日本版声優を務めた川口春奈と玉森裕太が、
大阪で舞台挨拶に登壇！
映画『マイ・エレメント』大阪舞台挨拶レポート

第76回カンヌ国際映画祭でクロージング作品に選ばれた、ディズニー＆ピクサーが手がけたファンタジーアニメーション『マイ・エレメント』が、8月4日(金)より、TOHOシネマズ梅田ほか全国にて公開される。それぞれ違う個性と見た目を持ち、個々の特性をいかして暮らすユニークな火・水・土・風のエレメントたちの冒険を描く。

『アーロと少年』のピーター・ソーンが監督を務め、日本版の声優として、エンバー役を川口春奈、ウェイド役を玉森裕太が務めている。そんな本作の公開を記念し、7月21日(金)にTOHOシネマズ梅田で行われた大阪プレミア試写会の上映前に、川口春奈と玉森裕太が登壇し、舞台挨拶を行った。

約400人の満員の観客を前に、真っ赤なワンピースに身を包んだ＜火＞の女の子・エンバーの声を担当する川口春奈と、爽やかな水色のスーツでクールに決めた＜水＞の青年・ウェイドの声を担当する玉森裕太が登場すると、会場からは盛大な拍手や声援が。

川口は、＜火＞の女の子エンバーを演じて「何から何まで分からないことだらけで、難しくて大変で、日々勉強でした。声だけで表現するというお仕事は、普段やっているお仕事とは全然別物で、自分でも殻が破れた感じがしたので、今後もっと自信を持ってお仕事できそうです」と初めて挑戦した声優の仕事についての興奮をアツく語った。

＜水＞の青年ウェイドを演じたピクサーファンの玉森は「普段出さない声量や出さないテンションの声がたくさんあったので、苦労しつつも楽しみながら挑みました」と声優への挑戦の感想を語った。

すでに作品を鑑賞しているふたりは、火・水・土・風のエレメントが暮らす色鮮やかなエレメント・シティで、決して触れ合うことができない正反対のエンバーとウェイドが出会う本作の感想を聞かれると、川口は「触れ合うことができないふたりが心を通わせてどんどん距離が縮まっていくその様子がすごくロマンチックで可愛くて、キュンとして、ほっこりしました」、玉森は「めちゃくちゃキュンキュンしました。エンバーとウェイドのストーリーがどうなっていくかはもちろん、本当に映像が美しくて、また見たいなと思っています」と、ピクサー史上最もロマンティックな映画であることや映像の美しさなどの魅力を語った。

さらに、注目して欲しいシーンを聞かれると、川口は、「見どころはたくさんありますが、エンバーの家族愛をぜひ見てもらいたい」、玉森は、「ふたりがデートしているシーンや、火と水ふたつのエレメントの特徴を表しているシーンがすごく印象的で可愛いと思った」と語り、会場の期待が高まった。

いろいろなエレメントが暮らす世界を現実世界と重ね合わせ、長崎出身の川口、東京出身の玉森に、大阪での人や街との出会いのエピソードを聞かれると、川口は「人見知りで緊張しがちな私にとって関西の人の近い距離感や親しみやすい感じが、リラックスできる」と話し、来場者もほっこり。一方で玉森は、「最近、鶴橋の商店街でお買い物をしていたら、隣のお店のおばちゃんに、"もうそっちなんかええからこっちきい。こっちのほうが美味しいで！"と声を掛けられびっくりした。でも、そんな様子にパワーを感じた」というエピソードに、会場が笑いに包まれた。

来場者からの質問に答えるコーナーでは、「日本版エンドソング「やさしい気持ちで（マイ・エレメントver.）」にちなんで、ふたりが優しい気持ちになるのはどんな時ですか？」という質問に川口は、「夜中に動物や赤ちゃんの動画を見ている時」、玉森は「お風呂上りにふわふわのバスタオルに包まれた時」という回答に会場中がほっこりした。

続いて、「推しのエレメントは？」という質問に川口は、「火です。こんなこともできるんだ！ということが火には多いと思います」、玉森は「水です。ウェイドに思い入れが強いのはもちろん、僕自身にも"流れのままに"という考えがあって」と答えた。さらに、「マイ・エレメントの世界に入れたら何がしたいですか？」と聞かれると、川口は、「ウェイドの実家が楽しそうなので、あそこで子ども心に戻って遊んでみたい」と答え、玉森は「スポーツ観戦のシーンが出てくるのですが、風ならではのスポーツをしてみたいと思った」と本作のヒントになる答えに会場中の期待がさらに高まった。

最後に、これから本作を楽しむ人々に向けて川口は「自分では気づけなかった才能や可能性、一歩踏み出す勇気をこの映画から受け取ってもらえたらと思います。笑って、ほっこりして、癒されて、キュンとしてもらいながら、たくさん心のデトックスになればと思います」、玉森は、「見終わった後にまた明日頑張ろうと思えたり、家族や友人をもっと大切にしようと思える映画になっています。大切な人と何度でも見ていただきたいです」とメッセージを贈り、大盛況のうちに大阪プレミアの幕は閉じた。

（2023年7月24日更新）