーブル梅田ほか全国にて公開される。10代から大喜利番組に投稿し名を馳せるまでになった青年が、作家見習いになるものの笑いを追求できない大人の世界を離れ、自分の新たな道を模索していく様を描く。

TVドラマ『鈴木先生』の滝本憲吾が監督を務め、岡山天音が主演を務め、松本穂香、前田旺志郎、菅田将暉、仲野太賀らが共演する話題作だ。そんな本作の公開を記念し、11月28日(火)、シネ・リーブル梅田で、主演の岡山天音、原作者のツチヤタカユキ、滝本憲吾監督が完成披露上映会の上映前に登壇し、舞台挨拶を行った。

まずは岡山が「ようやく皆さんに届けられる日が来たことを嬉しく思っています」、監督が「岡山天音さんとツチヤさんの原作のパワーで、すごく力強い映画ができたと思っています」と挨拶。一方、ツチヤは、「普段観にきてる劇場で自分の映画を上映してもらって光栄です。ここからはヤラシイ話になりますが」と前置きし、「こちらの劇場には結構な金額を使わせてもらったので、『笑いのカイブツ』が上映される際には、社をあげての何かしらの特別扱いをしていただけたら」とお願いし、場内からは拍手と笑い声が起きていた。

ツチヤを演じた岡山は、ツチヤに対して「自分と遠い存在だと感じなかった」と言い、「わかるという感覚があった。カイブツにシンパシーを感じるのはどうなのかわかりませんが、主人公として存在感のあるキャラクターなので、監督と細かく積み上げて作った」と振り返っていた。

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岡山のコメントを受けてツチヤは「普段の岡山さんは、すごく穏やかでジェラートピケみたいな」と笑わせ、「優しく包みこんでくれる。映画になると真逆にメーターを振り切っていて、才能がえげつないと思った」と絶賛。現場を見に行った時も「「あしたのジョー」のラストの、灰になってるみたいな状態」だったと、岡山が集中のあまり燃え尽きていたことを明かした。

それを受けて岡山も「(撮影中は)しんどかったですね。終わってからもしばらくぼーっとしてしまう状態だった」と振り返ると、監督は「最高でした」と称賛していた。

また、菅田将暉や仲野太賀ら同世代のキャストとの共演について岡山は、「僕は16歳の時に初めてドラマに出演したんですが、菅田くんや太賀くんが同級生役だった」と思い返し、「自分の中のカイブツと対峙する現場だったので、みんながいつもの温度で接してくれるのが救いだった。とても温かかった」と、彼らの存在に助けられていたようだった。

そして、岡山の大阪弁での演技についてツチヤが「関西の人かと途中まで思ってた」と言うと岡山は「ほんとに大変でした。ハードル上げないでください」と謙遜。さらに、本編を観たツチヤは「映画化されたらマイルドな表現になるだろうと思ってたら、尖り散らしたまま映画化されてるので、原作への愛を感じて幸せな気持ちになった」と褒めたたえていた。

最後に、ツチヤが「皆さんは世界で最初にこの映画を観るんです。皆さんの特別な熱のこもった応援がないと3人は路頭に迷います。皆さんも社をあげての応援をよろしくお願いします」、監督が「2時間たっぷり岡山天音さんを堪能してください」、岡山が「ひとりひとりにこの作品が届くんだと思うと感慨深い気持ちになる。こんな風に命を繋いだ人間がいたことを心の片隅に置いてもらって、思い思いに楽しんでもらえたら。今日を迎えられて嬉しく思います」と作品をPRし、舞台挨拶は終了した。

取材・文/華崎陽子




(2023年11月28日更新)


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Movie Data

(C)2023「笑いのカイブツ」製作委員会

『笑いのカイブツ』

▼2024年1月5日(金)より、シネ・リーブル梅田ほか全国にて公開
出演:出演:岡山天音、片岡礼子、松本穂香、菅田将暉、仲野太賀 ほか
原作:ツチヤタカユキ「笑いのカイブツ」(文春文庫刊)
監督・脚本:滝本憲吾

【公式サイト】
https://sundae-films.com/warai-kaibutsu/

【ぴあアプリ】
https://lp.p.pia.jp/event/movie/206176/index.html