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ホーム > NEWS > 織田作之助が書いたとされる幻の脚本を 錚々たる顔ぶれが結集し映画化『あのひと』 《第1回 うずまさ映画祭》にて京都先行公開へ

織田作之助が書いたとされる幻の脚本を
錚々たる顔ぶれが結集し映画化『あのひと』
《第1回 うずまさ映画祭》にて京都先行公開へ

 文豪・織田作之助が書いたとされる幻の脚本を、1990年に松竹が撮影所に設立したKYOTO映画塾1期生で『たそがれ清兵衛』(02)や『おとうと』(10)といった大傑作でプロデューサーを務めてきた山本一郎がメガホンを取り、映画化した注目作『あのひと』が、9月5日(土)~18日(金)まで、京都みなみ会館にて行われる《第1回 うずまさ映画祭》の中で、先行公開される。
 
 映画化の発端は、2012年、オダサクが書いたとされる脚本が発見されたことを新聞記事で知った、榎望(『日本のいちばん長い日』プロデューサー)、山本一郎(『おとうと』プロデューサー)大野裕之(『太秦ライムライト』を生みだした劇団とっても便利の団長であり、日本チャップリン協会会長)という錚々たる顔ぶれの3名が中之島図書館へ足を運んだのがきっかけ。その後、専門家によって、織田作之助の未発表作であると認定されたことでも話題となった1作だ。
 
 出演は、田畑智子、福本清三、峰蘭太郎、神戸浩、劇団とっても便利のメンバーら。戦時中に執筆されたと考えられる映画化されなかった幻の脚本が、戦後70年の今年ついに映画化され公開。第二次世界大戦が続いていた時代を舞台に、奇妙な共同生活をおくる人々をユーモラスに描いた意欲作にご注目いただきたい。9月5日(土)、6日(日)、12日(土)、13日(日)には舞台挨拶も実施予定。



(2015年9月 3日更新)


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Movie Data

©2014 山本昆虫

『あのひと』

●9月5日(土)~18日(金)、京都みなみ会館にて先行公開

出演:大野秀典/鷲尾 直彦 杉山 味穂/中島 ボイル 上野 宝子
   大野 裕之 川嶋 杏奈/多井 一晃 彩ほのか
   峰蘭太郎 福本清三/神戸浩 田畑 智子
監督: 山本一郎
プロデューサー:榎望

モノクロ、スタンダード、87分、デジタル上映

※《第1回うずまさ映画祭-太秦の歴史・現在・未来-》詳細はこちら
http://kyoto-minamikaikan.jp/archives/22617