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竹野内豊&山田孝之、石橋義正監督らが登壇!
映画『唄う六人の女』大阪舞台挨拶レポート

竹野内豊と山田孝之がW主演を務めるサスペンススリラー『唄う六人の女』が、大阪ステーションシティシネマほか全国にて上映中。山道での車の事故をきっかけに、深い森の中でミステリアスな6人の女性たちに囚われた、正反対のふたりの男性の姿を描く。

『オー!マイキー』『ミロクローゼ』など、数多くの映像作品を手がけた石橋義正が監督を務め、水川あさみ、桃果、武田玲奈、竹中直人らが共演している。そんな本作の公開を記念し、10月29日(日)、大阪ステーションシティシネマで、W主演の竹野内豊・山田孝之ほか石橋義正監督と6人の女のうち、"見つめる女"役の桃果、"包み込む女"役の武田玲奈が上映前に登壇し、舞台挨拶を行った。

まずは、竹野内が「監督が構想から数年がかりで作った作品です。ぜひ最後まで楽しんでください」、山田が「昨日、東京で2回、今日は奈良でも舞台挨拶をして、大阪で2回目。全部の会場が満席で嬉しいです。機嫌がいいです。よろしくお願いいたします」と上機嫌で挨拶し、舞台挨拶は始まった。

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『太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男』以来の久しぶりの共演となる竹野内と山田に互いの印象を尋ねると竹野内は、「10数年前に戦争映画で1度共演して。その時から異質な空気感で...」と言いかけ、山田が「もうすっと言うんですね(笑)。奈良ではすごく言葉を選んでいたのに、もういいんですね」とつっこむ場面も。

続けて、竹野内は「内に秘めているものが同世代の役者さんとは違う。その時も今回もプライベートで仲良く話すような役柄ではなかったので、仲が悪いわけじゃないですが、撮影中は一切話すわけではなく。本当に素晴らしい役者さんだと思います」と称賛。山田は「嬉しいです」と喜び、「竹野内さんは多くを語る方ではないんですが、異質なほど穏やかでおおらかな方。見てるだけで勝手に和むので、いつも遠目で見ています」と笑顔で語っていた。

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そんなふたりについて監督は、「観ていただくとわかると思いますが、役柄にぴったり」と言うと山田は苦笑い。それを見た監督は「ぴったりに演じてくださって、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。今となってはこのふたりしか考えられない」と称賛。山田は笑いながら「お褒めいただきありがとうございます」と返していた。

以前から石橋監督の作品に出たいと思っていたという竹野内は、知人から石橋監督の『ミロクローゼ』を勧められたそうで、「独創的な世界観で面白かった。でも、僕はこういう監督とは縁がないんだろうなと思っていたら、その数年後にお声がけいただいて。新たな自分を発見できるのではというワクワク感があった。声をかけていただけて光栄でした。ありがとうございました」と出演への喜びを語っていた。

そして、桃果と武田にそれぞれが演じた役柄について尋ねると、"見つめる女"を演じた桃果は「純粋無垢で、子どもみたいな役。お芝居している時も純粋でいようと心掛けていた。(山田孝之演じる)宇和島から嫌なことをされても、純粋な気持ちを保って演じようと思っていた」と語り、"包み込む女"ともう1役を演じた武田は「撮影場所も衣装も全然違っていて、細部までこだわった衣装の力で自然と切り替えることができた」と振り返っていた。

また、本作の見どころについて竹野内は、「皆さんご存知の役者さんが出ていますが、そういう固定概念や情報を無しにして、この映画を心で感じて、心の目で観てほしい」と力強くアピール。それを聞いた監督は大きく頷き、「その通りで、映画を観るというより体験してほしいという思いで作ったので、大きなスクリーンで映画を体験してほしい」と語った。

その一方で山田は、「6人の女には台詞がないんです。台詞がない中で表現するというのはすごく難しいこと。今日はいませんが、水川あさみといううるさいやつが出てて。僕も22年前から知ってますが、ずっとしゃべるんです。今回、台詞がないから溜まってたのか、空き時間はべらぼうにしゃべるんです。それがうるさい。それをうるさいと思いながらも集中してやった俺の芝居です。よくできたなと思ってます」と恨み節からの自画自賛でしめていた。

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最後に竹野内が、「コロナ禍以降、誰しもが人生を見つめ直したと思う。監督がこの映画に込めた意識の奥深くに響く大切なメッセージを心で受け取ってもらえたら」、山田が「とにかく山田孝之の芝居がすごく上手い。山田孝之って絶対こんな人じゃないのによくこんなことできるな。しかも現場では水川あさみがうるさかったのに、すごい集中力だなと感じてもらえれば。それでは、これからその一部始終をご覧いただくということでお楽しみください」、監督が「まずはキャストの皆さんの素晴らしいパフォーマンスを楽しんでもらえたら。人間と自然の共生についてみんなで考えたい、それを未来に繋げたいという思いでこの映画を作りました」と作品をPRし、舞台挨拶は終了した。

取材・文/華崎陽子




(2023年10月29日更新)


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Movie Data



(C)2023「唄う六人の女」製作委員会

『唄う六人の女』

▼大阪ステーションシティシネマほか全国にて上映中
出演:⽵野内豊 ⼭⽥孝之 / ⽔川あさみ アオイヤマダ 服部樹咲 萩原みのり 桃果 武⽥玲奈
⼤⻄信満 植⽊祥平 下京慶⼦ 鈴⽊聖奈 津⽥寛治 ⽩川和⼦ / ⽵中直⼈
監督・脚本・編集:⽯橋義正
脚本:⼤⾕洋介

【公式サイト】
https://www.six-singing-women.jp/

【ぴあアプリ】
https://lp.p.pia.jp/event/movie/238229/index.html