NEWS

ホーム > NEWS > 映画『あしやのきゅうしょく』関西先行公開 記念舞台挨拶に主演の松田るからが登壇!

映画『あしやのきゅうしょく』関西先行公開
記念舞台挨拶に主演の松田るからが登壇!

兵庫県芦屋市の市制施行80周年を記念して企画された、芦屋市の給食をテーマにした人間ドラマ『あしやのきゅうしょく』がOSシネマズミント神戸、テアトル梅田、アップリンク京都ほか関西先行で上映中。学校ごとに専任の栄養士を配属し、オリジナル献立の給食を提供する芦屋市の取り組みを基に、新人栄養士の奮闘をと“食”を通して繋がっていく人々の姿を描く。NHK連続テレビ小説「スカーレット」や「仮面ライダーエグゼイド」のヒロイン役で注目を集める松田るかが主演を務め、子どもたちに美味しい給食を食べてもらおうと奮闘する新人栄養士をフレッシュに演じている。そんな本作の公開を記念し、2月5日(土)に主演の松田るかと伊藤舞芦屋市長、そして白羽弥仁監督が登壇し、テアトル梅田で上映後に舞台挨拶を行った。
 
まずは、本作の成り立ちについて聞かれた白羽監督は、芦屋の給食は戦後まもなくの1950年代に、ある栄養士さんが始めたことがきっかけだと前置きし、「「芦屋の給食」というMOOK本を元に芦屋市政80周年という節目で、今芦屋が誇れるもののひとつとして給食を題材にした映画を作ることになった」と映画の成り立ちを語った。それを受け、伊藤芦屋市長は「小さい時に食べた味がその後の人生に大きく影響するという考えから手作りの給食にこだわっています」と芦屋の給食について話した。
 
大阪の印象を聞かれた松田は、朝ドラの「スカーレット」など大阪での撮影が続き、1年のほとんどを大阪で過ごした年があったと前置きし「めちゃくちゃ話しかけてくださる印象です。ひとりでご飯を食べていてもお店の方が話しかけてくださるので、温かくて嬉しい」と、関西特有の距離の近さを好ましく語った。本作の主演に決まったことは「シンプルに嬉しかった」と言い、それと同時に「芦屋市が給食に力を入れているという素晴らしい取り組みを多くの人に知ってほしい」という意気込みで臨んだと力強く語っていた。
 
そして、関西弁の演技について松田は「関西の生まれではないので、言葉が心配でした。私の演じた野々村菜々ちゃんが芦屋生まれ芦屋育ちの関西人なので、私の言葉が違うと説得力がなくなってしまうと思って、それだけは頑張りました」と関西弁に力を入れたと語っていた。それを聞いていた監督は「むしろ秋野(暢子)さんや赤井(英和)さんがコテコテの大阪弁なので、ここは芦屋だからと抑えてもらうことはありました」と笑いを誘った。
ashiya_sub.jpg
松田は休憩時間に控室へ戻らず、現場で子ども達と交流していたそうで、「現地の子どもたちの言葉を聞くのが一番だと思って、「関西出身じゃないからイントネーションが違っていたら教えて」と、子どもたちに教えてもらえて、すごく有難かったです」と裏話を披露。
 
最後に、松田が「一生懸命生きている子どもたちを大人がサポートしていく姿を温かな目線で綴っていて、温かいご飯を皆で一緒に食べる、そんな何気ない小さな幸せを感じられる作品になっております。芦屋市が給食に力を入れていることを関西のみならず日本全国、出来れば世界に伝えたいと思っています」と語り、舞台挨拶は終了した。
 
 
取材・文/華崎陽子



(2022年2月 5日更新)


Check

Movie Data




(C) 2022「あしやのきゅうしょく」製作委員会

『あしやのきゅうしょく』

▼OSシネマズミント神戸、テアトル梅田、アップリンク京都ほかにて関西先行公開
3月4日(金)より、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
出演:松田るか
石田卓也、仁科 貴、宮地真緒、藤本 泉、栗田倫太郎、小笠原拓己、芹沢 凜
堀内正美
桂 文珍
赤井英和、秋野暢子
監督:白羽弥仁

【公式サイト】
http://ashiyanokyushoku.com/

【ぴあ映画生活サイト】
https://cinema.pia.co.jp/title/188290/