『TBSドキュメンタリー映画祭 2023』京都初開催
を記念し、森且行らが京都で舞台挨拶に登壇！
「5人が頑張ってくれているから僕も頑張ろうと
思える」映画『オートレーサー 森且行
約束のオーバルへ』京都舞台挨拶レポート

歴史的な事件や今起きている出来事、市井の人々の日常を追い続け、テレビでは伝えきれない事実や声なき心の声を、記者、ディレクターたちの熱い思いと共にドキュメンタリー映画として世の中に発信し続けるべく立ち上げられた「TBS DOCS」のもと、『TBSドキュメンタリー映画祭 2023』が開催中。アップリンク京都にて5月25日(木)まで開催されている。

そんな本映画祭の京都での初開催を記念し、5月13日(土)にアップリンク京都にて、『オートレーサー 森且行 約束のオーバルへ』の上映後に、森且行と穂坂友紀監督が舞台挨拶を行った。

森が登場するや観客からは「かっこいい」と声が漏れ、悲鳴のような歓声があがり、森も「熱気を感じる」とこぼすほど。まずは、こうして映画として公開されたことについて森は「監督が追いかけてくれたおかげでここに立てているので、監督に感謝です」と監督への感謝を述べると、観客からも監督へ温かい拍手が。

そして、森がオーバルへ戻ってきた時の思いを問われると監督は「レース場でカメラを回していましたけど、走る前から涙涙でした」と当時を語り、「転ばないで」と願っていたそう。しかし、結果は「転ばないで」どころかぶっちぎりの1着。観客からは大きな拍手が。

それを受けて森は「レース前はちょっと弱気になっていた」と語り、「監督には無事にゴールしてくる」と自信なさげに言っていたそう。でも「ヘルメットを被ったら変身できた」と言い、SMAPの仲間たちの言葉にも励まされたと言う。

香取慎吾からは「人生死ぬまでチャンスあるから負けてもいいよ」、つよポンこと草なぎ剛からは「復帰できたら勝ちだよ」とメッセージをもらい、「プレッシャーがなくなって。楽しもうとレースに臨んだらぶっちぎりの1着でした。なんてかっこいいんですかね？ 僕って」と森がおどけると、観客からは歓声と拍手が起きていた。

そんな森を強く突き動かす原動力を問われると森は「オートレースがすごく好きだということと、やっぱり(SMAPの)5人の存在です」ときっぱり。「5人が頑張ってくれているから僕も頑張ろうと思える。彼らの存在はすごく大きい。それが一番大きい」と断言していた。

実は続編に向けて撮影を続けているという監督。ふたりの掛け合いからも仲の良さが伝わってくるが、カラオケに行くこともあるそう。森の歌を生で聞いているという監督に森の十八番を聞いてみると「「笑顔のゲンキ」は絶対に歌う」そうで、監督自身は「「君色思い」が好き」と言うと、客席からは歓声が。しかも「ここは誰のパートという説明付きで、上半身は振り付けあり」と明かされると大きな拍手が起きていた。

また、観客からの質問コーナーでは「人に優しく強くいられる理由」を問われ、森は「全てを経験してきたからかな。痛みも辛いことも楽しいことも全てを経験してきたから、人に優しくできるのかなと思います」と答えると、観客は「やっぱりSMAPだからだと思います」と返し、森は「それが聞きたかったんだね」と笑っていた。

最後に、森が「オートレースの売上が厳しい状態なので、僕も頑張って車券に絡みたいと思います。でも僕の車券は程々に。文句を言われると、ノミの心臓だからグサッときてしまうので(笑)。オートレースを盛り上げるために、こうやってファンの皆さんの前に来た時はまた遊びに来てほしいと思います。これからも頑張って走りますので、オートレースを少しでも応援してもらえたら嬉しい」と意気込みを語り、舞台挨拶は終了した。

取材・文／華崎陽子

（2023年5月13日更新）