萩原利久＆八木勇征が登壇！
『劇場版　美しい彼～eternal～』
大阪完成報告舞台挨拶レポート

凪良ゆうの小説『美しい彼』シリーズを原作に、第59回ギャラクシー賞でマイベストTV賞第16回グランプリに輝いたドラマの続編となる『劇場版　美しい彼～eternal～』が、4月7日(金)より、TOHOシネマズ梅田ほか全国にて公開される。紆余曲折を経て、ひとつ屋根の下で暮らし始めた平良一成と清居奏のすれ違いを描く。

ドラマ版に引き続き、監督は酒井麻衣、脚本は坪田文が務める。萩原利久と八木勇征がW主演を務め、高野洸、落合モトキらが出演。そんな本作の公開を前に、3月24日(金)、TOHOシネマズ梅田で、萩原利久と八木勇征が上映後に登壇し完成報告舞台挨拶を行った。

満員の観客からの大きな拍手を受けて登壇したふたり。観客からの反応について聞かれ、八木が「シンプルに嬉しいです。こんなに大きなシアターでイベントができるなんて緊張します」と苦笑いすると、萩原も「ちょっとそわそわする。『美しい彼』の登壇イベントの中で一番大きい会場なので。すごいです」と、ふたりとも喜びの表情を見せていた。

完成した映画を観た感想を聞かれた萩原は「ドラマのシーズン1を撮っていた時は(映画化を)想像していなかった」と振り返り、「1年以上関わっていた作品なので、映画は集大成的なものとして終わりに向かって走り抜けたいと思っていた」と心情を吐露。続けて、「みんなで試行錯誤して作った作品なので、現場で感じたことがちゃんと形になったように感じて良かった」と映画にかけた思いを熱弁。

八木も「懐かしい気持ちよりも新しいチャレンジをしようとチーム一丸で作ったので、完成した作品を観た時は、シンプルに観客として楽しみながらも、撮影を思い出したりして不思議な感情で観た」と振り返り、「いい作品に巡り合えた。利久と『美しい彼』の世界観の中でまたお芝居ができてめちゃくちゃ楽しかった思い出が蘇った」と懐かしそうに語っていた。

ドラマのシーズン1からシーズン2、さらに映画と波が広がっていったことについて聞かれると萩原は「ドラマの時はOAごとに感想や反響がSNSを通じて目に見えていたから、届いている、見てもらえていることを感じながらここまできて、たくさんの人に観てもらえていたんだな」と感慨深げに語り、「こんなに大きい会場で舞台挨拶ができたのも波が広がったからだと思うので、いつもいつもありがとうございます」と観客に感謝の気持ちを述べると、会場からは大きな拍手が起きていた。

また、『美しい彼』でお馴染みのアヒル隊長について聞かれると、ふたりとも「持ち帰りました。家にあります」と即答。萩原は「キッチンにいます」、八木は「クランクアップの時にもらったお花をドライフラワーにしてもらったので、それの横にいます」と家での置き場を話す場面も。すると萩原は「そんなことしてたの？」と驚きの表情を見せていた。

そして、「大阪について〇×クイズ」の中で「大阪に来たら食べたいものがある」か聞かれると、ふたりとも◎。萩原は「551が食べたい」と言い、「今日は食べられたので、ミッションクリアです。2個食べました。最高です」と笑顔で語っていた。八木は「りくろーおじさんのチーズケーキ」と言い、「ホールで食べる」と言うと会場からは驚きの声があがっていた。

続けて、「言ってほしい関西弁がある」という質問についても、ふたりとも◎。すると、八木が「めっちゃ好きやで」と言うと、萩原は「ちょっと待って。俺もそれ言おうと思ってた！」と興奮気味にツッコミ。萩原が関西弁で「めっちゃ好きやで」と言うと、客席からは歓声が上がっていた。一方、八木に言ってもらう言葉を萩原が客席に問いかけると「愛してんで」と返答があり、八木が関西弁で「愛してんで」と言うと大きな歓声が上がっていた。

最後に萩原が「最速で『劇場版　美しい彼～eternal～』を観てもらえて嬉しいです。1年ちょっと続いてきた『美しい彼』という作品を愛してくださっている皆様に楽しんでもらえるよう、試行錯誤して作りました。劇場公開してからも引き続き、『美しい彼』を愛してもらえると嬉しいです」、八木が「『美しい彼』は、今後もずっと僕の中に残っていく作品です。こうして利久と出会えたことも、『美しい彼』を愛してくださる皆さんと出会えたのも奇跡だと思っています。皆さんに愛していただける作品ができて幸せです」と作品をPRし、舞台挨拶は終了した。

取材・文／華崎陽子

（2023年3月24日更新）